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いつかの夢と僕らの日常  作者: 古屋
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一章 十六話 作戦変更

────冬陽視点


作戦が開始されてもすぐに転移で戻ってこれるし、ちょっと森の奥にある神社まで散歩しよ。あっちの方は空気と景色が綺麗なんだよね。


『シオン、聞こえるかしら』

『なんでしょうか』

『作戦変更よ。あなたが制圧した場所に戻ってきて』


まじ?……おあずけかー。ってかこっち着いたこと知らせるの忘れてたや。




「お帰りなさい。廃墟群を拠点にしている制圧予定のグループが留守みたいだから、作戦を周辺探索に切り替えたのよ。で、あっちで地下への入り口を見つけたから、みんなで探索しましょ」



ジャミングさんと念話さんと亜羅汰くんが外でお留守番してるみたい。なんでも、相性最悪兄弟がまだ着いてないらしいんだよね。岩さんは別行動してるみたいだし。


「自然の洞窟みたいですね」


ということで、残りのメンバーで地下通路を探索してるんだけど、なんか自然と人工が混ざっててめっちゃワクワクする。ピクニックみたい。


「けど、めっちゃ幅広いですよね」

「なんか、遠足みたいですね」

「遠足じゃないし、足元が暗くて危険だから気をつけろよ」

「はーい」


あ、遠くから風鈴の涼しげな音が聞こえる。


「風流ですねぇ」

「なにがだ?」

「風鈴の音きこえるじゃないですか。チリンチリンって」


みんなが歩みを止めて顔を見合わせる。確かに、こんなところで風鈴は無理があるわ。浮かれてて警戒切れてた。


『多分能力です。罠ですかね。この先に人の気配はしないけど、気を付けてください』


侵入者検知の能力だね。監視カメラみたいにも出来るみたい。さっきの音が起動の合図だって。


『それなら、冴木さんは障壁を』

『あの、あっちの方に隠し扉があるみたいですよ。どうします?』


絶対会話、生き物と会話できる能力で教えてもらったみたい。この兄妹めっちゃ能力派生してるじゃん。最高。


『たぶんこのまままっすぐ行っても行き止まりになってそうなので隠し扉の所へ行きましょうか』

『こっちです』

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