プロローグ//04 魔法学園都市観光
こんにちは〜
ネリルは来須 蓮の偽名です
魔法学園都市に着いたネリルとフェルナは観光をしていた。
本来は学園へ編入の申請を行うはずであったが、これはネリルがゴネた為、観光することになったのであった。
「ねぇ、フェルナ…僕、剣が欲しいんだけど…」
『おまえは何を言ってるんだ⁈』
そう思う人も多いのではないだろうか?
あの呪われた標識以外装備出来ないんじゃなかったのか!
おまえは標識の勇者だろうが‼︎
…しかし、スライム魔族になかったおかげか呪いの一部が消え他の武器も装備できるようになっていたのであった。
「え?魔法学園行くのよ?なんで剣が欲しいのよ」
「僕は奇術師だからさー」
「奇術師だからさーなんて言われても奇術師ってjob知らないんだけど」
「あー、奇術師知らない感じ?」
「知らない知らない、初めて聞いたわよ」
「えっとね。剣が使えて、手品が出来て、魔法が使えて……いろいろ出来る人のことだよ?」
「いい加減な説明ね…」
「あ、!えっと‼︎剣士と魔術師と手品師とアサシンを出した感じのjobだよ…うん……」
「へぇ‼︎以外とすごいのね!私より弱いと思ってたわ」
「いやいや、ステータス見せたじゃん!フェルナなんてレベル35しかないのに僕は80越えだよ?」
「しかないなんて失礼な!このくらいの年齢の人族は30〜40くらいのレベルが普通なのよ!」
「雑魚 (ボソッ)」
「ほんと失礼ね…」
「な、何も言ってないよ…僕」
そんな話をしているとあばら家のような武器屋を発見した。
「ここよ!武器屋さん」
「はぁ?これゴミ屋敷だろ…」
そこに店の中から、ヌッと現れた男はネリルを睨みつけながら
「ふん、餓鬼が、いい店って言うのはわざと汚くしているもんなんだよ!」
「自分でいい店って言うのはどうなん…笑」
「その人放っておいて、剣をみましょう」
「おい!その小僧に剣は売らんぞ!」
「ほら、フェルナ、放っていけなくない…?この人」
「え?その人、店の人じゃないわよ」
「え?」
「テヘペロ」
「お、おまえ‼︎店の人じゃねぇのかよ!?」
「いやー、ノリと勢いでつい…」
=◇=◇=◇=◇=◇=
=◇=◇=
=◇
「気をとりなおして行きましょ」
「ねぇ、フェルナ?ここ店なの?」
「え?ここ?店じゃないわよ。いらなくなった武器が捨ててある場所よ」
「...…君は、僕にはゴミがちょうどいいと言っているのかい?」
「いや、違うわよ!貴方が一文無しだからよ!」
「あ、ごめんね。疑った訳ではないんだよ。ちょっとだけしか、疑ってないよ?
ホントだよ…」
「はぁ…まあいいわ。ほら!この剣とかどうかしら?」
「性能とか分かったりしない?」
「私、鑑定できる魔法具持ってるから大丈夫よ」
「おお!マジ‼︎ちょっと貸して!」
「二つあるからあげるわ。感謝しなさい」
「うっす!マジ感謝。はいはいありがとうねー」
気になる剣を見ていこう!
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【錆びた鉄剣】
レア度E コモン級
量産型の鉄の剣
錆びていて斬れ味が最悪
効果】 斬れ味-80%
製作者】タイバード工房
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【聖剣 スクエルト】
レア度S レジェンド級
儀式用の剣であり、戦闘には使えない
効果】周囲20mに《ヒール 微》
聖なる光的なエフェクト
所有者の寿命を5年縮める
製作者 山神 剛
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聖剣じゃねえだろ………寿命を縮めるって怖っ!
名前的に日本人か?
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【聖銀剣 特上】
レア度S レジェンド級
魔力伝道率のよいミスリルで出来た剣
硬くて丈夫
効果】魔法剣 〈火〉
自己修復
製作者】鍛治ギルド 〈ザングール〉
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【ラージンズ騎士団の剣】
レア度B ユニーク級
120年ほど前、魔王と勇者の戦いに巻き込まれ滅亡したシーランス魔法皇国の属国の一つの国の騎士団の剣
効果】魔法防御+500
斬れ味+20%
状態異常耐性 〈微〉
製作者】ル=ベルジェ
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【普通の剣 〈隠蔽 ガンソード〉】
レア度D コモン級
〈隠蔽 レア度SS レジェンド級〉
ありきたりな量産型の鉄の剣
〈隠蔽 魔族のみ、本当の性能を知ることが出来る。剣心部分が魔法銃になっており双刃も希少な金属で作られている〉
効果】斬れ味+2%
〈隠蔽 効果】魔族以外に隠蔽
斬れ味+80%
自己修復 .〉
製作者】魔王 カンナ=L=リクリー
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【暗黒剣 峩坐邪羅璢】
レア度 EX+++ ジェネシス級
元々破壊不可の攻撃力の低い剣であったが、血を吸い、魂を喰らい、神気に触れたことにより変質した剣
効果】邪気放出
破壊力+40%
竜殺し
結界
HP回復 4/s
【製作者/所有者 ネリル】
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え?……最後の…
はぁ?俺の名前??
たまたまか?
深く考えないで置こう…
「ネリル!早く決めてよ!」
「あー、わかったわかった。これでいいや!」
と言いながら所有者に自分と同じ名前がついている剣をこっそり《体内収納》に入れながら、ガンソードを手に取った
「随分長く考えてたのに普通の剣なんていいのなかったの?」
「いや、これが一番自分にあってるって感じがしてね!」
「ってことはネリルは普通ってことね!……普通 (笑 (ボソッ)」
「なんか言った?」
「い、言ってないわよ!さ、さぁ学園に編入の届け出出しに行かないと!」
「そーいえば、武器選んでるうちに1日終わっちゃったね
で一文無しなんだけどどこに止まればいいのかね?」
「私は宿に泊まるから貴方の分も払うわ、出世払いね!利子は一日200%だから」
「嘘です…すみません沢山金持ってます」
そう、スライム討伐で手に入れた大量の金貨である。
「嘘つき!」
「ははははは!何が悪いのかね?」
そんな感じで無駄話をしながら宿に到着したのであった…
ありがとう
ついに本編でも200人越えました!
わーーぱちぱち(o^^o)




