船が来たぞ
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
秋の72日。服が出来上がって、それを着させられている状態である。まあ、かっこいい方が良かったんだが、それは却下されたからな。しかし、服の出来自体は良いので、しっかりと着まわしていこうとは思う。1年くらいなら何とかなるだろう。何ともならなかった場合は、新しく作ることになるんだけどな。そんな事にはならないって言いたいが、こればかりはどれだけ成長するのかにかかっている。
食事なんかも改善されているし、栄養もしっかりと採れている。だとすると、思った以上に成長する可能性もまだ否定できないんだよな。これで夢の身長180㎝なんて事もあり得るんだよ。まあ、まだ期待はしないでおくが。そもそも6歳である。身長に関してはこれからという側面が大きい。
成長期ではあるんだが、一気に身長が伸びる時期が来るからな。コンラートなんて今がその時だろうし。12歳と言えば小学6年生だ。ここから一気に身長が伸びる可能性がある。それを見て、俺の身長も判断しないといけないだろうな。
そんな感じで生活をしていた訳なんだけど、船着き場から連絡があった。船が到着したらしい。貿易関係の仕事は俺の仕事だ。直ぐにも船着き場の方に向かった。
「すみません。遅れました。状況はどんな感じですか?」
「おう。今、積み荷の確認中だ。向こうから送られてきたのは、塩と酒、それと漁の道具だな。後は金属が少々って所か。それの内容を確認している所だ」
「数量はちゃんと確認してますか?」
「勿論だ。言われたとおりに書いてある。まあ、まだ途中だけどな。結構な荷物だから、全部は確認しきれていない」
船着き場で仕事をしてもらう人たちだ。専属で5人くらいを配置してある。今日は3人が当番で来ているらしい。それくらいしか船着き場に張り付けられないのだ。人員不足がどうしてもな。特に男手は不足している。女手も不足気味ではあるんだが、まだそっちの方が余裕はある。
主な仕事は、船着き場の倉庫に荷物を運び入れる事と、輸出をするものの管理だ。倉庫には輸出しても良いものが入れてある。そこの個数もちゃんと数えてある。毎日変動するものではあるんだが、在庫管理はしっかりとしないといけない。在庫がないのに船に来て貰っても仕方がないからな。出来るだけ貯め込んでおきたい所である。
だが、貯め込み過ぎるのも問題なんだよな。結局は船便で運べる量で、無理なく貯蔵できる方が良いんだ。適度に在庫がなくなる方が良い。まあ、中々難しい所ではあるんだけどな。自分たちの消費に合わせて作らないといけないと言う事になってくるんだから。
まあ、難しい事は考えていくしかないんだ。放置は出来ない。だから、しっかりと考えて行動するしかないのだよ。それが俺の仕事だ。冬の間の分は、何とか在庫を抱えられたらなとは思うが、それでも限度というものがある。
出来ることを出来るだけ頑張っていくしかない。村で生活してくれる人たちの為にも、やれることはやっていかないといけないんだ。それが俺たちの仕事なんだから。村人だってちゃんと仕事をやってくれている。サボる人は居ないんだ。だったら、俺たちもサボる訳にはいかない。ちゃんと管理できるように、体制を整えて、しっかりと管理していかないといけないんだ。
「こんにちは。船で運んできてくれてありがとうございます。今は荷物の確認中なので、少々お待ちください。今回、運ぶに当たって、何か指示を受けていますか?」
「上からは、石鹸をメインにして、後は適当に買ってきてくれとは言われています。こちらが単価表になります。これらの商品があるはずだからと伺っています」
「拝見します。……なるほど。これが単価なんですね。写させてもらっても構わないですか?」
「どうぞどうぞ。写す分には問題ないと思います」
それで、ベリー類のジャムの価格や、石鹸の価格、肉の価格なんかをメモしていく。出来る限り単価が高い方が良いんだよな。向こうもその方が利益が出るんだし。なら石鹸はあるだけ持っていってもらうとして、後はジャムをどれだけ積み込めるかだな。肉はまだいい。肉は冬場で売り物に困った時で構わないはずだ。……船便で届けるという経費は向こう持ちだ。であれば、石鹸を積み込む方が向こうとしては利益になるはず。
ただ、オリーブも大量に確保しているが、石鹸が何時まで作れるのかは解らない。出来るだけ多く作れるように努力はするが、何とかならないものか。オリーブが冬でも採取できれば話は変わってくるんだけどな。採取出来ないものは仕方がない。出来るだけ貯め込んで、冬場を乗り越えるしかないんだよ。そうじゃないと、船便で赤字を垂れ流すわけにはいかないだろうしな。
「ありがとうございます。写せました。ところで、買ったものについては、ここで清算をするんですか? そこの取り決めはしていなかった筈ですが」
「こちらで清算は出来ません。我々としては、今日の分を持ち帰り、差額で支払うという形を採らせてもらう事になります。金額が大きいので、そうした方が良いだろうというのが上の判断になります。なので、我々はお金を持ってきていません。徴収にしても、支払いにしても、次の船便で清算する形になると思います」
「解りました。こちらでも計算はしておくので、何かしらのミスがあれば、指摘したいとは思います。徴収のし過ぎも、支払いのし過ぎも、どちらにしても、両者得なんて無いでしょうから」
「そうですね。ミスがあってはいけません。出来るだけそんな事が無い様に務≪つと≫めますが、ミスは起きるものだと思っていただければ。かなりの商いになりますし、特に大きな金額になればなるほど、ミスは起きますからね。両者で監督しながら行いましょう」
ミスは付き物である。どっちが悪いという訳ではない。どちらも間違えている可能性があるんだ。ミスを無くすことは難しい。何だったらその辺を含めて、こちらと調整をする事もあり得る。指定の数量に満たない場合なんかは、もろにそれが顕著になる。今回のような金属に関しては特にだな。
重さでどれくらいの金額なのかが変わってくるものに関しては、かなり難しいものになるんだよ。インゴット1つの大きさが必ず一緒という訳にはいかないからな。思ったよりも小さいなんてことはあるんだよ。それは使ってみない事には解らないし、こっちとしても判断がつかない。
「ちっこいの。終わったぞ。数は間違いなくあった。これが確認書だ。納めてくれ」
「解った。それじゃあ今度は積み込みだ。何をどれだけ積み込んだのかもチェックするからな。間違いがあってはいけない。数を数える時は慎重にだ。間違えましたで簡単に済む問題じゃないからね。間違いが無い様に、しっかりと数えてしまう。数の報告はサボらない様にしてよね」
「任せておいてくれよ。逐一あんたに報告すれば良いんだろ?」
「そうだぜ? 俺たちだって仕事をやるんだからな。その辺はちゃんとするさ」
「期待しているよ。それじゃあ石鹸から積み込みを開始してくれ。荷物の置く場所は向こうの船員に聞いてくれ。こっちでは判断がつかないからな」
「おうよ。任せな」
そんな訳で、積み荷を積み込んでいく。まずは石鹸からだ。貴重品って事になっているし、主力の商品になる。出来る限り石鹸を売り込みたい所ではあるんだが、無理なら無理と言ってくれるはずだ。買い取れる量にも限界はあるだろうしな。無制限に買ってくれるものではないとは思っている。消費が思ったよりも多ければ、別になるんだろうが。




