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ベリーベリーベリー  作者: ルケア


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もう少しで紙漉き所が完成する

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 冬の38日。今日は紙漉き所で使う道具についての話をしに来た。建物は出来たらしいんだけど、後は道具を何とか揃えるだけになる。だから、一度見てくれとは言われているんだ。まあ、俺だって詳しい事は解らないんだけどな。やって貰って慣れて貰うしかない訳で。


「とまあ、こんな感じだな。これを後3セット作って終わりにしようやって話になっている。これでどうだ? 目的の物は作れそうか?」


「これなら大丈夫だとは思いますね。後は使い方に慣れてくればって話になるとは思います。まあ、大量に板は必要になりますし、その辺はまた迷惑をかけるんですが……」


「板材については問題ねえよ。今は移民にも作らせてるからな。将来的には自分たちの家を作ってもらわにゃいかんのだ。その辺の事を教えるには、丁度いい機会だった。初めから上手くできる奴なんて居ねえからな。失敗して、何度も何度も繰り返して覚えるんだ。ちっこいのもそうだからな? 色々と失敗をしろ。そうして覚えていく事の方が多い。単純なミスをしろって訳じゃねえ。ミスの事も承知で挑戦しろって事だ。挑戦しないと、出来ないまま終わっちまうからな。出来る事、出来ない事、その線引きは必要だが、出来ない事と無理な事は判断がつくようにしておかないといけない。無理な事は、なにをやっても無理だからな。その辺は覚えていかないといけない事ではあるんだよ」


「そうですね。無理な事はいくらやっても無駄ですし、出来ない事は出来るようになるまでやれば良いんですよね。その辺の判断は任せますけど。でも、本当に大丈夫なんですか? 結構木材を使ったと思いますけど」


「ああ、木材は使ったな。だが、河川改修に使った木材は乾燥させる前の木材を使った。どうせ水の中に沈めるんだしな。乾燥してなくても問題ねえのよ。だから、その分、こっちの木材はそこまで使わなかったんだ。だからまだ紙漉き所を作っても木材には余裕がある。流石に食糧庫を作る頃には、初めに伐ったやつらが使えるだろうからな。何とかなるとは思う訳だ。まあ、その辺は心配するな。こっちで上手いことやるからよ。だから、ちっこいのは、俺たちにちゃんと指示を出せば良いんだよ。やれるかどうかはこっちで判断する。命令をするのが貴族の仕事だろ? 俺たちはそれを実行するだけだ。だから、遠慮なく命令しろ。無理なら無理って言ってやるからよ。俺たちにも出来ない事はある。それの判断をそっちがするんじゃねえって話だ。専門家に任せておけって事なんだよ。解るか? 仕事を頼むのに、遠慮はするんじゃねえ」


「それはいつも助かっているので、今さらですけどね。無茶をいうのはいつもの事なんで」


「まあな。ちっこいのが持ってくる仕事は、何度かやったが、面倒なものが多かったような気がするな。水車小屋もそうだったが、船着き場もな。何とか出来る範囲だったから何とかしたが。大きな仕事ばっかり持ってきやがって。やりがいがあるのは良いが、何をしたいのかが解らねえと作りようがないからな。今回も何度も何度も来て貰って悪かったな。だが、イメージは出来た。何とかしてやるさ。これで良いならこれで何とかなるんだしよ」


 まあ、そうだよな。毎度毎度無茶な注文を受けて貰っている訳なんだよ。悪いとは思うが、これも領地の発展の為なんだ。出来ることをやって貰うしかない訳で、出来る範囲で頑張って貰うのが仕事なんだから。それが出来るように、なるべくイメージを伝えるしかないんだよ。出来ないなら出来ないって断ってくれるって思っているから、無茶な注文も出来る訳だ。その辺は感謝している。出来ない事を出来るって言われるほど、面倒な事は無いからな。後でやっぱ無理だったって言われる方が厳しい所がある。出来ないなら出来ないと、断ってくれる方が有難い。


 結果的には全部できてしまったんだけどな。やっぱり職人は凄い。なんだかんだと形にしてしまうんだからな。俺では無理だ。どんなことをやりたいのかまでは解るんだけど、どうすれば出来るのかが解らないからな。方法に関しては、職人に丸投げである。それで良いんだ。それで出来ないって判断するのが職人だからな。俺は現実的に可能かどうかを聞くだけなんだ。出来るならやって貰えば良い。出来ないなら、発想を変えないといけない。そういうものである。


「それじゃあ、これと同じものが後3つできる訳ですよね。と言う事は、それだけ乾かすものも必要になってくる訳で……。それも用意できますか? 結構な数になるとは思いますけど?」


「まあ、何とかするさ。数が本格的に揃うのは、もう少し後にはなる。だが、とりあえずでいいのであれば、42日ごろに完成だな。特に何も無ければ、それまでには何とかなるとは思う。そこから、作るにしても、後は量産ってだけだからな。手間だが面倒な仕事ではない。新人を鍛えるついでにやってやるさ」


「お願いします。それじゃあこっちでここの人員を集めておくので、42日には、色々と準備して起きますね。それと、薪にしない端材ってちゃんと置いてくれてありますか?」


「取っておけって言われてた奴だろ? ちゃんと取ってあるが、本当にそれで紙になるのか?」


「やってみない事には解らないですね。でも、出来ない事は無いと思います。水車小屋で、ひたすら粉々になるまで混ぜる必要がありますが、そのくらいなら出来ると思うので。後は麦を炊いて、ドロドロにしてしまう訳ですね。それを繋ぎにして、紙を作ってしまおうって作戦になります。これが出来れば、売り物にもなりますし、冬にも仕事が出来るようになりますからね。出来れば成功してもらいたい所なんですよ。冬に仕事があるって良い事だと思うんですよね。それだけお金が稼げるわけですから。まあ、やってみて、駄目そうなら他の事を考えてみますけど」


「まあ、好きにしてくれれば良いさ。俺たちはそれについていくだけだからな。出来ることはやってやる。出来ない事は、何とかする。無理な事は無理だがな。その判断が出来るようになるまでには、時間がかかるからなあ。今の新人も何処までやれるのかってのが、まだ見えてきてない感じだし。というか、樵を増やし過ぎてないか心配なんだが。良いのか? 今のままで」


「良いんですよ。今のままで。樵は多い方が良いですからね。それに西側に橋がかかったら、また移民を呼びますからね。その時に指導できる人が必要になるじゃないですか」


「まだ呼ぶのかよ。この村もどんどんと大きくなっていくな」


「そりゃそうですよ。まだまだ大きくしますからね」


 最低でも2000人の村を作るつもりである。それくらいの人口は必要になってくるんだよ。何をするにしてもだが、人口が足りないってのが一番不味いんだ。領地の人口は維持するだけでは駄目だ。増やし続けないといけない。その辺は、父さんが解っていない所ではあるんだよな。人口は増え続けるのが健全。まだまだ土地は余っているんだから、増やし続けないといけない。


 まあ、目指す所はそこなんだ。成長の限界まで人口を増やさないといけない。まだまだ人口は増やせる。そのポテンシャルはある。それを活かし切れば、この森でも2万人の町を作ることは可能だと思っている。まあ、そこまで大きくするなら、村を幾つかに分ける方が先だとは思うけどな。そうだな。最低でも村を5つは作りたいかな。そうじゃないと、ビューヘルム準男爵領が小さすぎるんだ。今のままだと、準男爵でも小さすぎるんだよな。

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