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ベリーベリーベリー  作者: ルケア


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商人来訪

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 秋の60日。今日の夕方には商人がやってきた。明日からはまた商売の話をしないといけないんだけど、まずは晩餐会になる。贅沢をしてもいい日なんだよ。しっかりと贅沢をしてもらってだな。レイミール商会のダンレムさんの心証をよくするのである。そんな事をしなくても、心証は良いものになっているとは思うんだけどな。今までのやり取りがあるんだから、問題ないとは思うんだ。けど、ここで質素な食事を用意する訳にもいかない。そういうものなんだよ。余裕があるって見せないといけないんだ。まあ、そんな事は見透かされているとは思うんだけど。それでもやらないといけない事もあるんだよ。面倒なんだけど、それも必要な事ではあるんだ。


 そして、翌日。商談が始まった。まあ、色々と品物を扱っているからな。ここでは塩やジャム程度しか扱わない。本命は船便で何とでもなるからな。ただ、出来れば向こうには得をしてもらわないといけないので、不要だと思うものに関しては、こっちで大体のものは買い取る様にしている。小物なんかも必要な家庭があるかもしれないんだし、購入しても損はないとは思う。誰かが使うだろうからな。特にマチラセ村は、今が建築ラッシュで忙しいからな。家には欲しいものがあるかも知れない。それを入手しておくのも良いとは思うんだよな。


 そして、商売の話はそんな感じで終わったんだけど、移民についての話になっていった。……今回は前回以上に大規模に探してもらう事になるからな。レイミール商会の負担も大きいものになるだろうとは思う。いくら商いでもっと取引をしているとしてもだ。


「そんな訳で、合計で1500人くらいになる様に、移民を募集してもらいたいんですよ。だから、公表は500人くらいになるんでしょうか? 数はそちらで調整していただければなとは思うんですけど、大丈夫そうですか? かなりの数になるので、移民が集まらないって可能性も考えてはいるんですけど……」


「1500人も集めるとは、凄い事ですな。無理ではありませんよ。レイミール商会で集められるのかと言われれば、集められるとは答えられますね。移民になりそうな人たちは、正直まだまだ居ますからな。それだけスラムが大きい場所もあると言う事なのですよ。ヨナターク子爵家は、そこまでスラムが大きくないので、他の貴族家の領地から選ぶことにはなるんですけどね。まあ、今までも同じ手法でやってきましたので、今回も大丈夫だとは思いますよ? 基本的には魔族になりますが、それはよろしかったですよね?」


「移民であれば、魔族でも構いません。というか、魔族を排斥してもいい事は無いですからね。彼らには、得意な事をやって貰わないといけないですから。魔族だからと排斥してしまっては、余りよろしい事は無いと思うので。出来れば、そういう境遇の魔族の方が有難い話ではあります。こっちに来てからの教育も、そこまで難しいものではありませんし。今までの魔族の移民については、よく働いてくれますからね。数人は送り返さないといけないかなって思っていたんですが、そんな人も居なくて、助かっています。……それだけ、虐げられているって事でもあるんでしょうけど。境遇は察するところがありますからね。そういった魔族の方々を救えるのであれば、こちらとしても好都合ではありますね。境遇が悪い人ほど、従順で働き者ですから」


「いやいや、中々ですね。国内には、魔族を排斥してしまいたいと思っている貴族家が多くて困りますね。出来るだけそういう魔族の方々を救えれば良いとは思いますが、無理な事もありますからね。まずは土地が足りないので。何をするにしても、土地が必要になってきますからな。ヨナターク子爵家は、それでもスラムはなるべく作らないようにはしているんですが、それでも出来てしまう事はあります。数はそこまで多くはないので、移民としては適さないのですが。そもそもスラムに住んでいても、ヨナターク子爵家では、仕事はありますからね。そういう境遇の移民の方がいいのは把握しておりますので、そういう移民を探そうとは思っておりますが」


「出来れば、1500人から1600人くらいまででお願いしたい所ではあります。難しいのであれば、多ければ歓迎しますと言う事で。出来れば1600人まででお願いしたいですけどね。そのくらいでないと、結構厳しいので。食料問題は何とでもなるんですけど、住む場所がなくなるんですよ。何とか確保して、そのくらいの規模なら受け入れられるって状況にはしましたけど、今後の事も考えて、一気に大きくした方が得策だろうと言う事で、今回の受け入れ人数ですからね。それ以上は難しいとは考えておいてくれると助かります」


「まあ、移民を集める関係上、きっちりとした数字にはならないのですが。どうしても募集したら3倍は集まってしまいますからね。今回は特に、ですけど。1つの町で募集する訳ではありませんからね。1つの町で募集してもいいのですが、そこまで一気にスラムから人が消えてしまうと、統治している貴族家から何を言われるのかが解りませんからな。出来れば、リスクを避けるために、3か所くらいで募集するのがいいでしょうね。協力的であれば、特に問題は無いのですよね?」


「そうですね。内政的には、移民が協力的であればある程いいですね。働かない人物を入れても、追い出すことになりますから。追い出す手間もあるので、出来れば働き者を集めてくれると有難いですけど、そんな事が可能なのですか? 1人1人面接する訳にもいきませんよね? 何を基準に選ぶのかを聞いてもいいでしょうか? 今後の事もありますし、聞いておいた方がいいのかなとは思います。その方が、統治の時にも役に立つでしょうし」


「まあ、難しい事は何もしていませんよ。単純に、働けば、ここよりもいい暮らしが出来る可能性があるって言いふらしているだけですから。あくまでも可能性ではあるんですよね。ここの領地の状況を、詳しく知っている訳ではないので。詳しく知っていても、教えることは無いんですけどね。教えてしまえば、働かない者たちも呼び寄せてしまうでしょうし、それは望まないとは思いますからね」


「なるほど。確かに現状よりはいい暮らしが出来るでしょうけど、そこまで魅力的な仕事は無いんですけどね。単純に開拓をしてもらう事になるので。特に若い世代には苦労をしてもらう事になりますし、それなりの年齢の人たちも、上手く合わせて貰わないといけないですからね。苦労は色々とあるとは思います。それでも、今のところは上手く回っている訳ですし、今後も続けていきたいとは思っているんですが」


 まあ、移民の選別は向こうにお任せするしかないんだよな。こっちが何かを言えることはない。働き者を何とか選んでもらわないといけないくらいなんだよ。そのくらいの事は、レイミール商会も解っていることだしな。特段言わないといけない事でも無いんだよ。まあ、働けない人が送り込まれてきた時、どうするのかって問題はあるんだけどな。


 それに関してはどうしようもないかなとは思っているんだけど。何とかして、働いてもらうしかないとは思う。何でもいいんだ。体が上手く動かないのであれば、頭脳労働だって出来るんだし。村長の補佐だって必要になってくるんだしな。人材は多い方がいい。働きにくい人だって、仕事を選んでやれば、何とか働くことは出来ると思う。その環境を、俺たちが作る必要があるんだけど。

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