ジャム作りが本格始動
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春の29日にベリー系統の木を集めて貰う事になって、春の31日には移植が完了した。大きな木は少しだが、小さい木は沢山移植で来た。これで順調に育ってもらえれば、ジャムを作るのは問題ないはずだ。……季節感が無いのが何ともな。なんか冬以外は実を付けているらしいし。
「木の移植が完了したね。これでベリー系統が沢山とれるようになる。勿論オリーブもね。今後は大量生産に向けて動き出さないといけないけど、多分大丈夫でしょ」
「特にクイーンベリーが沢山手に入るのがいいわね。一番美味しいもの。甘さも強めだし、良いジャムになってくれると思うわ」
「オリーブの木も結構確保してくれたみたいだし、石鹸については問題ないと思います。問題は水車小屋の改造ですね。そっちの方が問題かなとは思います。秋の10日頃まで時間がかかると言われてますし。それまでは色々と出来ることがあれば良いんですが……」
「そこはある程度は仕方ないね。1年以内に動かせることが出来るだけマシかな。まあ、オリーブの木もあるし、オリーブは日持ちもするしね。多分問題ないとは思うよ」
まあ、オリーブの木が手に入ったのは大きい。基本的にはカタリーナがジャムを、俺が石鹸を担当する事になる。ジャムの生産がメインになるとは思うんだよな。ベリーが沢山とれるんだし、ジャムも沢山作れるだろうとは思う。
その分酒を買わないといけない訳なんだけどな。それと鉄。ついでに銅も買って貰いたい。蒸留器が出来れば、石鹸に香りを付けられるからな。まあ、花を集めないといけない訳なんだけど、村長の屋敷で花を育てればいいんじゃないかな。そんな気がしている。
庭が多少なりともあるんだし、そこで香りの良い花を育てれば、特に問題になることは無いと思うんだよね。まあ、皆が村長の屋敷にきて、花を採取する事になるんだけど、それは仕方がないかな。そういうものだと思うようにしないとね。
「そう言う事だから、今後も積極的に動いていこう。何かあればこうやって夜に報告して欲しい。アーミンは暫くは石鹸作りで忙しいんだっけ?」
「そうですね。石鹸作りで忙しいとは思います。まあ、それも暫くの間ですし、頑張るつもりでは今すけど。カタリーナ姉さんが大量に使わなければ問題ないと思いますよ」
「あら、それは残念ね。でも早く追加は欲しいわね。なんだかんだと使ってしまうもの」
「あんまり大量に使われると、生産が追いつかないんですが……」
「まあ、アーミンの為にも程々にね」
「解っていますわよ」
本当かな? 手加減してくれると助かるんだけど。色んな人に試してもらわないといけないからな。なんだかんだと貴重品なんだし、大量に消費する事は避けて貰わないと。それだけ材料があれば作れるんだけど、それにしても手間がかかるからな。
水力で鹸化出来る様になるまでは、出来るだけ使わないで欲しいんだよ。手を洗うとか、そういった用途で使って欲しい訳で。特に動物を解体するようになった人たちには使ってもらいたいんだよな。寄生虫とか怖いしね。
そんな訳で夜の報告会が終わって春の30日。この日もせっせと石鹸作りをしていた。ベリーの採取には、カタリーナが向かっており、ジャムづくりも並行して行われる。女子供の仕事だ。子供が収穫し、女性がジャムを作る。麦の水やりも忘れない。というか、麦に関してはまだ人手が余っている状況だからな。多少減るくらいは問題にはならない。
そして、久しぶりのお肉を堪能し、夜の報告会が始まった。なんだかんだと恒例になってきているからな。情報交換をする事は良い事だ。特にこの村を発展させたい3人だから、話は弾むし。これがオスカーやウルリケなら、こうはならなかっただろうけどな。
「ジャムづくりは順調です。寧ろ瓶が足りないわね。塩の瓶が圧倒的に足りないわ。ジャムはどれだけあっても良いですもの。外貨を獲得するにあたって、必要な物になりますからね。何とかして空き瓶を手に入れたいですわね」
「うーん。難しいかな。商人が来るまではどうしても無理だね。その商人も夏の20日くらいにしか来ないしね。まだまだ先の話だよ。ジャムの保管は出来ているし、そっちは問題ないとは思うけどね」
「……厳しいですわね。その後の瓶が手に入りませんもの。どうにかして空瓶だけでも集めたいですわ。先に商人にお酒の注文を出すことは出来ませんの?」
「出来ない事は無いんだけど、今度はお金が足りないって事になりかねないしね。まだジャムの値段も決まっていないんだし」
「そうだ! 商人さんから他の村の分の塩の空瓶を貰いませんか? それなら商人さんも得をするんじゃないですかね? 他のものを持っていけば良いんですから」
「……それはいいかもしれないね。どうせ持っていくだけなんだろうし、ジャムが入れば得をするのは商人だ。塩の瓶を集めて貰おう。……まあ、寄る順番的に2つの村の分しか集まらないとは思うけどね」
「そこは仕方がないんじゃないかしら? でも、空き瓶が増えることは大歓迎ですわ」
どうせ空の瓶を持っていってもらうだけなんだから、こっちで加工品を入れる分には問題ないはずだ。まあ、直ぐには無理だけど、次回の買い取りには間に合うだろうし。利益が出るのであれば、商人も便を増やしてくれるかもしれないしね。
まあ、こっちから持っていくのは厳しいからな。どうしても商人を介してじゃないと厳しい。そもそも馬車が無いんだからな。馬が居ないのが致命的だ。農耕馬でも良いから、馬を飼えれば、自分たちで交易に出向くことが出来るんだろうけど、今の人口で馬をってなると、少々厳しいもんな。どうしてもって感じじゃないと厳しいだろう。
「何とかして色々と手に入れたいんだけどな……。欲しいものは沢山あるんですけど、中々上手くはいかないとは思いますし」
「そうだね。欲しいものはあるけど、それにはお金が必要になってくる。お金が無ければどうしようもないからね。まずはそこを心配しないといけないかな」
「何もかもが足りませんものね。一番には場所ですか。もっと開けた場所が欲しいですわね」
「うーん。でも、今からでも何とかするのは可能かもしれないので、鶏を飼いませんか? それくらいなら何とかなりませんかね?」
「鶏か。確かに狩りの報告で鶏は居たけど、飼うの?」
「食肉が目的であれば、そこまでする必要はないのでは?」
「いえ、欲しいのは卵なんですよ。栄養もありますし、卵は貴重品ですよね? 売り物にはならないとは思いますけど、卵を毎日食べられるのであれば、飼う事も考えた方が良いのかなって」
「卵か……。食べたことが無いんだよね。美味しいのかな? でも、高級品なのは確かだね」
「ですわね。飼ってみてもいいのではないですか?」
「そうしてみるか。とりあえず、捕まえて貰わない事には始まらないから、捕まえる様にお願いしようかな。それと、飼う場所も必要になるし。まあ、柵で囲えば良いんだけど」
飼う場所はある程度狭くても大丈夫だ。餌も余った食べ物を与えてやれば何とかなるし。まあ、そもそも虫なんかを食べて勝手に育つ可能性もあるんだけどな。鶏は良いとは思うんだよ。卵も贅沢品だし。
食べる以外にも色々と活用方法があるとは思うけど、まずは食べることが最優先だからな。食料事情を安定させないといけない。まあ、こっちに卵が回ってくる事なんて殆どないとは思うけど。育てている人が優先だしね。そういう特権もあってもいいと思うんだよな。




