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ベリーベリーベリー  作者: ルケア


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大移民計画

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 夏の78日。今日も特に異常は無かった。異常がない異常事態なんだよな。本当に何も起きないのが不思議でならない。何か起きても良いとは思うんだけどな。何も起きないんだよなあ。それで、今はというと、狩人たちの話を聞きつつ、地図を修正している所である。こっちも河川が思ったよりも近かったらしく、修正中なんだよな。色々と見てくれれば解るとは思うんだけど、ちょっと大きめに村を作ったら、向こうの河川に当たるんだよな。東側の事である。今は村をどうやって配置していくのかの計画を纏めているので、こうなっている。コンラートから、村を作るのはいいけど、具体的にはどうするのかってことを言われているので、纏めているんだ。それで、今日の夜の会議に望むつもりである。今日で移民関係の話は終わらせておきたいとは思っているんだよな。


「そんな訳で、これが地図になります。所々修正はしましたけど、凡そ予定通りですね。西側はまだ計画段階では無いので、とりあえず東側だけになりますけど、ここと、ここ、ここ、ここの4か所に村を作ります。それで、ここからここまでの堤防工事をしなければならないんですけど、こっちが優先ですね。ここは将来的には橋を作って向こうとの連絡も出来るようにする予定です」


「なるほどね。これならまあ、何とかなるのかな? でも、思ったよりも、河川が近かったんだね」


「それは俺も思いましたけど、まあ、大きく作れば、河川にぶち当たるって感じですかね? そこまで大きく作らなくてもって思うかもしれないですが、将来的な事も考えて、大きく作った方が良いかなって思います。とりあえず、男爵領の基準である、2万人を収容できないといけないので、この位の広さは必須かなとは思います。まあ、ここに住むとしても、精々700人から800人が限界って所だとは思いますけどね。アマシエ村も500人強ですし、増やしてもその程度までにしておかないと、畑の管理が難しそうな感じなんですよね。だから、何とか管理できる範囲までってなると、ここまでくらいかなって感じです」


「なるほどね。1つの村に700人から800人か。それならまあ、何とかなるのかな? でも、この4つでいいとしても、ここからも広げていくんだよね?」


「そうなりますね。こことここに橋をかけて、こっちにも伸ばしていくつもりです。ですが、まずはこっちに広げることになるとは思いますけど。橋を作るのが手間なので、どうしても後回しになるとは思います。ですので、先にこっちの橋を完成させた方がいいですかね。村は広がっていきませんけど、まずはここを整備しておかないと行き来が面倒な事になるので。こうしてこっちの方の開拓と合わせて、この辺を整備して、こっちで合流させようかなって考えています。それなら、ここの人口も700人くらいにはなると思うんですよね。それで、ここを拠点に、こうやって馬車を走らせられるようにしておけば、物流の面からしても、結構いいと思うんですよ」


「なるほど。こっちを先に開拓するんだ。……でも、それは結構難しくないかな? 次回の移民がまた300人くらいを予定しているんだけど、それだと、どうしても移民の数が足りなくなってくるよね? こっちから整備していくのかい?」


「いえ? 次回の難民は、1500人規模を予定しています。まあ、1600人くらいが良いかなとは思っていますけど、一気に拡大していきますからね。こことこことこことここに一気に入植します。だから、一気にこっち側を開拓してしまって、次回はもっとを予定しているんです。それで、早期に2万人を達成してしまおうかなって思っているんですよ。責めて俺がお嫁さんを貰うまでには、男爵領の規模にしてしまいたいんですよね」


「そこまで急ぐ必要があるのかな? 急いでもいいけど、食料は足りるのかい? いきなり1500人くらいを入れるって、今の倍なんだけど?」


「食料については問題ありませんね。今年の収穫量を考えれば、十分倍以上の人口を支えられます。それに、移民を受け入れるなら、早い方がいいんですよ。今の境遇に絶望している人の方がいいので、出来れば早めに回収してあげたいってのもあるんですが。それと、移民がどれだけいるのかってのも気になってきているんですよね。まだまだ居るのは解っているので、どんどんと入れてしまいたいなって気持ちはあるんですよ。それだけの覚悟はあるつもりです。出来る限り受け入れて、ここからここまで、村を拡大していって、領地を増やしていけたらなって思っています。で、最終的には、こっちの方から、別の道を作って、こっち側にアクセスできるような環境を作りたいですね。ビューヘルム準男爵家とは、完全に隔絶する形で考えようかなって思っていますけど、駄目でしたか?」


「うーん、そもそもまだビューヘルム準男爵家の当主も決まってないからね……。初めから独立する形で動いていくつもりだったのか。なるほど。それなら急いでいても、おかしくないのかな?」


「コンラート、それは諦めた方がいいですわよ? 現実を見れば、オスカーが準男爵になることは目に見えています。それを阻止するのは不可能だとは、私も思っています。残念ではありますが、アーミンの方が現実が見えていますわよ?」


「全然残念そうには見えないんだけどね。まあ、いいか。それだけの事を、実家がしているって事なんだしね。薄々は解っていることではあるけど、少しは希望を繋ぎたいかなって思っているんだけど」


「無理ですわね。父さんにその程度の事が通じる訳がありません。コンラートはもう少し残酷になるべきですね。現実を見ているのはそうなんでしょうが、それでは貴族としては優し過ぎます。もっと非情になりなさい。兄弟姉妹でも、蹴落とすことは普通にあり得るのですよ?」


「だから、オスカー兄さんを蹴落として、準男爵になろうと思ったんだけどね? 無理だって断言できる材料が見つかっているって事なんだろうけど、何を基準に考えたらそうなるのかな?」


「レイミール商会のダンレムさんの目です。あれは、こっち側が何処までやるのかと見極めようとしている目でした。何処まで動く覚悟があるのかと言う事を問うていたのです。そこで、アーミンの手紙を受け取ったことで確信いたしました。この時点では、まだ疑惑程度のものでしたが、受け取った時の本気の顔を見れば、ああ、既に決していたのですねという事を思い知らされましたわ」


 ああ、カタリーナはそこで最終判断をしたのか。まあ、似たようなものだけどな。俺も手紙を受け取った時の返事で、最後まで行く覚悟が決まったんだなってこっちを認識したと思っているからな。まあ、冬には茶番なんだろうなって思ってはいたんだけど。


 決め手になったのはダンレムさんだ。そこで確定した。だったら大きく動けるだけ動いてしまおうという決意を固めたからな。カタリーナは人をよく見ている。俺も同じだけどな。その時点で、手紙を受け取らないのであれば、まだコンラートが準男爵になる目はあったんだろうけど、受け取ってしまったからな。これは駄目だと完全に見切りをつけられたと判断した。ビューヘルム準男爵家は後がない状況だって事を、理解していないんだろう。こんな土地で、生命線をヨナターク子爵家に握られている状況で、何も見えていないんだから、始末に負えない。ここでコンラートを選ぶのであれば、どれだけ領地が発展するのか。それを解っていないんだ。だから見切りをつけた。そうじゃないかな。

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