商人来訪
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8月27日。今日は商人がやってきた。レイミール商会のいつもの商隊だな。今回もダンレムが率いてきたらしい。というか、ダンレムの仕事なんだそうだ。そのことは夕食会の時に話をして解ったことではある。専属の商人を付けてくれているって事は、それだけレイミール商会にヨナターク子爵家が働きかけてくれていると言う事である。本当に有難い事ではあるな。今後も寄親として頼らせてもらう事になるんだけど。
食事会では、色んな話を聞くことが出来ている。特に石鹸については、色んな場所から取引を持ちかけられているそうだ。高級石鹸の方に関しては、王都の方にも売りに行っているらしい。中々に大商いになっているらしいが、それでいくら儲けているんだろうな。その辺の話は流石に突っ込まないが、かなりの金額を得ているとは思っている。王都で売れるくらいの品質になっていると言う事は、それだけ発言権も大きくなってきているって事だろうからな。いい事ではある。どんどんと売り込んでもらって、儲けて貰わないとな。
それで、夕食会が終わって、次の日。改めて商売の話だ。今回は、馬と牛を買わないといけない。その為には、色々と準備をしてもらわないといけないとは思っているので、まずは話を通しておかないといけないとは思う。まあ、買えないって事は無いとは思う。事前交渉では、喜んで受けます的な話であったからな。家畜を購入するのはいい事である。結構な金額になるとは思うが、それに関しては仕方がないとは思うんだよ。牛も馬も、使いたいくらいには、農作業に役に立つからな。沢山使ってやろうとは思っている。それだけ期待しているって事なんだよ。まあ、農耕馬にしても、農耕牛にしても、動物側に慣れも必要だとは思うが。初めから順調に行くとは思っていない。けど、ある程度なら何とかなるんじゃないかなとは思うんだけどな。
「購入の品は、とりあえずはそれだけですね。必要分は確保したとは思いますし、まだフォーク村が残っているので、これくらいは残さないといけないでしょうからね。鉄も銅も船便で手に入るものではありますけど、折角持ってきてもらったんですし、ここである程度は買いますけど。でも、一番うれしいのは空瓶ですね。何かと必要になってくるので、大量に手に入るこの時期が本当に有難くて」
「それはこちらもですよ。空瓶を持って帰るだけでは、商売になりませんから。その点は感謝をしておりますとも。勿論ですが、ジャムや蜂蜜、それに砂糖まで。色々と作る様になりましたよね。素直に素晴らしいとは思いますよ。これで継続して商売が出来る。商売が出来ないと、私どもも儲かりませんしね。儲けることはいい事です。これからも良き隣人でありたいものですな」
「本当ですよ。それで、そちらには話を通してあるとは思うんですが、牛と馬を買いたいと思っています。雄雌半分ずつで、全部で40頭ほど考えているんですが、どのくらいの時期になりますかね?」
「うーんそうですね……。話は聞いていたので、何とか準備は出来るとは思うんですが、早くても今年の冬ですかね。家畜の移動もあるので、急ぎなら、秋には準備できるとは思うんですが……」
「秋ですか。アーミン、牧場の建築はどうなっているんだったかな?」
「牧場の建築は、この冬から始めます。なので、春の中頃には完成するとは思いますね。なので、持ってきてもらうにしても、春の中頃になるんじゃないかなとは思います。……もっとも、その時期に行商には来ないでしょうし、夏になるんじゃないかなとは思っているんですが」
「なるほどなるほど。準備はまだこれからと言う事ですか。……ところで、来年も移民を募集されるようで。その様に聞いていますが、その時期は何時頃になりますか? よろしければ、それと合わせて家畜の方も持ってこられればなとは思いますが」
「来年の移民か……そうですね。今年と同じくらいの時期が良いとはおもいます。こちらも準備が必要なので、詳しい日時については、また伝えます」
「同じ時期だと、家畜もその時にした方が良さそうですな。その様に準備を始めておきます。しかし、どんどんと移民を受け入れますな。正直、ここまで拡大するとは思ってもいませんでした。産業を興してからというもの、発展が目覚ましいものがありますな」
「それに関しては運もありますね。このグロドツギの森が、凄く資源の多い森だったってのが大きいとは思います。特殊な気候ですし、土地も特殊ですからね。何かと植物には縁があるというか、そういう所が大きいとは思います」
そんな感じで無難に話を進めていっている。特に気になることは無いかな。純粋に褒めてくれているような感じがしている。特に商会に利益になるからな。その点は大きいとは思う。今までは利益にならなかっただろうからな。どうしても、いかなければならない土地から、行く価値のある土地に変わりつつあるとは思う。その辺は向こうが何を思っているのか次第ではあるんだけど、いい印象は持ってくれているとは思うんだ。……レイミール商会が、貴族の選定に何処まで関わってくるのかは知らないけど、その辺も聞いてみると良いとは思うんだよな。
「俺からもいいですか? 今は貴族家の当主を決めているじゃないですか。それで、レイミール商会の影響力について聞きたいんですけど、本音としてはどんな感じですかね?」
「貴族家の当主の選定には、全く関わりませんな。ご当主から、各村の状況はどんな感じかを聞かれるくらいです。ここの話は話題にしますが、特段何か思っているような事は無さそうですね。……この話をしてくると言う事は、そう言う事ですか?」
「そう言う事ですね。このままだと、アタライ村のオスカー兄さんが当主になると思うんですよ。それだと、この村の在り方も変わってくる可能性があります。特に子供が出来て、将来的な話ですよ? 向こうに子供が出来たら、今回みたいに選定に使うと思うんですよね。そうなってくると、方針ががらりと変わる可能性があるんです。それではよろしくないじゃないですか」
「確かによろしくありませんね。このままの村を続けて貰う方が、我々としても利益がありますからな。ただ、それが難しいとなってくると、話は変わってくるとは思いますね」
「なので、ヨナターク子爵家の力を借りられないかなと考えていまして。こちら、手紙になります。これはコンラート兄さんからではなく、俺からの手紙になります。読んでもらって、来たる時に手を貸していただければなとは思っております」
「なるほどなるほど。それはいい案ですね。それであれば、この村もそのまま。今後の発展も見込める。なるほど、悪くはないですな。では、こちらの手紙は、ヨナターク子爵家にしっかりと届けさせて貰います」
「こんな弟ですけど、色々と考えてくれているみたいなんですよね」
「いい弟さんじゃないですか。では、家を興すとなった時には、お力に成れるかと」
それだけで十分だとは思うよ。かなりの力になってくれるとは思う。ヨナターク子爵家に伝手がないからな。こうでもしないと動いてはくれないだろう。手紙の内容は秘密だ。ある程度は書きはしたが、まあ、どうなるのかは出てみないと解らない。結果はどうなるだろうな。俺としては、勝機はあると思っている。ヨナターク子爵が、どういう人物なのかは知らない。けど、義理堅く、堅実な人だとは思っているんだ。それなら、しっかりと動いてくれるだろう。




