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ベリーベリーベリー  作者: ルケア


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東側右岸の堤防工事は終わり

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 秋の87日。東側右岸の堤防工事が終わった。これで洪水被害は、移民たちの側しか起きなくなる。まあ、それ以上の大雨が降ったら知らないが、何とかなるだろう。大雨なんてこの6年間一度も無かったんだから。今後も無いとしても良いんじゃないかな。異常気象なんて起きてくれるんじゃない。何かあったら問題しか起きないからな。こんな森の中で、異常気象なんて起きてみろ。そもそも生きられない。普通に生きることを放棄した方が良いと思う。


 そんなこんなで堤防が完成した訳なんだけど、まだ4分の1だからな。今度は西側左岸を堤防工事しなければならない。その後に、東側左岸と西側右岸。そんな順番でやっていくんだ。当然だが、途中で色んな工事が挟まることになる。色んなものを作って貰わないといけないからな。まあ、何とかなるとは思うが。何とかならないと、俺たちが困るだけなんだけど。


 次は疎水の工事である。こっちは上流から水を引いてくる必要があるので、そこそこ面倒な工事にはなる。が、土を掘るだけなので、そこまでの時間はかからない。移民も動員できるし、人材は何とかなる。さっさと掘って、次の工事に取り掛かって貰いたいものだ。


 それはそうとして、漁を開始した。船で漁の道具を持ってきてもらったからな。新たに水生系の魔族に漁をしてもらう事になった。まあ、そこまで難しいものではない。底引き網で、魚を一網打尽にするだけなんだ。まだ養殖については考えない。どの魚を養殖するのかが問題だからな。食べてみて、美味しい魚を養殖するんだ。そのくらいは選ばせて欲しい。


「とは言っても、どの魚がどの料理になっているのかが、今一つ解らないんだけどな。美味しいのは解るんだけど、何の料理になっているのか。それが解らない」


「なんだ? 不味い魚でも居たのか?」


「いや、今のところは全部美味しいと思う。だから、養殖もそこまで拘らないでもいい様な気がしている。慣れれば、どれも大差が無い様な気がするし。後は育てやすいかどうかなんじゃないか? 育てにくい魚を育てても仕方がないし。こればかりは試行錯誤をしなければならないかなって思っているんだよ。1回目で上手くいくとは限らない。……まあ、放置すればいいだけって可能性も十分にあるんだけどさ。餌だけ与えれば、勝手に繁殖してくれるんじゃないかって思っているんだよな。ドードー鳥もそんな感じだろう? だから、魚も同じなんじゃないかって思ってさ」


「あー。ドードー鳥な。あいつらは阿保だからな。鶏よりも阿保だ。だから簡単に飼育が出来るし、何も困ることはない。この間も飼う場所を広げてくれって頼まれたからな。なんだかんだと卵を育ててみているらしいが、大体100日もすれば、卵を産んでくれるんだそうだ。生まれてから100日で卵を産むもんだから、結構な場所が必要になるんじゃないかって言われているぞ。そっちは領主には言ってあるが」


「コンラート兄さんに知って貰っているなら問題ないかな。ドードー鳥の卵も良い感じに採れているんだし、育ててどんどん増やすのは良い事だと思うしね。増やしていかないと、寿命もあるだろうし、なんだかんだと卵は美味しいからね。鶏よりも卵を産むし、大きいし、味も良いってなると、どうしてもね。美味しい方を選ぶのは当然だとは思う」


「って言っても、そこまでは解らんがな。卵が大きいのは助かるが。毎日卵が食べられるってのは、贅沢なんだぞ? 今は規模を拡大している最中だから、もう少しすれば、移民たちの分も確保できるだろうとは言われているが。なんにしても、食生活が豊かになるのは良い事だよな。今回の魚にしてもだ。食べるものに困らないってのは重要だよな」


「それはそうだよね。それよりも、お酒はどうしたの? 買って皆に配ったよね? そろそろ次が来るから、消費してもらわないと困るんだけど」


「あん? 酒の事か? 酒なら来た日にはなくなったぞ?」


「あれ? もう全部飲んだの?」


「あれくらいの量なら、1日でなくなるからな。皆でちょっと飲んだら終わりだ。まだまだ飲み足りねえって状態で終わっちまったぞ。もっと買うんじゃなかったのか?」


「いや、もっと買う予定で居るし、何だったら自分たちでも作るつもりでは居るんだけど、酒蔵はまだ作らないからね? ジャムも良い値段がするんだし、お酒に回すほどの余裕がまだ無いんだから。作って良いとは言われているけど、酒蔵は、食糧庫を増設したらになるからね? それまでは辛抱してもらわないと。そして、酒蔵を作ったら直ぐに酒が出来る訳じゃない。90日くらいは放置しないといけないし、失敗の恐れもあるからな。急ぎはするんだけど、そこまでの急ぎじゃないんだよ。まずは果物の確保を急がないといけないし、お酒に回す労力はまだ無いんだから」


「早くしてくれよな。自分たちで酒が作れるようになれば、好きなだけ飲んでも良いんだろう? だったら急いで色々と作らないといけないな。順番は食糧庫の後で良いんだよな?」


「そう言う事だな。食糧庫は春のうちに作っておきたいし、そっちを急がせる。その前に疎水を作らないといけないし、紙漉き小屋も作らないといけない。堤防だって春の内には作っておきたいから、先に堤防の工事もするし、本当にそれからだよ?」


「わあってるよ。急ぎ過ぎるなって事なんだろう? まあ、こっちにも予定があるんだ。しっかりとその分は工事してやるさ。って事は、酒が出来るのは冬頃になるのかねえ。自分たちで酒が作れるってのは良い事だよな。自分で作ったんだったら、好きなだけ飲んでも怒られねえ」


「いや、半分は輸出するんだからね? 酒を買っているのは、あくまでも空瓶を用意するのが無駄だからなんだし。樽で輸出できるんだから、酒は売る用にもなるって事なんだよ。だから、全部飲まれても困るんだよ? まあ、売値次第では、全部飲むことになるんだろうけど。高く売れないと、どうしても自分たちの消費に回した方が良いし。でも、樽を作るんだから、金属も必要になってくるだろ? それだけのコストがかかるって事を認識してもらわないといけないけどな」


「金属なんて安いものだろう? 知ってるんだぜ? 石鹸で荒稼ぎしてるそうじゃねえか。なら酒くらいは良いだろうよ。石鹸が売れなくなるなんてことにはならないんだろ?」


「まあ、需要はあるだろうしね。貴族の女性が欲しがるだろうから、無限に需要は出てくるとは思うよ。でも、それでも上限ってものがあるからさ。その他の商品も作らない訳にはいかないんだよ。なんでもそうだけど、1つの商品に頼り過ぎるのは良くないんだ。出来る限り複数の商品を売って、生計を立てないといけない。石鹸だって誰かに真似されたら、そこまで高くは売れないんだからさ」


「難しい事は解らねえが、その時はまた何か考えるんだろう? なら良いじゃねえか。今は酒をどうやって作るのかの方が重要じゃねえのか? そうだろ? 売るにしても、結局は必要になってくるんだからよ」


 いや、まあ、それはそうなんだけどさ。売る前に全部なくなりそうで怖いんだよな。のん兵衛たちは限度ってものが無いんだから。無限に酒があったら、無限に飲んでいるだろうし。そうなったら商品にならないんだよ。


 まあ、飲めるだけの果物を集めないといけない訳なんだけどな。それには多少の苦労はしてもらうと思う。人員を増やして対応しないといけない事だとも思うしな。何よりも、お酒が出来るのかどうかも怪しいし。酵母はあるけど、それで上手くいくかは別問題だ。

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