プロローグ 独立戦争
地球…。
2850年 10月1日 改造人形製造メーカーの老舗ヤルッキャブランキングが 独立国家宣言を提示。
利便性が極限まで向上した結果 人間は本来の技術が衰退し個人では出来ることが著しく低下。
それを、補うのがモビルの役割でありお手伝いロボット モビルは 堕落した人間と共存し新たな時代を築きあげようとしていた。
ヤルッキャブランキングの社長が 交代した翌年、独立国家宣言は起きた。
ヤルッキャブランキングは戦闘用モビル アシャーを量産し世界各地に混乱を巻き起こし次々と領土を広げていった。
その手は日本にも廻ってきており 物語はヤルッキャブランキングが日本占領を始める所から始まる…。
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「ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!」
錆びれた街に兵隊が近づく足音が近づいてくる。
その数は10…20…ゆうに50は越えているだろうか。
「タイチョードノ!コノアタリニケンキューシツカラヌケダシタモリヤマハカセノスミカガアルヨウデス!」
カタコトでアシャーの1人が物騒な装備を身につけたアシャーに話しかけている。
物騒なアシャー「お前は何を言ってるのか分からん!言語ボードをアップデートしてこい!!」
黙ったアシャーは無言で掘っ建て小屋の方を指さす。
物騒なアシャー「あそこか…よし。全隊攻撃準備!」
物騒なアシャーが号令をかけると同時に大軍が一斉に武器を構える。
物騒なアシャー「全隊!あの小屋に一斉攻撃!!!」
物騒なアシャーが号令を再度かけると同時に大軍が一斉に掘っ建て小屋に攻撃を仕掛ける…!
ドドドドドドドドドドッッ…!!!
掘っ建て小屋に煙が立ち込め辺りの視界を遮る。
……。
謎の老人の声「頼むぞ…二シーン…。今度こそ…。」
ピピピ…と起動音だけが静寂に響き渡る。
「アミハテイキテキニカエテクダサイ スーパーヤキニークパワーキドウシマス」
キュピィーン…!
機械のアナウンスが止まった瞬間 辺りの煙から一筋の光が煙を斬り裂いた。
煙から閃光が大軍の中に潜り込んだ瞬間の事だった
カッ!
一瞬にして大軍を吹き飛ばし 大軍の中に見えたのは高らかに右手を天に上げ仁王立ちをしたモビルだった。
二シーン「俺の名は 二シーン!ヤルッキャブランキングを殲滅する為に作られた改造人形二シーンだ!!」
To Be Continued