登場予定兵器
今作で登場予定の兵器です。途中でいくつか追加予定です。
阿賀野型軽巡洋艦4番艦 酒匂
次世代の艦隊防空のあり方を研究するため、当時建造途中であった艦艇から選ばれ設計変更を受け艦隊防空試験艦として就役した。
特徴としては姉妹艦と比べ大型化した艦橋を設け、増設部分に情報室を設けていることである。
電探と見張り員からの情報をここで集約し必要な情報を自艦の砲術科や僚艦などに伝達する事を任務としている。
そのため英国からの技術供与で得た技術や資材を持ち得て作られた試製対空電探が本艦に搭載され、元来水雷戦隊旗艦として設計された為、指揮通信装置は性能は悪くなかったが艦隊防空を担う為より強力な物に換装されている。
また、煙突から後方は一切の艤装を廃して誘導弾運用設備を搭載している。この設備は情報室、水上機用カタパルトを改造した連装型誘導弾射出機、装填用昇降機、誘導弾用電波照射器、そして五式艦対空誘導弾(射程12キロ、射高1万1千)で1セットの設備である。
兵装は誘導弾運用設備の他は15.2センチ連装砲2基4門、ボフォース40ミリ12門、高角砲は姉妹艦で評判が悪かった長8センチから戦艦に搭載予定の長10センチ改3型を試験運用で4基8門搭載、対潜装備はヘッジホッグを搭載し、主砲弾にも対潜弾を搭載している。
以上のように全くと言っていいほど外見に違いがあるため公式書類では阿賀野型4番艦ではあるが現場では非公式に酒匂型と呼称される事もある。(艦齢の最後の方では公式書類の一部でも意図的に酒匂型と呼称している物もある)
流星21型 艦上攻撃機
英米との関係改善に伴い、(当時のアメリカへの経済支援を兼ねた物)英米の兵器を性能比較試験の名目で輸入した際、スピットファイアやランカスターに搭載されていたマーリンエンジンを見た愛知航空流星設計チームの技師が予てより(軍の過酷な要求に応えるのにはエンジン自体を変えなくてはダメ。)と考えていたため軍にマーリンエンジンを要求し執念が実り試作機に搭載されたが翼を始め機体全体の強度不足、機首が従来機より大型化したため搭乗員から前方視界が悪化したとクレームがつき設計の見直しを余儀なくされ、とりあえず従来の設計の機体が採用されマーリン搭載型は改良型の一つとされて開発は続行されたが中島が「橘花」を完成させた為、開発中止が検討されたが、陸軍や海軍陸戦隊より上陸作戦時の支援機の要求があり、とりあえずこの機体が要求を満たした為、開発は継続し完成、採用された機体である。
特徴としては翼の強度を上げるため空母艦載機では異例の折り畳み機構を廃して翼を強靭な構造で作り直し、その際に翼に接続架を取り付けている。これはマーリン搭載後に行われた飛行試験の際にテストパイロットから「25番(250キロ爆弾)搭載時はエンジン出力は問題ないが機体本体と翼のバランスが悪く感じた」と評価され、試しに同社が試作しいていた彗星用翼下用25番対応型爆弾架を取り付けて飛行させると今度はバランスが良くなったと評価され同装備を取り付けることになった。
またこの試験により強度面の向上が判明し翼下に搭載できる装備を探していたところ当時試作品の域を出ていない後の5式30ミリ機銃が条件を満たしていたため携行弾数の改善を行なった物を外付け武装として採用している。
また対地攻撃機である為、制圧攻撃用として陸軍の「ロタ砲」の弾薬を用いた6連装発射機が採用されている。
本機は接続架の採用による設計変更により量産が遅れていた為、昭和20年のソ連侵攻の時点では数が少なく、空母運用試験の為に「葛城」に配備されていた21機のみであった。