35話 陸上艇02
「【アイテムボックス】」
クレスは【アイテムボックス】から【ベリーポーション】を取り出し口に含むと歩き出し【陸上艇】の後方から内部へと入って行く。
先端部分に隠れた卵型の前へと来てクレスは手をかざし
「【Fランクの魔石】【アイアンインゴット】【合成】【錬成】・・・」
クレスの魔石と鉄が混ざり同線のように卵型同士を繋げて行く。
「ふ~、一気にやるのは流石にきついか・・・」
クレスが額の汗を腕で拭うとホークがその肩に止り
「【魔力共有】全てをクレス様へ。」
「ホーク?」
「この程度では足しにもならないでしょうが、取りあえず形だけでも作ってしまいましょう。」
「じゃあ私も【魔力共有】全てクーへ。後はいタオル。」
いつの間にか後ろへ来ていたナディアもクレスの肩へと手を置きクレスへと魔力を譲渡する。タオルをクレスへ渡したナディアが周囲を見渡し
「それにしても大きいわねこの・・・船?」
「取りあえず形だけ作ってしまおうか・・・まずここが前方ユニット最下層機関部だね。【錬成】」
クレスの声できの板で壁が作られて行く。
「こっちに扉を作って【錬成】・・・ちょっと狭いけどここがキッチン部分だね。」
流し部分などコンロを置くスペース作業スペースと作って行き、
「ここに階段を【錬成】・・・」
上へと上がる階段を作りその階段を上がって行き
「甲板を【錬成】・・・そしてリビングを【4×6メール】でいいかな【錬成】・・・ここに梯子をつけて【錬成】・・・リブングの上に操縦席を【錬成】・・・」
操縦席が形作られた所で梯子から降りてきたクレスが
「今日はここまでにしよう。」
「後方部はどのようになりますの?」
「後方は下部が入り口と倉庫になって、上部が【2×2メートル】の部屋が6部屋の住区画となる予定だけど?」
「結構狭いのね。」
ナディアの言葉にクレスも頷きながら
「それはしょうがないさ、各部屋はベッドとベッドを椅子代わりにしたテーブル、収納はベッドの下。それくらいのスペースしか取れないからね。」
「前方の2部屋をクレス様とナディア様の部屋・・・そうですね、そこには廊下のスペースもあると思いますからその部分を部屋にしてはいかがでしょうか?」
「ん~問題ないかな、でもそれなら後方の方が作りやすいけど?」
「私は構わないわ。」
「後方では襲撃された場合に被害が出て、安全面から却下です。」
結局この後、クレスは【ベリーポーション】を飲みながら最後まで作ることになった。




