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ベリーベリーベリー  作者: ルケア


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サトウキビの発見

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 冬の72日。内政は順調だ。何かが起きるとかは無く、今の所順調に進んでいる。とは言っても、貿易に関しては余りよろしくない。黒字ではあるんだけど、石鹸に頼りっ放しなのは頂けない。何かしら別のものが必要になってくるとは思うんだけど、何か無いかなって感じなんだよな。何かしらあれば良いんだろうけど、特に今現在で必要なものが無いんだよな。冬だからってのもあるんだけど、特に言う事がないんだよな。


 1つだけ言えるとすれば、養殖していた魚たちが子供を産んだって事らしい。稚魚が泳いでいるらしいのだ。どうやら冬の間に卵を産んで、それが孵化したらしいんだよ。で、その数がえげつない事になっているらしいんだけど、養殖場から少数ではあるが、逃げてしまっているらしい。まあ、それも仕方がない事ではあるんだけどな? 逃げるのはどうしようもない。網目よりも小さい魚なんだから、逃げるのはどうしようもないんだよ。まあ、それでも、数が多いので、どんどんと大きくなっていけば、養殖場にいっぱいになるらしいが。


 魚はそこまで増えやすいらしい。ドードー鳥も100日程度で大人になるんだけど、魚はもっと早くに大人になる可能性もあるんだそうだ。まあ、こればかりはやってみない事には解らない事なので、試してみない事には始まらないんだけどな。でも、どうしようか。先に今の大人だけは食べてしまった方が良いんじゃないかな。また大量に増えることになるんだし。


 どうしたものかな。とりあえずは放置で良いかな。どうなるのかが不明ではあるんだ。これで数が増えすぎるようなら、生まれたら、大人は食べてしまう方が良い。でも、成長に2年から5年もかかるようであれば、そのまま放置した方が良いとは思う。まあ、実験的な事も兼ねているので、暫くはこのままだ。次の冬にどうしようか決めるべきだとは思うけどな。


 まあ、そんな感じだな。内政は極めて順調ではある。貿易関係の品だけは、どうにかならないかとは思うんだけど、こればかりはどうしようもないんだよな。森の中で何か新しいものが見つかれば、話は早いのかもしれないけど、見つからない可能性も高い。既にこれだけ探しているんだ。新しい何かがあれば、とっくに気が付いていても良い筈なんだよな。


「おーう、ちょっとこれを見てくれないか? なんかこんなのが沢山生えていたんだが、何かに使えないかと思って持ってきたんだ」


「ん? 何か採取できたのか?」


「ああ、なんか食った感じ甘いんだよな。良い感じに甘いから、果物なんじゃねえかって話が出たんだが、こんな果物は見たことがないんだよ。だから、ここで何か知らねえかと思ってな」


「とは言っても、そんな植物はありふれている……いや、まて。甘いって言ったのか?」


「そうだ。なんか甘いんだよ。ちゃんと毒味しながら色々と食えないか試していたんだけど、これが妙に甘くてな。何かに使えるんじゃないかって思ったんだが」


「茎が長くて甘い? サトウキビか!? 大発見じゃないか! これがあれば、砂糖が作れるぞ。砂糖なんて高い以外に無いんだから。よくやった。これを大量に仕入れてくれ」


「お、おう。良いけどよ。サトウキビってなんだ? 砂糖が採れるのか?」


「そうだ。砂糖が採れる。高級品の代名詞の砂糖が採れる。しかもサトウキビは年中栽培が可能なのか。それは素晴らしい。冬にでも採れるってなると、話が全然変わってくるんだよ。サトウキビはしかも挿し木で増えるからな。この状態のサトウキビでも、土に植えておけば増えてくる。しかも、しかもだ。サトウキビは基本的に切った場所から生えてくるんだよ。しかもグロドツギの森だから、季節関係なく生えてくる。デカい。デカい商いになるぞ。農民が冬場に何もやることがないって状況にはならないな。これからはサトウキビの時代なんだ。砂糖があれば、一気に話が変わってくる」


「お、おう。まあ、良かったぜ? とりあえずどうしたら良いんだ?」


「ありったけのサトウキビを持ってきてくれ。明日からは農民に畑を耕してもらう。可能な限りサトウキビ畑を作るぞ。こんな森に生えている訳がないと思っていたけど、間違いだったのか。これで、石鹸だけに頼らずに、大きな商売が出来る。来ている。流れが来ている。他には、他には何か無いのか? 食べられるようなものが無かったりしたのか?」


「いや、まあ、ない訳じゃないんだが、美味しくないんだよな。苦みが勝つというか、そういうのもあるんだよ。まあ、今度持ってくるわ。見つけた時には、大体毒味しているから、問題ないとは思うけどな?」


「何かあったら持ってきてくれ。色々と常識的な事とは違う事が起きるのがこの森なんだ。冬場でもあるなら持ってきてくれ」


「いや、前に見つけた時は秋だったと思うからな。多分冬には無いんじゃねえか? 春からまた探してみるけどよ」


「解った。それは春でも良い。だが、サトウキビは別だ。大量に持ってきてくれ。何人動員しても構わないからな。それだけ沢山必要になるんだ。成長が早いグロドツギの森なら、1週間に1回は採取できるかもしれない。砂糖がそれだけ手に入れば、かなりの利益になる。こうしては居られないな。明日には大量に用意してくれ。それと、樵になっている農民をこっちに強制的に連れてこないと。耕して貰って、挿し木でどんどんとサトウキビを増やせば、石鹸と同じく、主要産業の1つになるぞ。よし、よし、これは来てる。流れが来ている。これで砂糖の生成に成功すれば、この村が重要拠点になる。色々と出来ることが増える。……流石に白砂糖は無理だろうな。黒砂糖で我慢しないといけないだろう。だが、その分ミネラルなんかが含まているって事になるんだよな。これを交渉材料に出来れば、かなりの儲けが期待できる。……空瓶が足りなくなりそうだな。どんどんと輸入をしないといけなくなりそうだ」


「お、おう。まあ、明日から行って来るな? というか、割とその辺に生えているからな? 気になったものを食べているだけで。だから、簡単に見つかるんじゃないか?」


「っく。自分で確認できないのが面倒だ。取ってきてもらうしか出来ないからな……。だが、よくぞ知らせてくれた。これでこの村は安泰と言っても過言じゃない。これで収入源に困ることはなくなるからな。砂糖なんて高いに決まっているじゃないか。塩なんかよりも高い。……普通は塩の方が高いんだけどな。絶対に必要なものだから。だけど、砂糖はそんな事では揺るがない。甘いというのは正義なんだ。誰もが甘味を求めているんだ。砂糖があれば、色々と金を稼げる手段が増える。ジャムに混ぜてもいいし、お菓子作りも出来る様になるな。……お菓子のレシピは詳しくないが、誰かしら料理上手な人が作れば、それが伝統的なお菓子になるんだろうし、この村の発展は約束されたようなものだぞ。これは素晴らしい発見だ」


 サトウキビがあればと、何度思ったことか。だが、そんなものは見つからなかったし、どうやって伝えればいいのかが解らなかったんだ。甘い植物を探せっていっても、難しいからな。よくもまあ、こんなものまで試そうと思ったな。尊敬に値する。食料には困ってないはずなのに、探求心は素晴らしいものがある。


 さあ、準備をしよう。サトウキビ畑を作るぞ。サトウキビから甘い汁を絞る道具が必要になるな。それは鍛冶師に作って貰わないといけない。さあ、仕事が出てきたぞ。砂糖なんて幾らあっても困らないからな。どれだけあっても困らないんだよ。

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