閑話 神、ゲームを製作す…
今日 はおっさんがゲーム転移しますよー
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ここは神界…
無駄に広く、何もない空間がひたすら広がる謎世界
そこに二人の影があった…
一人は茶色の髪に緑の目をした8歳くらいの男の子
もう一人は金混じりの黒い髪をした目つきの悪い30代くらいの男
どちらも神である。
だだし邪の方だが…
幼い姿をした神、その名をNivas
神界で”善の神”から2番目に嫌われている邪神である
目つきの怖い神、その名をAmiras
同じく”善の神”から嫌われており嫌われ順位も3位の実力者である。
そんな邪神のエリート?である2位と3位の神は毎週水曜日に集まり暇つぶしの遊びを考えていた。
「なぁ?俺めっちゃ面白いの考えついたんだ!それはね!ゲームを運営するんだ!」
「一人で最後まで話すなよ」
「ゲームを作るんだよ!ほら自分は、STOってゲームを作って神達用に運営してるんだ‼︎」
「聞けよ!人の話…無視すんなよ!…でそれで、ゲーム?あれってプログラムとか言うの必要なんでしょ。面倒くね?」
「はぁ、おまえ神だろ!イメージするだけで作れるじゃん!」
「ああ、忘れてたわ笑」
「バーカバーカ!ギャハハハ!」
「餓鬼か⁈それで?どんなゲーム作ってんの?」
「STOって名前で
召喚、または転生させた異世界人と魔王を闘わせる感じのゲームで
プレイヤーはまず、
人族、エルフ族、ドワーフ族、竜族、魔族、魔物
から種族を選択し、キャラメイクをする。
ストーリーモードでは魔王になって勇者を倒す感じだけど、自由モードだと
勇者をやるもよし、商人をやるもよし、国を作るのもよし、PKをするのもよし、
なんでもありな自由な感じにしてるよ!
でさ、ゲームのNPCを考えるのが面倒いから、実際に世界を作ってプレーヤーたけ仮の身体に入って遊べるようにしたんだよ笑」
「まじ、邪神」
「そうでしょ!」
※「まじ、邪神」とは
お前いい趣味してるね!と言う意味である。
「じゃあ俺は、走りゲーにしようかな?」
「走りゲー?どんなの?」
「まずストーリーが、
繰り返される魔王と勇者の戦い…
種族間の戦争…
そんなことが御伽と化した世界
文明は発展し、人々は平和な毎日を過ごすようになった。
しかし、そんな日常をよく思わない神がいた
戦いと走りの神 ゼータ
神は考えた…人間が走らなければいけなくすればいいと
人間が、戦い続けなければ生きていけなくなればいいと
やがて自分を崇めてくれるであろうと…
その日、人々は絶望した
==========<神託>============
一つ、睡眠の時間以外、休んだら死ぬ
一つ、走り続けなければいけない
一つ、敵を倒せば、休める時間が増える
一つ、12歳から発動する
《皆に祝福を…”無限闘走”》
▼ ζを崇めよ ▼
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人々はその日から走り続けた…
戦い続けた…
次第に疲れ果て、次々に命を落とした…
それから150年が過ぎたころ、ある集団が生まれた
生まれたと言うより現れた
と言う方が正しいであろう
神託が施行されてから5年目あたりに発足された組織で、神を倒しこの祝福から解放することを目的としたものであった。
初期メンバー6人
通称 六賢人
それから150年近くの時を経てついに、解放手段を発見したのだ…
そして組織は表にで始め、一斉に攻略をすることになったのであった…
って感じでどう?」
「なんか、深くね?笑」
「いんだよ。で、主人公をキャラメイクして攻略をし始めるってやつね。」
「おう。出来たら見せてね!」
Nivasはサイドストーリーに登場する神です!




