第1話 二シーン
あたりは騒然としていた。
自分達以外にモビルが存在していることすら疑わなかった彼等がたった一撃で
大軍を吹き飛ばされたのだ。
二シーン「守山博士に作られた改造人形二シーンだ!」
静まり返った戦場に大声で叫ぶ。
物騒なアシャー「俺の小隊をいとも簡単に・・。許さんぞッ!!!」
物騒なアシャーは持っている斧を振りかぶり二シーンに斬りかかる。
ガシィィィン!!!
二シーンの細い腕からのびる片手で斧を軽々と受け止め全く通用していない。
二シーン「悪いがお前は俺には勝てないよ。」
斧を軽く振り払い反撃にうつろうとした瞬間に物騒なアシャーが不敵な笑みを浮かべる。
二シーンが違和感を感じた時視界が暗転した・・!
二シーン「ッ?!」
物騒なアシャー「我らヤルッキャブランキングのモビルの恐ろしさを教えてやろう。」
辺りを見渡すと錆びれた街並みは消え真っ暗な世界が広がっていた。
物騒なアシャー「これこそがブランキングフィールド。我々の体内に埋め込まれたブランキングメモリーが反応し力を与えてもらえるの・・・だっ!!!」
さっきまでとは別人のような力に耐えきれず斧の一撃をかわしきれず頬に手傷をおってしまった。
二シーン「(このフィールドの中戦うのはまずいな・・。せめて武器でもあれば・・。)」
老人の声「二シーン!!これを受け取れ!!」
老人の叫び声と共に二シーンの手元に青いチップが投げつけられた。
二シーン「これは・・?」
投げつけられたチップにはデカデカとSDと刻印がされていた。
老人の声「それを体内のチップ挿入口に差し込め!!」
ウイイイイイン・・・。
ヘソのあたりからチップを置いてくださいと言わんばかりの挿入皿が出てきた二シーンは迷いなく
チップを挿入する。
瞬間 二シーンの手元に二刀流のダガーが現れた・・!
老人の声「チップウェポン 風を切り裂く刃 ソニックダガーじゃ!!!」
二シーン「守山博士!危ないので下がっていてください!」
守山博士が避難したのを確認すると二シーンは武器を構え攻撃態勢にうつろうとした時
物騒なアシャーが斧を振り回し近付いてきた!
二シーンのダガーが左右で振り回された瞬間。
物騒なアシャーはバラバラに切り裂かれていた。それをみていた小隊は一斉に逃げ出して
フィールドもなくなっていた
二シーン「無事に終わったか・・。博士!無事ですか?!」
ガレキの中から守山博士がひょっこりと顔をだしていた。
守山博士「このガレキの中にはまだまだお前のチップウェポンがあるんじゃ。ワシはチップウェポンを探し出す。おまえさんはエジプトにあるやつらの拠点をしらべてほしい。」
そういって二シーンは一路 エジプトにある敵の拠点を目指し旅をはじめるのだった。