34話 陸上艇01
クレスは調合室で朝から【ベリーポーション】を作っていた。
「んぐっ、んぐっ、これで更に5つ作れるっと。」
10本作り魔力切れを起こしたクレスは、そのうちの1本を飲み干しMPを回復させる。
テキパキとなれた作業で作り始め瞬く間に5本を完成させ
「これで14本。後は午後に自然回復してっからだね。その前に・・・」
【アイテムボックス】から【ベリーポーション】を取り出し飲み干す。
「まずは骨格から作ってしまおう。」
「それでは、出来上がった分は私が届けてまいります。」
「ん。お願い。」
クレスは後かたずけを終え、調合室を後にする。
作業場へと来たクレスにトルーパが声を掛ける。
「【ポーション】作りはもう良いのか?」
「ええ、続きは午後からですね。それに旅に出るための準備も進め無しと以下ませんし・・・」
「こっちに来たということは木材か何かを使うのか?」
「ええ、木材を少々。」
「あの辺にある奴なら好きに使って構わんぞ。話は領主様から聞いているからな。」
「ありがとうございます。」
作業場の端に積み上がっている木材へとクレスは歩み寄り、
「【スペースホーム】」
クレスの目の前に黒い大きな空間が現れる。
「デュエル、木材をこの中へ運んで。」
デュエルが次々と【空間魔術】で作られた空間へと材料を運び入れる
「取りあえず今日は骨格だけだから、今運んでいる分だけでいいよ。」
クレスが空間内に入ると、大きく開いていた空間が小さくなり扉大に変わる。
その光景をトルーパは口を大きく開け、今にも瞳が飛び出さんばかりに驚いていた。
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空間内は日中のような明るさを保ち、空間が開いているので空気の流れを感じる。
「さてと、【創世コア】起動! 【ユニット作成】【陸上艇】【6人乗り】【居住空間有り】【倉庫有り】【三点浮遊式】【骨格作成】・・・」
木材が次々と変化を見せる。先端は尖りを見せる形となり、3カ所に地面につく部分が平べったい卵型の部分が先端下、後方左右に1つずつ出来上がり
「【アイアンインゴット】【浮遊型エンジンユニット作成】・・・」
卵型の部分に【アイアンインゴット】を使い機械的な物が収納されてゆく。
「【Eランクの魔石】【合成】【錬成】、【木材】【錬成】・・・」
機械的な部分と【Eランクの魔石】を合成し、更に錬成を掛けエンジンユニットを完成させる。次にそれらを覆う様に木の板を変形させ包み込んだ。
「更に【木材】【錬成】・・・」
【陸上艇】に外部が木の板により包み込まれて形が出来上がって行く。




