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創世の魔王とコアの秘術  作者: あおい聖
旅立ち、出会い編
37/110

37話 襲撃02

「回せ! 回せ!・・・もう少し!・・・良し! 今だ放てっ!」



 トルーパの大きな声が響き渡り「ビュンッ!」と勢いよく短槍サイズの矢が勢いよく放たれた。矢はグングン進み、それに気が付いた【ゴブリン・ナイトリーダー】が【スモールシールド】を構える・・・「防がれた」と誰もが思った瞬間、矢は【ゴブリン・ナイトリーダー】を貫き、更にその後ろを歩く【ゴブリン・ナイト】をも貫き突き抜ける。



「「「おお。」」」



 どよめく兵たちをよそにトルーパは次弾のために動いていた。



「ハンドルを回せ! 良し弦を引ききったな! レバーを降ろせ!」



 「ガコン」と音が鳴り矢が装てんされる。



「放てっ!」



 そんな作業を繰り返し、10本の矢が放ち終わるころには【ゴブリン】1体すら残っていなかった。次々とやられていく中、【ゴブリン・コマンダー】すら撃たれた【ゴブリン】たちは、我先にと北へ逃走したのである。



「「「わぁぁぁ!!!」」」



 勝利の雄たけびが城壁から上がると町からも歓喜の雄たけびが木霊した。


 その声を聴いて鼻を擦りながらトルーパ小隊の面々が照れていた。



「凄いな・・・アレが【機械弓」の力か・・・まだ扱えないとか言っていたが【ミスリル】を渡しても釣りが出るぞ・・・】



 その威力を見たアドルトがそんな言葉を呟く。その言葉は隣にいたマリナにしか聞こえてはいなかったが、マリナは自身のことのように笑うのであった。



・・・・・・・・・・・・・・・



 一方【ガードナ】のナハトの執務室では床に膝を付き首を垂れるアゼルの姿があった。



「申し訳ありません!」



 謝り続けるアゼルにナハトは



「謝っているだけでは何もわからぬ。詳細を述べよ。」



「ハッ!」



 やっとの思いで顔を上げたアゼルから語られた言葉は、最初に【ゴブリン・コマンダー】率いる中隊規模の【ゴブリン】と抗戦してこれを討ち破り、更に【ドーパン】へと兵を進めると再度【ゴブリン・コマンダー】率いる中隊規模の【ゴブリン】の襲撃を受け、交戦している最中に東の森より現れた中隊規模の【ゴブリン】に挟撃され敗走したと説明されナハトは



「・・・それほどの規模が南へ来ているのか・・・【ドーパン】は既に包囲されていると見て良いな。」



 その言葉にアルトがソファーより立ち上がり扉へと駆けだす



「アルト! 何処へ行くつもりだ!」



 ナハトの大きな声にアルトは振り返り



「【ドーパン】へ戻るのです!」



「そしてたどり着けぬまま死ぬのか?」



「・・・くっ! だったらどうしろと言うのだ!」



「申し訳ございませんナハト閣下! アルト様の言。平にご容赦を!」



 すぐにライトが頭を下げて謝る。

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