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色々と改革案を出しました

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「それじゃあ、畑は見直しをしてみるとして、他に何かあったかな?」


「畑以外となると、道は良かったわよね。そのままでも大丈夫だとは感じたわ」


「道に関しては、商人さんの意見も聞いてみない事には解らないです。なので、いったん保留でいいんじゃないですか?」


「まあ、メインで使うのは商人だしね。そっちに聞けば良いか。……何を要求されるのかが問題だけどね」


「それは仕方がないわよ。商人もあえてこちらに来る意味は無いもの。半分はヨナターク子爵家からの支援だと思わないといけないとは思うわ」


「それもそうだね。……ヨナターク子爵家との交渉もあるのか。畑を共用にするって事は、小麦の量も管理できるようになるんだし、その辺は交渉しないと。それも後の話だけどね。他には何かあるかな?」


「後は専門業にしたいです。畑の広さって、アタライ村と大差が無いんですよね?」


「まあ、大きさは一緒位だよ。でも、専門業ってどう言う事?」


「畑を共用化するじゃないですか。それを管理する人も選ぶんですよ。皆で畑を管理するよりも、少数でやった方がいいじゃないですか。余った人は他にやれることもあるんですし」


 そう。絶対にやらなければいけないのは、職業として農民と決めてやることである。そもそも麦の管理って、水やり程度なものなんだ。皆半日で終わって、家で内職をしていた位には暇なんだよ。じゃあ、初めから、農業をやる人はこの人って決めておいて、後は別の仕事をすれば良いのである。まあ、畑を耕す時期は、皆で一緒にやらないといけないとは思うけど。


「でも、何をやらせるの? 村にそんな仕事は無いでしょう?」


「村に仕事が無くても、やれることは沢山あります。まずは、周辺の狩りをしましょう。動物と魔物を倒しましょう」


「……兵士でもない人に、魔物の討伐をやらせるのは厳しくないかな?」


「そうでもないと思います。例えば、オーガの人たちはどうですか? 人間よりも大きいですし、力も強いですよ? 武器も剣じゃなくても良いんです。棍棒なんかで思いっきり叩くだけでも良いと思うんですよ」


「……確かに、オーガの人たちは大柄な方が多いですからね。狩りに向いているかもしれないですわね。それも1度皆を集めて説明をしなければならないでしょうけど」


「だよね。まずは説明からだよね。近日中に皆を集めて、村民会議が必要かな。その時に色々と決めてしまえば良いとは思う」


「それに、エルフの人たちは弓が得意ってイメージがあるんですけど、違うんでしょうか?」


「弓? うーん……。どうなんだろう。それも聞いてみないといけないかな」


「エルフだけではなく、弓が得意な種族は他にもいるかもしれないですわね。そこも確認した方がいいのではないかしら? 後は、種族で括るよりも、練習させてみてって事の方が良いのかもしれませんが」


「まあ、場所は作ってもいいよね。弓なら、多少は大丈夫かな。動物が狩れれば、肉も食べられるし、積極的に狙っていきたいけどね」


「後は狩りに出かけるんですから、薬草に関する知識も欲しくないですか? 森には普通に薬草が生えていると思うんですよ。それを採取するのもいいんじゃないかとは思います」


「薬草ってなると、冒険者の領分になるかな。そうなってくると、薬師も必要になってくるし、外部から呼んでこないといけない、もしくは修行に出さないといけないって事になるかな。冒険者に関しては、商人から呼んでもらう方が良いとは思うけど、薬師は修行に出さないといけないだろうね。期間を決めて、修行先を探さないといけないかな」


「いいんじゃないかしら? 何かあった時に薬師の力は必要になるかもしれないもの。外に修行に出しましょう。……その為のお金を確保しないといけないでしょうが」


「うーん。それもあるね。まあ、何とかしてみようかな。先に冒険者を呼び寄せてみて、薬草があるのかどうかも調査をしないといけないだろうし。その辺は商人が来てからの交渉になるかな」


 狩りと採取は基本だ。セットでいい。冒険者の真似事をする事になるんだけど、大丈夫だと思うぞ。兵士でも勝てるくらいの魔物や動物しか出てこないんだし。今までは兵士を人間でやっていたのかもしれないけど、普通に考えたらオーガの方が強い。兵士もオーガでいいんじゃないかとは思うんだけど、何かしらのタブーがあるのかもしれない。そこまではしなくてもいいか。


「そうなると、背負い籠なんかも欲しくなるね」


「籠でいいのかしら? 動物を運ぶのであれば、もっと別の物が必要になるんじゃないかしら?」


「一先ずは籠かな。採取物はあれば嬉しいし。穴が空いてない籠を作る事も専業にさせるの?」


「その方が良いとは思うんですけど。籠だけを作っていた方が、上手になりませんか?」


「それもそうか。皆の分の籠や笊を作って貰う人も作った方が良いって事だね。他には何かあるかな?」


「鍛冶師はどうしましょうか? 魔道具師も任せてしまっていますけど」


「そっちはまとめてでいいんじゃないかな。でも、農業はやらせない方がいいんだろうね。専業にするって事はそう言う事でしょ」


「農業はやらせない方が良いとは思います。でも、魔道具って何があるんですか? 詳しくは知らないんですけど」


「うーん。多くはないよね。冬の為の火の魔道具があるけど、基本的には村長の家にしか無いし。魔石は貴重品だからね。あー、でも今後は魔石が手に入る様になるかもしれないのか」


「そうですわね。狩りをすると言う事は、そう言う事ですし」


「目標としては、各家庭に1つ、魔石で温めるものが配置できるくらいには、成長させるって事でいいんじゃないですか?」


「何とも贅沢な話だ。でもまあ、目標としてはいいかもしれないね。他に何かあったかな?」


「あ、今日の見回りで、蜜蜂を見つけました。近くに蜜蜂の巣があるかもしれません。蜜蜂を飼いませんか? そうすれば、蜂蜜を売れる様になります」


「あら、いいわね。少し食べたいですし、採取と同時期に探してもらいましょうか。巣箱は、誰かに作って貰えばいいでしょうね。樵の仕事になるのかしら?」


「樵の仕事になるんじゃないかな。というか、木材に関しては余っているくらいだと思うし、問題ないとは思うよ。それにしても、蜜蜂なんてよく見つけたね」


「顔に飛んできたので……」


 狙っていました。とは流石に言えないからな。初めから養蜂については考えていたのだ。テンプレだしな。まあ、蜂の管理は大変だとは思うが、それなりの魔族がいるかもしれない。ちらっと見えた気がしたんだよな。昆虫系の魔族が。蜂の世話もその人に任せておけばいいんじゃないかなって思うんだよ。……魔族って分けずに、ちゃんと人口を整理した方がいいんだろうけどな。


「なるほどね。じゃあ本当にこんな感じかな。明日にでも村民会議の知らせは伝えるよ。春の24日の昼からでどうかな?」


「いいと思うわ。早い方がいいでしょうしね」


「俺もそれで問題ないと思います」


「それじゃあ、また明日。気が付いたことがあったら報告し合おうか。僕は村長と話をしてくるね」


 そんな訳でお開き。まあ、この位は出来ると思うんだよな。弓に関しても、木材が余っているだから問題ないとは思うし。弦についても何かしらの素材があるとは思う。植物なのか、動物の物になるのかは解らないけど、弓も作れると思うんだよな。


 さて、色々と動かしてみることになるとは思うけど、上手くいけば良いな。最低でもお肉は食べたい。肉はいいぞ。焼いてもスープにも使えるし。

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