視察にも来ないんだもの
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秋の51日。順調に温室が組み上がっていっている。まあ、まだ紙は貼り付けていないんだけど、順調なのには変わりない。というか、紙を貼り付けるのは秋の最後だ。耐久性に難があるからな。秋の90日に何とか終わる様に調整をしている。それまでは骨格だけのものになる予定だ。それで十分ではあるんだよ。冬さえ乗り越えられればいいんだからさ。そこまで急いで完成させるようなものでもないんだ。
と言う事で、色々と見回っているんだけど、マチラセ村では建築ラッシュが始まっている。今が一番忙しい時期だろうからな。今後の事も考えると、どうしてもマチラセ村は村として機能してもらわないといけない。アマシエ村から独立する訳では無いんだけど、ある程度の事は、村長に任せてしまっているからな。内政に関しては、お任せする事になる。
その分、コンラートがやる書類が減るんだよ。その恩恵があるんだ。内政は書類との戦いだからな。俺だって普段は貿易関係の書類と格闘している。それでも、その辺までしか任されていないからな。なんだかんだと余裕はあるんだよ。コンラートに比べるとって感じだけどな。余裕がある方が良いとは思うぞ。俺まで忙しくしていたら、何かあった時に困ることになる。例えば、コンラートが風邪を引いたら、内政が止まる事になるんだ。それではいけない。バックアップは必要になってくるんだよ。それが俺でいいのかって問題はあるんだけどな。俺に内政適正を求められても困るのは困る。
トップとしてやらなければならないことは多くあるはずだ。それがコンラートの仕事ではあるんだけど、トップなんて面倒な事はやりたくないだろうとは思うんだけどさ。でも、このまま行くと、貴族家を名乗ることになるんだよ。まあ、順当にオスカーがビューヘルム準男爵に選ばれると思うからな。コンラートが成れる要素は殆どないと言っても良いな。そんな気がしている。……そもそもオスカーが選ばれないような状況なら、父さんが視察に訪れてもいいんだよ。1度も無いんだから、その気がないって事は解っている。1年に1度でも見回っているのであれば、話は変わってきたんだろうけど、それも無かったもんな。普通は視察くらいはするんだよ。どんな状況になっているのか、見たいだろう? それが無いって事は、そう言う事なんだよ。
「そろそろレイミール商会のダンレムさんが来る頃だとは思いますけど、今年は何かありましたっけ? 何かを頼まないといけない事とか、そんなのがあったかなって思っているんですけど」
「無いんじゃないかな。別段困っていることは無いしね。また移民のお願いをするくらいじゃないかな。今回は1500人くらい呼びたいって事だから、500人規模で呼んでもらわないといけないかなって感じではあるんだけど、そのくらいなら何とかなりそうな感じはしているし。収穫量なんかから考えると、ギリギリ何とかなるとは思う。それくらいには成長してくれたんだなって思うよ。大きくなっていけば良いなとは思うけど、一気に大きくなり過ぎなんじゃないか、そう思う事はあるけどね」
「大きくするのは、早い方がいいですからね。何かと必要なものもあるでしょうから、その辺は聞き取りが必要にはなると思いますけれど。でも、コンラートが頑張っているのは、誰もが認めていることです。父さん以外は認めているとは思いますよ。父さんはもう知らないことにしておいた方がいいでしょうからね。下手に突いて面倒な事を起こされるよりは、放置した方が良いでしょう」
「結局、視察にも来ませんでしたからね。視察くらいはするんじゃないかって思っていたんですが、普通なら定期的に視察をするくらいはしますよ。ブラフだとしてもです。こっちに期待をしていない証拠でもありますしね。その分自由にやれる訳なんですけど、何かしら情報収集はしていると思って良いとは思うんですけどね。そんな素振りも無いので、無能が無能を選ぶことになると思うんですよ。村を発展させるって意味では、コンラート兄さんが一番貢献しているとは思うんですけどね。他の兄弟姉妹たちが、どんな内政をしているのかなんて、興味がありませんけど」
「僕は興味があるけどね。どんな内政をしているのか。こっちよりも効果的な内政をしている可能性もあるんだし。見てみたいよねって気はしている。けど、こっちよりも上手くやっていれば、そのくらいは耳にすると思うんだよね。特にレイミール商会のダンレムさんなんかは、話してくれると思うから、色々と聞くならダンレムさんに聞く方がいいとは思うけど。その辺の事はこっちでやるから心配しなくてもいいよ」
「兄弟姉妹たちがどんな内政をしていても、ここよりは発展していないのですから、結果は見えているとは思いますけどね。そこまで思い切った内政は出来ていないのでしょう。思い切った内政が出来ているのであれば、ある程度は情報が入ってくるでしょうから。勿論ですが、ここの情報は出て行っていると思っていいでしょう。それだけの事をしているのですから」
まあ、それはそうだろうな。情報として出て行っているのは仕方がないとは思う。これを真似されたら、普通に発展できてしまう。そんな気がしている。まあ、そもそも魔族を受け入れるのかって問題はあると思うんだけどな。寄親である、ヨナターク子爵家は普通に魔族を受け入れているんだけど、寄子のビューヘルム準男爵家が魔族を受け入れないってのは、あり得ない訳ではないからな。寄親準拠の内政をしていればいいという訳でもないんだし。方針は違って当然なんだよな。寄親が強制するのも違うしね。ヨナターク子爵家は、良くも悪くも支えてくれるだけって話ではあるんだよ。
だから、寄親の意向を確認しないで好き勝手やってもいい訳でもないんだけどな。寄親がこうしろと言ってくる場合もあるんだから。その時に対立してしまえば、面倒な事になるだけの話。そこまで干渉してくるとは思わないが、ヨナターク子爵家だって、思う事があるとは思うんだよ。全くないとは言えないとは思う。こっちに干渉してこないのは、あくまでも発展が見込めないからなんだろうとは思う訳で。こっちみたいにどんどんと人を呼び込んで、発展をしていこうって気が無ければ、難しいよねって話ではあるんだよ。移民を受け入れるってのだって、リスクがあるのは承知の上だしな。
移民にはリスクが当然のように付きまとう。そもそも考え方が合わない移民もいる筈なんだよ。決定的に合わない移民もいる筈だ。それを何とか言う事を聞いてもらわないといけない。そんな事もあるとは思う。全員が全員、従順では無いとは思うからな。いい生活が出来ているのは、皆が頑張ってくれているからだ。これに寄生しようとしてくる移民も、今後は出てくるだろう。そういう存在をどうやって処理していくのか。その辺も考えないといけない訳だ。寄生を許せば、社会主義は崩壊する。割と繊細な制度なんだよ。皆の向かう方向が同じじゃないといけないんだ。この方針を続けない事には、正直成り立たないんだよ。
1人でもサボれば、それが大きな話になっていき、最終的には半分くらいがサボり始めて破綻する。それが社会主義だ。1人で2人分の仕事をする事は出来ない。限界というものはあるんだよ。だから、皆に頑張って貰わないといけないんだ。サボりを許容する訳にはいかない。勿論ではあるが、今日は仕事をしたくないって日があってもいいんだ。それが毎日にならなければいいんだよ。




