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創世の魔王とコアの秘術  作者: あおい聖
旅立ち、出会い編
26/110

26話 凱旋

 クレス達は森に居る【ゴブリン軍】に気づかれない位置取りをして、森を抜けた先で行われようとしている戦いを見守っていた。



「始まるみたいだね。」



「【牙突】で父上が先頭を駆けるようですね。」



「そう、あちらは問題ないけど・・・」



 クレスは森に居る【ゴブリン軍】へと視線を向け



「ホーク、本当に【ガードナ】から騎士団が来ているの?」



「そのはずであったのですが、先ほど確認したところ同様の【ゴブリン軍】に足止めされているようです。」



「そう・・・ならアレは僕らでどうにかしないとね?」



 ナディアを初め全員が頷くと、それを待っていたかの様に森から【ゴブリン軍】が飛び出す。



「クー! 動いたわ!」



「このまま【ゴブリン軍】の背後へ回る! スノウ、リバー、フレイ【ゴブリン】へ近づいたら【ブレス攻撃】それであらかた行けるはずだ! スノウ!」



 指示を出しながら機会を窺っていたクレスがスノウに駆けるよに指示を出す。


 クレス達が【ゴブリン軍】へと迫ると3体の【ライドバード】からそれぞれの小隊へ向け【ブレス】が放たれた。【ブレス】が終わると【ゴブリン】達は最早立っているのがやっとという状態であった。



「さっさと片付けます! 【ホーリーライト】!」



「私も! 【マジックアロー】!」



 全てを包み込むかのように聖なる光が降りそそぎ、ナディアは【ゴブリン・コマンダー】へ向け【マジックアロー】を放つ・・・聖なる光が収まると全てが終わっていた。



「良し、ホーク敵の生存は?」



「お待ちを!・・・生命反応なし、殲滅いたしました。」



「父上の方は?」



「問題ないみたいだよ。」



 そう言ってクレスが指した先には、こちらへと向かってくるアドルトの姿があった。


 アドルトがクレス達の前で止まると



「父上! お怪我はありませんか?」



「・・・それは俺のセリフだ。ナディアよくぞ無事で・・・」



「クー・・・じゃない、クレスに助けられましたから。」



 紹介されたのを受けクレスが名乗りを上げる。



「錬金術師のクレスです。」



「・・・【ドーパン】領主アドルトだ。お主・・・いやそれは後で・・・この後【ドーパン】へ供に戻ってくれぬか?」



「ええ、元々そのつもりです。」



 クレス達はアドルト率いる【ドーパン軍】と共に帰路につく



・・・・・・・・・・・・・・・



 木々に覆われた山裾に鉱山と一体となった町の城壁が見えてくる。



 城門の上で待ち構えたマリナは【ドーパン軍】と言うよりアドルト、更にナディアの姿を確認して口を手で押さえ瞳から涙をとめどとなく流した。

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