39話 食糧問題
クレスは【ベリーポーション】24本の報酬として28,800ブロン、金貨2枚に銀貨8枚、それと大銅貨8枚を受け取り与えられた客室へと足を踏み入れると、そこにはナディアを始めライラやムント、アムまでが待ち構えていた。
「皆さん集まって、どうかしましたか?」
クレスが訊ねるとナディアが代表して答える
「まずは座ってくれ。」
ナディア達と対面する形でソファーにクレスが座ると
「今クーが創っている【陸上艇】だったか? アレはいつ出来そうだ?」
「?・・・【ポーション】を作らなければ明日にでも・・・あっ武装はまだ先になるかな?」
クレスは武装の納品が先になるからと口にする
「動くだけであれば明日にも出来上がるのだな。」
「そうだけど? 何かあるのかい?」
するとムントが1歩前に出て
「しばらくは問題ないかと思うんですが、【ドーパン】【ガードナ】間が【ゴブリン】により封鎖されており、食料が不足してくるかと。」
「・・・なるほどね。【陸上艇】で食料を運びたいわけだ。」
ナディアが頷く。
「僕がかかりっきりで武装まで自身で作成すれば2日後には仕上がると思う。」
するとホークが口を挟んだ
「しかし、私が調査したとこによると【ガードナ】近郊にまで【ゴブリン】は展開しているようですが? 【ガードナ】はそれほど食料に余裕があるので?」
「アム。」
ナディアがアムの名前を呼ぶと、アムは何やら大きな紙を抱えクレスとナディアの前にあるテーブルへその紙を広げた。広げられた紙は【地図】・・・【天魔国周辺図】であった。
「確かに【ガードナ】には食料はそれほどないであろう。しかし、こちらの・・・」
ナディアは言葉を発しながら【地図】を指でなぞり港町【クルス】を指さした。
「・・・【クルス】になら豊富にあるはずだ。」
「でもそれは、【ガードナ】への街道が封鎖されていて・・・」
「そっちではない。ムントに調べさせたがこちらに【ゴブリン】が展開していない。」
ナディアは【ドーパン】から北東をなぞり、南へ指を降ろし【クルス】をさす。
「全く無茶をするなディアは、初めから相談してくれればホークに偵察させたものを・・・」
クレスのその言葉にナディアを始めライラたちが口を開け驚く
「・・・クレス様、トルーパ殿は【機械弓】が作れるのでしたら台車型の【ゴーレム】も作れるのでは? 歩みが遅くとも【機械弓】を持ってすれば包囲網を打ち破れるのではありませぬか?」
「それは人手が足りないから難しいね。襲われる前・・・大隊規模の戦力が有ればってことになるね。」
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次話より新章突入となります。今後ともよろしくお願いします。




