31話 今後
クレス達は案内された食堂で夕食を取りながら拠点の施設を確認していた。
「なるほど、北中央に城や兵舎、北東部が鉱山区、北西部が居住区、南部が農業区、中央が商業駆となり、内城壁はブレインとバスターに開門権限、外城壁は内城壁の2体とガイア、フォートに権限・・・いいんじゃないかな?」
クレスの言葉にブレインは頭を下げ
「有難うございます。勿論、御屋形様は両方を開けることが可能にしてあります。」
クレスは頷き、顔をティアへ向け
「姉様、数日後に訪れるであろうリーフエルフには南部を使って農業をお長居してもらってもいいかな?」
「ええ、南部の東西2区を自由に使っていいのよね?」
クレスは頷き、ブレインへと視線を向け
「僕の留守の間は、建物などを造る場合にはブレインと相談してください。【錬金術】【工業魔術】にて作成すれば時間の短縮となるでしょうから。」
「であれば、ティア様にガイア02をお付けいたしましょう。」
ブレインの言葉にティアは微笑み
「有難う。あてにさせてもらうわ。」
ナディアはブレイン達が確保した材料を確認してクレスへと顔を向け
「これだけの量が有ればストライク、ガード、それにガイアを増やせるんじゃないか?」
「そうだね。まあ夜の間に造るつもりだね。だから明日はディアに全権を任せるよ。」
するとナディアは苦笑いをして
「アハハハ、無理しないでね?」
「いや、今後の展開も考えて今のうちに無理はするべきだと思う。その分後で休ませてもらうけどね。」
クレスは舌をチョロっと出し言葉にする。クレスは夜の内に戦力を整え【ゴブリンの氾濫】に備えようとしていた。それが分かっている皆は励ましの言葉を掛けるだけで、誰も止めようとはしない。それが有るとないとでは今後の戦力に大きな影響を及ぼすことが分かってのことである。
更にクレスは頭の中で戦力の中に斥侯がいないことを危惧してあれこれと考えをしながらホークへと視線を向ける。するとホークに考えが伝わったように口を開いた。
「クレス様、私めにも配下をいただきたく思います。偵察するにも1人では限界がありますから。」
「うん。そうだね。何か希望はあるかな?」
ホークはテーブルへと視線を落とし材料の目録を見て
「【スカウトバード】を2体、潜入も考えた【オートマタ】を3体、【オートマタ】には言語理解のスキルもお願いしたいですな。」
「分かった。【スカウトバード】は問題ない。俊敏や何かを考えると【オートマタ】は【クローキャット】の肉を使った方が良いかな・・・うん何とかなりそうだね。」
クレスは頭の中でシミュレーションを行い結論を出した。




