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創世の魔王とコアの秘術  作者: あおい聖
建国、アルト奔走編
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16話 増える人口

 新国家として着実に力をつけつつあるクレアシオーネ。初めは里を焼かれた多くのリーフエルフが各都市とりわけティアーネに与えられた街へと集中した。そして何処からか聞きつけてきた竜牙の関係者や後を継げずにいた農家の者たちも加わり、首都クレアの人口は1000人を超え、リバレストが約800人、フルスが530人、エッセンラントが380人となり、総人口が2842人となっていた。


 首都クレアやエッセンラント、それにリバレストの開発が進めばかなりの物となる。そしてシーエルフも加わる予定であるのだから人口がさらに増えるのは予想されていた。



「シーエルフの者たちが来るにはまだかかりそうだけど、エッセンラントの農地の開発は早めに進めた方が良いね」



 数々の書類の山から1枚1枚読み、良ければサインすると言う作業をしながらクレスが口を開く。



「それもあるけど、信頼できそうな商人を見つけ商業の発展も必要だよクー」



 同じように書類を処理していたナディアが意見する。更に姉であるティアも話に加わる。



「そうですわ。食料の確保に運営費の捻出・・・クレイや仲間たちの中に内政にたけた者が居てくれるといいですわね」



 書類をひと段落させたクレスは2人に視線を向け



「そろそろお昼を取ろうか? ここで僕らだけ頑張っていてもしょうがないしね」



 書類仕事の為手伝えないでいたライラが一息つき



「アドルト様が何人か就職できなかった貴族の3男以下の者たちや商人へ働きかけてくれていますから、しばらくすれば余裕が出来てきますよ」



「ライラ、多分その者たちの身辺調査や素行調査なんかで忙しくなると思うわよ?」



 ナディアがいやそうな表情でそう告げる。ライラも気が付いたのかナディア達へ向け頭を下げた。



「内政をするにしてもまずはここリバレストを整えてからとなるかな?」



「そうね。ゴブリンたちをどうにかするためにもここ都市を回せるくらいに整えないとね」



 クレス達が作業を止め雑談していると配膳用の台車を押したムントとその後をついてくるアムがノックをして執務室へと入って来る。



「お待たせしたのですよ。そっちに持って行くと書類にこぼす恐れがあるのです。だからこっちに来て下さいなのです」



 アムが手招きする。その間にムントはサンドイッチをそれぞれのトレイの乗ったお皿に盛りつけて行く。



「さあ、準備が整いました。お飲み物は何になさいましょうか?」



 全てのトレイに乗せ終わるとクレス達へと向き直り、それぞれの飲み物の希望を聞いてポットなどからカップへと注いでいく。昼を少し回った時間のひと時であった。

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