12話 パペット
クレスの説明を聞き甲板の縁に止っていたホークが口を開く
「ふむ、それは有り得ますな。試してみるのがよろしいかと思います。昨夜の警戒で様々な魔物や【ゴブリン】を何体か倒しております。」
「格納庫?」
「はい。全て格納庫に仕舞ってあります。」
「ありがとう。」
クレスはお礼を言って駆けだした。
「クー! 朝食出来たら呼びに行くね!」
ナディアの声にクレスは手を上げて答えた。
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クレスは格納庫の何の変哲もない大きな箱【空間ボックス】の魔石部分を触り魔力を流す。すると中に入っているリストを表示させた。
「え~と、何が入っているかな? 【ラビットの肉】が3つ?【ホーンラビット】でも倒したのかな。それに【ウルフの肉】・・・6つ、結構あるな・・・魔石は【Cランクの魔石】が4つ、【Dランクの魔石】が6つ、後は【Eランクの魔石】が6つ、【Fランクの魔石】が3つが新たに増えたものだね。」
クレスは確認が終わると箱のふたを開け
「【創世コア】起動! 【Cランクの魔石】【ユニット作成】【パペット】・・・そうだな・・・ウルフ系だと戦闘系になるから・・・【ラビットの肉】【合成】【錬成】・・・」
光の中に次々と消えていき人型へと変わって行く
光が収まると華奢な人型がそこにあった。
「命名ブレイン! 【起動】」
パペットの瞳が光、立ち上がる
「【スキル選択】【言語理解】【交渉術】【錬金術】【土術】【魔力操作】付与!」
「御屋形様、ありがとうございます。」
「ブレイン、君は僕らの軍師的な役割をやってもらいたい。町についたらそれ系の本を買うから頑張って覚えてくれ。」
「仰せのままに。」
ブレインは、腕を胸へと曲げ、頭を下げた。ブレインが頭を上げるとクレスは
「靴は、予備の【レザーブーツ】で大丈夫として、他の装備は作るか。まずは着るもの【術士のローブ】で良いかな【布】【術士のローブ】【錬成】!」
次々と作りブレインへと着けさせた。
「さて、次はブレインの補佐をする者たちだね。すぐに創ってしまおう。ブレインも手伝ってくれ。」
「分かりました。コアとなる魔石は【E】でよろしいでしょうか?」
「そうだね。ホーク達も強化したいしね。それでいいと思う。」
ブレインが【空間ボックス】から2つの【Eランク魔石】を取り出す。
「私の補佐と言う事であれば、同じ素材でしょうか?」
「ああ、同じにして。」
「名前は・・・色で統一するか・・・いや、大地をイメージするガイアかな。1体目がガイア01、2体目がガイア02と続くようにしよう。」




