表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創世の魔王とコアの秘術  作者: あおい聖
姉弟再会、拠点作成編
56/110

17話 領主ネモ

 クレス達は今【クルス】にある領主の館の談話室へと案内されていた。クレス、ナディア、ライラの3人がここに居た。ムントやアムを始め【ガーディアン】は【ホワイトノア】に残り、その警護に当たっていた。またホークは上空より周囲を窺っていた。


 ティアとクレイは別室へと連れて行かれ、【ホワイトノア】を降りる前にクレスに関することは口止めしてある。



「遅い。何をしているんだ。何を!」



 苛立ちを見せ始めたライラへナディアが紅茶を入れたティーカップを差し出すと



「ほら、これでも飲んで落ち着きなさい。」



「これが・・・すっすいません。気が付かずに!」



 怒鳴り返そうとしてナディアであることに気が付き、慌てて頭を下げる。



「さぁ、冷めないうちに。」



「・・・いただきます。」



 ライラは恐る恐る頭を上げ紅茶を口へと持って行き一口飲み



「ふ~」



 息を吐き落ち着いた表情へとライラは戻った。


 丁度そこへネモが扉を開け入ってくる



「いや~お待せして済まない。こっちもエルフの里が襲撃されたことでごたごたしてしまって、申し訳ない。」



 そう言ってネモは軽く頭を下げた。頭を上げるともう、申し訳なさそうな顔ではなく威厳ある男の顔へと変わり席に着く。



「お久しぶりですなナディア嬢。アドルト殿からの書状は読ませてもらった。お金さえ払えば食料の買い付けは許可する。」



「ありがとうございます。」



 ネモの許可が出たことでナディアは頭を下げる。



「本来であればティア様の恩人たる貴公らに便宜を図ってやりたいのは山々なのだが・・・」



「いえ、許可を貰えただけでも買い付けがスムーズに進みます。」



 ナディアと話をしている最中もネモは隣に座るクレスのことが気になり時折視線を向けていた。ネモとの話は【ドーパン】についてを事細かに聞かれ、一息ついたところで



「おっと、忘れておりましたな。ナディア嬢の隣に座っている男性はどういった方なのですかな?」



「申し遅れました。僕は今回アドルト様よりナディア様の護衛と輸送を依頼された冒険者でございます。」



「うむ、そうか。ではあの【陸上艇】も貴公の持ち物となるのか?」



「ええ、そうなりますね。」



「それは凄い。あれほどの物を手に入れるとなるとさぞかし高名な方なのだろうね。」



 そう言いながらネモはランクの高い冒険者の名を頭の中で思い出しては情報と合わずにけし、思い出しては・・・と繰り返していたがついに該当する者がいないことに気が付く。



「失礼とは思うが貴公のランクは幾つになるのだ?」



「【E】です。」



 クレスが答えるとネモはカクンと体勢を崩し、驚くのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ