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ベリーベリーベリー  作者: ルケア


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香水のお値段は

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 夏の50日。レイミール商会から返事が返ってきた。石鹸の方はまだ解らないんだけど、取り急ぎ香水の方からだな。あれから試作をさせて、色々とコストカットについても検討してくれたらしい。何というか、急がせて申し訳ないが、出来る範囲で頑張って貰った結果、向こうの価格で、銀貨5枚で販売する事になったそうだ。ついては、中身について、こっちで作る様になっているので、瓶1つにつき、金貨1枚で買い取ってくれるらしい。詰め替え価格は銀貨1枚。まあ、無難なところで落ち着いたとは思う。空瓶1つで200から300くらいは補充できるからな。その辺の利益も載せて、その価格なんだろうとは思う。何とか安く売り込みに成功したのはいいんだけど、これから王都に売りに行くらしい。


 勿論だが、地元であるヨナターク子爵領では売るんだけど、それ以外に関しては、王都から広げる方がいいらしい。その方が世に広く渡るらしいのだ。まあ、その辺の戦略については任せてあるので、こちらは了承したとしか言えない。そういうのは専門家に任せた方がいいんだよ。素人が口を出しても良いものではない。任せて、駄目ならそれまででしたって事になるだけで、こっちとしては出来ることはない。儲かれば良いな程度のものである。儲けさせてくれるのであれば、それに乗っかるまでなんだよ。まあ、高級石鹸の方は儲かるのは確実なんだからな。なんせ、高級品に関しては、白金板3枚で買ってくれるんだから。普通の石鹸が白金貨2枚だから、完全にぼったくりだよなとは思うんだけど、香油や香りを閉じ込めるって事は、それなりに難しいみたいなんだよ。なんでなのかは知らないけど、それは不可能みたいな感じだったらしい。


 それが出来たんだから、それなりの価値になるって事で、まあ、ね。こんな価格になった訳なんだけど。多分、クイーンベリーの匂い付きの石鹸も、そのくらいの金額で売られて行くはずなんだよ。高級品である。最高級品である。女性貴族の財布事情は聞いてはならないんだろうな。何処からその資金が出てくるんだとか、聞いてはいけない事ではあるんだろう。


 まあ、血税なんだけどな。それが石鹸1つに消えるなんてな。馬鹿らしいにも程がある。何も学んでくれないんだろうな。それだけの価値があると本気で思っているんだろう。そこまでじゃないのに。そんなに難しいものでもないのにな。自分たちで作れば、どれくらい簡単に作れると思っているのか。作り方を知らないってだけで、それだけの金額を出せるんだから凄いよ。普通ならもう少し躊躇うんじゃないかなって思う訳で。そんな事は無いんだろう。女性貴族に取って、資金とは、湧き出てくるものなんだろうとは思う。カタリーナはどう思っているんだろうな。普段から高級品を使っているが、実質タダだからな。高級感も感じて欲しいが、タダだしな。そこの所の価値観の修正は難しいのかもしれない。


 そもそも石鹸は庶民も使うべきなんだよな。手を洗う時にでも使うんだよ。その方が清潔になって良いんだよな。というか、スライムゴミ処理所のお陰で、臭い問題はかなり前から解決しているし、割と重要な役割をしてくれているスライムゴミ処理所。まだスライムが溢れ出たことはない。というか、増えてないような気がするんだよ。繁殖するんじゃないのかね? 1度も溢れたって事を聞かないし、そもそも増えたって事も聞かない。人間が近くにいれば、増えないとか、そんな事があるのかね? 魔物の生体は全く解っていないからな。何がどう作用しているとか、全く解らない。でも、増えないのであれば、増えなくてもいいんだよな。処理する手間が省けるんだし。


 今後も増えていかないとは思われる。スライムが増えて、大変な事になるって事は避けられたらしい。そんな事になる前に、処分するけどさ。というか、魔物って繁殖するのかね? それがよく解っていないんだけど。増えてくれるのであれば、狩るだけなんだがな。最近は、魔物と言えば、魔石って感じになってきているんだよ。狩人たちがかなりのペースで狩っているからな。それでも、動物もいなくならないし、魔物もいなくならない。この森は余程広いんだろうとは思うな。でも、その内狩れなくなる動物もいるだろうし、畜産もやっていかないといけないとは思っている。雄牛はお肉として育てても良いとは思うんだよな。その内豚も飼いたいな。豚はいいぞ。増えるし、何でも食べるし。まあ、猪を捕まえてきて、そのまま家畜化すればいいんだろうが、それだと時間がかかるだろうしな。品種改良というか、遺伝子操作は出来ないけど、そういう家畜化は出来るとは思うし。


「そんな訳で、新商品を扱い始めますので、醸造所のお酒も重要になってくる事になりました。安く、平民に売っていくので、そこそこの数が捌けると思うんですよね。それで、貴族も使っていけば良いとは思うんですけど、貴族用としては、匂いが強いものを選んでいるつもりです。平民用のものは、薄く水で割って、差別化しようかなって思っています。そうすれば、貴族も面子が立つでしょうし、平民の女性にも売れますし。まあ、原材料は同じなんですけどね。それで結構お酒を使いそうな感じなので、急いでお酒を作らないといけないんですけど……」


「もう、保管庫はいっぱいだよね? どうするんだい? 醸造所を増設する?」


「いや、それは早いかなって思っているんですよね。流石にまだ増設はちょっと……」


「何でも良いですけど、これは絶対に売れますからね? 数は用意しなければいけませんよ?」


「解っています、カタリーナ姉さん。なので、その辺はレイミール商会にお任せしてしまっているんですよね。売れるのは間違いないので、何処まで売るのか。どうやって売るのかはお任せしようかなって思っています。素人が指図しても意味無いでしょうし」


「まあ、専門家に任せておく方がいいよ。こういうのは商会の方がよく解っていると思うからね。本当は貴族用に作って、高く売るだけの予定だったんだろうけど、真似されて、先に平民に売られたら、堪ったものじゃないだろうからね。それを阻止しに行ったのかな?」


「真意は解りませんけど、とりあえず、平民にも広がりますから、ある程度の数は見込めます。それを見越して、色々と作らなければならなくなったんですけど、その辺は何とかします。何とでもなるとは思うので。でも、流石にカタリーナ姉さんの分だけは確保したいですよね?」


「当り前ですわね。私の分はきちんと確保して頂戴」


 ですよねー。まあ、そのくらいはさせてもらうけどな。色々と案は出してもらっているし。案が無ければ、研究も出来ないからな。案を出すのが一番難しいんだから。何が欲しいって言ってくれないと、需要が解らないんだよね。こういうものが欲しいと言われなければ、作ろうとも思わないからな。作るための原動力は発想であると。そうやっていう人もいるくらいなんだから。まずは案が無ければ、何も出来ない。そこから商品開発が始まるんだから。


 各種ベリーの石鹸も有りだと思うんだけど、匂いがなあ。そこまで強い訳ではないから、抽出するには時間がかかると思うし、そこまで需要が無かった場合は困るんだよね。クイーンベリーは人気の果物だから、需要があることは解り切っているのはそうなんだけど、他のベリーたちについては、作らない方針で行こうと思っているんだよ。必要であれば、作るけどな。工夫して、色々とやってみるさ。

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