箸休めVol.1 出会い〈絵里編〉
〜〜6ヶ月前〜〜
今日から高校生か、お友達できるかな。
「あれっ、もしかして絵里?」
「えっと、雪菜ちゃん?」
「そうだよ!小学生以来じゃん!」
「久しぶり」
中学の同級生がいない進学先に不安を抱えていた私の名前に現れたのは幼稚園、小学校と一緒だった楠木雪菜ちゃんだった。家も近くいつも一緒に遊んでいたが小学校卒業と共に引越しをしてしまいここ3年間は手紙のやり取りのみだった。東京の高校に入学するとは聞いていたが
「まさか同じ高校とわ思わなかったよ」
「私も♪絵里は何組?」
「A組みだよ」
「本当に!私も〜」
それから私は入学式を終えて寮へと向かっていた
「あっ」
私は寮の前の段差でつまずき入学式で配られた資料をばらまいてしまった。
「大丈夫ですか?」
「はっ、はい」
通りかかった男子生徒が資料を拾ってくれた。
「えっと、あなたは」
「藤堂たけるです。確か同じクラスですよね?」
「はい、私は大野絵里です。」
それから私はなんとなくたけるくんのことが気になり目で追うようになった。
たけるくんは誰にでも優しくて、友達と話している時に見せる笑顔が可愛くて、、、
気づいたら、、
〜〜現在〜〜
たけるくんに急に高木先輩に料理教えてって頼まれてドキドキしたけど、タケルくん喜んでたみたいだしよかった。
それにたけるくん高木先輩とはお付き合いしてないって、、、
でも、高木先輩は手料理を作るってことはタケルくんのこと好きなのかな、、、
私も少し頑張ってみよ♪
今回は箸休め回でした。今後もたまに挟んでいきますのでよろしくお願いします。
絵里がたけるのことを好きになった詳しい話はまたいつか。
次回は通常回です。
かんな
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