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創世の魔王とコアの秘術  作者: あおい聖
旅立ち、出会い編
25/110

25話 衝突

 アドルトは【ライドバード】へと跨り【ゴブリン】の集団と相対していた。



「【ゴブリン・コマンダー】1体、【ゴブリン・ファイター】11体、【ゴブリン・アーチャー】6体の3小隊・・・つまり中隊規模の【ゴブリン】と言う事だな?」



 隣の騎士より報告を受けたアドルトが聞き返す。



「ハッ! 奴らは南東の森から来たのでしょうか?」



「違うだろうな。ナディア小隊が遭遇したのはもっと北であったようだしな。この分だと【ドーパン】は既に包囲されているやも知れぬな。」



「まっまさか! そんなことは・・・」



 言いよどむ騎士もその可能性を騒動して顔を青く曇らせる。



「最悪を考えて行動せねばならぬが、今は目の前の中隊を殲滅するのみ。」



「ハッ! 陣形はどのように致しましょう」



「【牙突(がとつ)】にて突き破るほかあるまい。」



【牙突】突破力のある小隊を先頭に突撃する陣形



「では我ら騎士団が突っ込み、歩兵2小隊がそれに続くでよろしいですか?」



「そうだ! 騎士団! 歩兵団! 【牙突】にて敵を食い破る! 騎士団は我に続け! 歩兵団はその後から続け!・・・突撃!」



「「「おお!!!」」」



 突如動き出した敵に【ゴブリン】たちは慌てて矢を放つ



 白銀のミスリルに身を固めたアドルトは【ミスリルブレード】を抜き、横薙ぎで矢を弾きそのまま先頭の【ゴブリン】へと突撃した。



 アドルトは天心流剣術【双爪(そうしょう)】・・・二連撃の斬撃を浴びせ、続けざまに別の個体へ【双牙(そうが)】二連突きが繰り出され【ゴブリン】を寄せ付けづけずに戦う。


 アドルトの存在もあって戦況は【ドーパン軍】有利に進んでいると、右側・・・つまり南東の森より現在戦っている【ゴブリン軍】と同じ陣容の中隊が現れた。



「ちっ! 増援か!」



 アドルトは【ゴブリン・ファイター】を切り捨て叫ぶ。その瞬間ゴ~と3色のブレスが挟撃してきた【ゴブリン軍】を襲った。


 アドルトは混戦となった【ゴブリン軍】の中に白い【ライドバード】に2人乗りした娘ナディアの姿を確認して



「フッ生きていたか! 増援は気にせず目の前の【ゴブリン】を狩れ!」



「しっしかし!」



「向こうはナディアに任せよ!」



 アドルトの言葉に騎士は目を見開き驚く



「驚いている場合か! 【マジックアロー】」



 騎士の後ろから迫る【ゴブリン・ファイター】へ【マジックアロー】が当たり、正気に戻った騎士が【レイピア】を【ゴブリン・ファイター】へ突き立て倒すと



「すみません! 助かりました!」



「良い! 今は戦いに集中しろ!」



「ハッ!」

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