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地球2000年  作者: おた
5/6

説明①

大司教に怒られたハブ一行

大司教と話す

澄み切った朝の空気が漂う中、中央魔法教会の前でハブたち一行は静かに待ち続けていた。冷たい風が頬を撫でる度、ハブは肩をすくめながら足元を小刻みに動かしていた。


「なぁ、本当に俺たち呼ばれてるんだよな?どっかで連絡ミスとかしてない?」ハブが神経質そうに口を開く。


「そんなわけないでしょう。」カゼラスはハブの不安げな顔をちらりと見ながら言葉を返す。「でも、さすがに少し長いわね…。」


「いやいや、こういう場所ってのは待つもんだろ。」シノカがダミ声で茶化すように割り込む。「兄ちゃんみたいに短気な奴は、こういう空間に慣れてないんだよ。」


「そりゃそうだろ!いつもラーメン屋でラーメン頼むくらいしか待たないんだから!」ハブが声を荒げながらも笑みを浮かべる。だが、じっとしていられないのか、その場でくるくると動いていた。


カゼラスは微かに息をつきながら、「ハブ、もう少し落ち着いたら?静かな教会前では騒がない方がいいわ。」と注意した。


「…だってさ、何も起きないんだもん…。」そう呟くハブの声は、少しばかり不満げだった。


その時、教会の大きな扉がゆっくりと開いた。厚い木材が音を立てる様子に、ハブは即座に顔を上げ、つい先ほど暴れていた3人組がそこから現れるのを目撃した。右腕が異様に発達していた男、とても大きい腹を持つ男、そして左足が異様に発達していた男。それぞれが先程までの異形とは打って変わり、普通の人間の姿に戻っていた。


だが、彼らの顔色は明らかに悪く、疲れ切ったようにげっそりしている。その姿にハブはつい、「げっ!」と声を漏らした。


「どういうこと…?」カゼラスは驚きの表情を見せつつ、その場から一歩前に進んで行った。


3人組の一人、とても大きかった腹の男がゆっくりと顔を上げる。彼の目元にはクマが浮かび、虚ろな視線がハブたちを捉える。「…済まなかったな。さっきのこと、オラたちのせいだ。」


カゼラスは静かに頭を下げながら答えた。「いいえ、私たちはただ止めに入っただけです。でも、どうして急に普通の姿に?」


右腕の男は一瞬口を開きかけたものの、すぐに押し黙り、視線を逸らす。「…それは話せねぇ。大司教様から、口外するなって言われてんだ。」


その言葉に、カゼラスの眉が微かに動く。彼女は相手に重ねて何か聞こうとするが、その表情を見て思いとどまり、代わりに静かに「そうですか…」とつぶやいた。


「いやでも、どう考えてもおかしいだろ。」ハブが口を挟む。「ついさっきまで腕がバカみたいに太かったのに、何したらそんな普通に戻るんだよ!」


「黙ってろ、兄ちゃん!」シノカが低い声で遮る。「触らぬ神に祟りなしってやつだぜ。」


3人組は力ない足取りで教会の外へ立ち去っていく。彼らの背中には、何か大きなものを背負ったような重さが感じられた。


「さっきまであんなに威勢が良かったのに、まるで別人じゃない…。」カゼラスが呟く。


シノカは目を細めながら、立ち去る3人組をじっと見送っていた。「…あいつら、何されたんだ?普通じゃない。」


「俺らも普通じゃないだろ。」ハブが軽く茶化すように言うが、返答はなかった。


教会の大きな扉が再びゆっくりと開いた。中から現れたのは、大司教メサメ。彼の長いローブが静かに床を引きずり、光がその深い紋様を照らし出している。その堂々たる佇まいと鋭い眼差しが、一瞬にして教会の外を漂う空気を引き締めた。


「いつまで待たせるのかね。」大司教の声は低く、どっしりと響き渡る。


ハブはその声に反応してピクリと体を震わせ、「あ、すみません!」と急いで立ち上がった。


大司教は一行を冷静に見渡しながら、静かに言葉を続ける。「そこの3人、私について来なさい。ここでの待機はもう十分だ。」


ハブ、カゼラス、シノカはその威厳ある姿に圧倒されながら、素直に従って教会の中へ足を踏み入れた。荘厳な大広間にたどり着くと、天井に描かれた魔法陣が淡い光を放ち、中央の石造りの椅子に腰掛ける大司教の背中を照らしていた。


大司教は一行を目の前に立たせ、ゆっくりと姿勢を正しながら、厳かな声で話し始めた。


「さて、私はこの中央魔法教会を守る者、大司教メサメだ。」


彼はその言葉に込めた重みを一瞬で感じ取らせるように、一同を見渡す。そして続けた。「私の属性は治癒であり、この力を持つ者として、全ての属性魔法を一定のレベルで操ることができる。」


「また、私が施す治癒魔法は、この世界における他の者とは一線を画す。それは、単なる傷を治すだけではない。肉体、精神、時に存在そのものを癒す力だ。それ故に、私はこの地の人々から厚い信頼を得ている。」


その堂々とした語りに、一行は完全に聞き入っていた。ハブはぽかんと口を開け、「…すげぇ」と素直な感嘆を漏らす。


「本当に大司教様は特別なんですね。」カゼラスが丁寧に頷きながら付け加える。


「ふーん、でも偉そうすぎやしないか?」シノカがぼそりと呟くと、メサメの目がすっとシノカに向けられた。


「余計なことを言うな、精霊ロボット。」メサメが鋭い口調でたしなめる。


その鋭さにシノカは少し縮こまり、「このじいさん、おっかねぇな…」と肩をすくめてぼそっと呟いた。


ハブは改めて目の前の人物を見据えながら、小声で呟く。「この人、やっぱりただの偉い奴じゃなくて…マジですごそうだな。」


教会内は再び静寂に包まれるが、メサメの存在感はさらに一行を圧倒していた。


少し間が空き、メサメが「君たちは私になにか聞きたいことがあるのでは無いのかね。」と低い声で聞く。


荘厳な広間の中、大司教は目を閉じ、小さく息をついてから静かな声で語り始めた。「そうたくさん聞くでない。物事には順序がある。質問には回答が必ずあるということを覚えておきなさい。」その言葉に、緊張していたハブは思わず背筋を伸ばし、か細い声で「はい…。」と返事をする。


しかし、それでは済まないハブは思い出したように口を開いた。「あ、そういえば“最後”ってさっき言ってましたよね。でも最後って、ちょっと早すぎませんか?」


その問いかけに、大司教は一瞬眉を潜め、どこか悲しそうな表情を浮かべると、小さな声で呟いた。「あの3人と君たち3人しかいなかったんだ。」


「えっ?」ハブはその意味が掴めず、首をかしげながら尋ね返した。「それってどういう…?」


大司教は重い口調で断片的に言葉を続けた。「…誰も来ないのだ。他には。」その声に微かな悲しみが滲んでいる。


「あ…すみません。」その空気を察したカゼラスとシノカが緊張した表情を浮かべる一方、ハブは申し訳なさそうに謝ることしかできなかった。


ふっと表情を戻した大司教がハブに目を向けた。「さて、君はとりあえず何から聞きたいのだ?」


少し気まずそうにしながらも、ハブは手を挙げて質問した。「あの…ラーメンってどこに行ったんですか?」


「ラーメン…?」大司教は困惑したように眉をひそめる。「それはなんだ?」


「ラーメンですよ!」ハブは興奮したように身を乗り出して語り始めた。「細い麺を特製のスープに浸して食べる食べ物です。醤油、豚骨、味噌味があって、具材にネギやチャーシューが乗るんです。それがまた美味しくてですね…!」


ハブの熱弁を聞き、大司教は微かに笑みを浮かべた。「…なるほど。美味しそうだな。」


「そうなんですよ!この世界になくて残念ですよ。」ハブは力説し、手を広げながらまるでラーメンを表現するように話した。


しかし、ハブはふと思い出したように再度問いかけた。「ていうか、ラーメンがどこに行ったのか知らないんですか?」


大司教は苦笑しながら答えた。「すまないが、私にはわからない。」そう短く言うと、少し気まずそうに目を逸らした。


そしてハブは少し落ち着いた様子で、大司教メサメを見ながら質問を口にした。「あのさ、俺、この世界に来た理由がさっぱり分かんないんだよ。これって、転生ってことなの?」


メサメはハブの言葉を聞いて、ほんの少し眉をひそめた。そして重い声で答えた。「…残念ながら、それについては私にも分からない。君がこの世界にどうして現れたのか、その理由を説明できる知識は私にはない。」


その答えを聞いた瞬間、ハブの肩ががっくりと落ちた。「ええーっ!それを知りたくてここまで来たのに…意味なかったじゃん!」


メサメはハブの反応を無視するように続けた。「だが、君のような状況に置かれた者が他にもいたことは事実だ。」


「えっ?マジで?」ハブの目がぱっと輝く。「それってどんな人だったの?」


メサメは頷き、さらに説明を加えた。「2ヶ月ほど前、君と同じように突如としてこの世界に現れた者がいた。その者は、この世界のことを何も知らない様子だったが、自分自身の目的を探すために“リヴァルシティ”という西の都へ向かったと聞いている。」


「リヴァルシティ…?」ハブはその名前を反芻しながら、視線を宙に泳がせた。


「その者が今どこにいるのか、そして何を見つけたのか、それは分からない。しかし、もし君が手がかりを探したいのであれば、リヴァルシティへ行くのが良いだろう。」メサメは淡々とそう言い切った。


ハブはしばらくの間考え込んでいたが、やがてぽつりと呟いた。「まぁ、分かんないなら、そこに行ってみるしかないよな。」


カゼラスは微笑みながら頷いた。「そうね、動くことで何か新しい発見があるかもしれないわ。」


「でも兄ちゃん、西の都って遠いんじゃねぇの?」シノカが軽く茶化すように言った。


「お前、遠いとか言ってる場合じゃないだろ!」ハブが笑いながら応じた後、少し気持ちを引き締めた顔で付け加えた。「よし、決まりだ!手がかりを見つけるためにリヴァルシティに行くぞ!」


「いやいや、まだ質問1つ目だからな。」シノカが少し呆れたようにダミ声で突っ込む。「兄ちゃん、調子に乗るの早すぎだろ。」


「そ、そうだったな。」ハブは照れ隠しのように笑い、「じゃあ次!魔法の話だ!」と大司教メサメに向き直った。


「魔法か。」メサメは少しだけ微笑みながら、その言葉を確認するように繰り返した。「よろしい、魔法について教えてやろう。」


その言葉に、ハブは少し前のめりになり、「おお、さすが大司教!さっそく教えてくれ!」と期待を込めた声を上げる。


メサメは椅子に深く座り直し、語り始めた。「魔法はこの世界を形作る重要な要素のひとつだ。古より人々は魔法を用い、その力を生活や戦闘、治癒に活かしてきた。」


教会の大きな窓から差し込む光が、メサメのローブを照らし、その言葉にさらに重みを与える。


「この世界には9つの基本属性が存在する。水、地、風、炎、氷、雷、光、闇、そして無だ。」メサメはゆっくりと指を折りながら、一つ一つを列挙する。


「9つもあんのか…。それって全部違う効果があるのか?」ハブが目を輝かせながら尋ねる。


メサメは頷き、「そうだ。それぞれの属性には異なる特性と力があり、同じ魔法でも属性によって結果が全く異なる場合もある。」と答える。


「ちなみに、水属性が最も多く、次に地、風、炎、氷と続く。雷はさらに少なくなり、光と闇は非常に稀だ。そして、無属性はほとんど存在しないと言われている。」メサメが説明を続ける。


「無…?そんな属性もあるの?」ハブが首をかしげる。


「無属性は稀有な力だ。見た目には何も属していないように見えるが、それ自体が特別な性質を持つ場合がある。しかし、その力を完全に引き出すのは極めて難しい。」メサメの声には、微かに驚きへの期待が込められているようだった。


「他にも治癒や時空という特別な属性が存在するが、それはさらに限られた者だけが持つ力だ。私の治癒属性もその一つだ。」メサメは自分の胸に手を当てながら語る。


カゼラスが興味深げに頷きながら「確かに属性って重要ね。でも、どの属性でも使い方次第で強くなれるわよね?」と問いかける。


「その通りだ。」メサメは一言で答える。「どの属性であろうとも、極めれば強力な力となる。それを理解し、修練を積むことが魔法を極める第一歩だ。」


ハブはその言葉を聞きながら、「やっぱり努力が大事ってことか…。」と小さく呟いた。


「それでさ、大司教様、俺、魔法使えるのかな?」ハブが期待を込めてメサメに聞いた。


メサメは腕を組みながら静かに頷いた。「もちろんだ。お前にも魔法を扱う力はある。ただし、最初からうまくいくとは限らない。練習が必要だ。」


「おお!じゃあさっそく教えてください!」ハブが前のめりに答えると、メサメは指を上げて制した。「待て。まずは基本を理解しろ。魔力を集中し、それを正確に解放することが魔法の基礎だ。」


「うーん、なんか難しそうだけど…とりあえずやってみるか。」ハブが気合を入れると、隣にいたカゼラスが優しくアドバイスを加えた。「まずはリラックスして。自分の内にある力をイメージしてみるのよ。それから静かに力を解放するの。」


「なるほどな。内側の力をイメージか…。よし、やってみる!」ハブは目を閉じて深呼吸し、両手を前に出して集中した。「…よし、俺の闇の力、出てこい!」


数秒間の沈黙が続くが、何も起こらない。ただの空気が流れたまま、ハブは首をかしげる。「あれ…?何も起きないんだけど?」


「兄ちゃん、もっと力を溜め込む感じだよ!」シノカが横からアドバイスを送る。「一気に『うりゃー!』って感じでいけ!」


「一気に『うりゃー』って…それで本当に合ってるのか?」ハブが半信半疑で再び試みるが、やはり何も起こらない。


「できねぇよー!もう無理だってば!」とハブが嘆くように叫ぶと、その様子をじっと見守っていたメサメがついに口を開いた。


「目の前にワシがおるのになぜワシに聞かんのだ!」と声を張り上げた。


「え、ええと…す、すいません!」ハブは焦りながら手を挙げた。「じゃあ教えてくださいよ、大司教様~!」と少し小馬鹿にした調子で言う。


メサメはピクリと眉を動かしながらも冷静さを保ち、「いいだろう。では、闇の初期魔法『ダークスロウ』を教えてやる。」と言った。


「この『ダークスロウ』という魔法は、対象の移動速度をわずかに遅くするものだ。」とメサメが説明する。


ハブは少し考え込んだあと、「なんか地味だなー。」とつぶやいた。


その言葉を聞いた瞬間、メサメの眉がピクリと動く。「地味だと?」彼の声にはわずかな怒気が込められている。


「いやいや、名前はめっちゃかっこいいけど、効果がちょっと…その…控えめっていうかさ。」ハブは慌てて言い訳を試みる。


「バカ者!」メサメが声を張り上げた。「どんな魔法も、極めれば強力な力となる。それを『地味』などと言うのは、力の本質を理解していない証拠だ!」彼の言葉には、怒りの中にも真剣さが滲み出ている。


カゼラスが少し苦笑しながら、「確かに、大司教様の言う通りね。基礎を極めることで、本当の強さが生まれるわ。」とフォローを入れた。


シノカは腕を組んで「まぁ、そういうもんだよな。でも兄ちゃん、そんな文句言ってないで、ちゃんとやってみろよ!」と突っつくように言った。


「では、私がどれほどの効果を発揮するのか、見せてやろう。」メサメはシノカに目を向ける。


「お、おい!なんで俺なんだよ!」シノカが少し後ずさりする。


「精霊ロボットであるお前が適任だ。」と冷静に告げると、メサメは片手を前に突き出し、低い声で「ダークスロウ!」と唱えた。


その瞬間、濃密な闇のオーラがメサメの手から放たれ、一直線にシノカを包み込んだ。次の瞬間、シノカの動きがまるでスローモーションのように遅くなった。


「な 、何 だ こ れ!?お 、俺 、遅 ぇ !」シノカが必死に動こうとするが、その一歩すらも数秒かけてようやく進む始末だ。


「うおお、すっげぇ!完全にスローだ!」ハブが目を輝かせながら叫ぶ。「これ、やべぇ魔法じゃん!」


カゼラスも驚きつつ、「本当にすごいわね…。これほどの効果があるなんて。」と感心している。


「お い 、 笑 っ て ん じ ゃ ね ぇ よ、 兄 ち ゃ ん !」シノカが遅れた声で抗議するが、それすらも遅延しており、思わずハブは腹を抱えて笑い出した。


「だって、お前、めっちゃおもしろいじゃん!」ハブが涙目になりながら笑う様子に、カゼラスも口元に笑みを浮かべた。


メサメは静かに腕を下ろし、「これが『ダークスロウ』の力だ。しっかり使えば、戦闘で敵を大幅に制限できる。」と説明を加えた。


魔法の効果が切れ、動きを取り戻したシノカは、「もう、ふざけんなよ!」と息を荒げながら文句を言った。


「じゃあ、俺もやってみるか!」とハブが意気込んで準備を整えた。


メサメが冷静にアドバイスを送る。「魔力を集中させろ。そして、相手の動きを制限するイメージを持ちながら、その力を解放するのだ。」


「おっしゃ、やってみる!」ハブは深呼吸をし、両手を前に突き出して「ダークスロウ!」と叫び、シノカに向けて魔法を放った。


薄い闇色のオーラがハブの手から放たれ、シノカを包む。しかし、彼の動きは僅かに遅くなる程度で、効果は微妙だった。


「なんか…ちょっと遅くなった?」シノカが動きを確認しながら首をかしげる。


「ええっ!?なんで俺のだけこんなに微妙なんだよ!」ハブが悔しそうに叫ぶ。


メサメは静かに頷き、「初めてにしては上出来だ。魔力の集中がまだ甘いが、使えるようになっただけでも大きな一歩だ。」と評価を下した。


カゼラスが優しく微笑みながら「初めて使えただけでもすごいわよ。これからもっと上達していけるわ。」と励ます。


「そ、そうなのか?」ハブは少し照れくさそうに頭を掻きながら、「じゃあ、もっと練習してバシッと決められるようになるぜ!」と意気込んだ。


「まぁ、頑張れよ、兄ちゃん。でも次はもうちょっと効くようにしてくれよな。」シノカが冗談交じりに肩を叩く。


「おう、任せとけ!」とハブは自信満々に答え、初めて魔法を成功させた達成感を胸に、さらなる成長を誓った。

明日も同じ時間に説明②を、上げます

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