マチラセ村の疎水工事完了
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秋の30日。酒を飲んだ男どもの半分は、二日酔いでグロッキーだったとは聞いている。まあ、あれだけ飲めばそうなるよな。そうならなかった奴らも居たらしいが、仕事にはならないって事で、皆が休みになっていた。仕方がない事ではあるんだ。皆で宴会をやれば、そうもなる。困った事に、それで良いんだって思っている自分が居るからな。娯楽は大切だ。こんな閉鎖空間で、娯楽なんて何も無いんだから、酒くらいはいいんじゃないか。そう思うんだよ。……楽しかったのであれば、それで良いんだ。と言う事で、貿易に使うのに、価値を計って貰うべく、持っていってもらった。売れるかどうかは解らない。売れなければ、今日みたいになるだけだからな。
そして、もう既にこの間空けてしまったお酒の補充はしっかりと行われている。最優先で行われたからな。既に酒蔵には大量の仕込んだものが詰まっている。飲兵衛たちが飲み干した後に、奥様方がちゃんと仕込んでくれたんだ。感謝しかない訳で。飲兵衛どもも見習ってほしい所ではあるんだけど、無理だろうな。そんな事は無理に決まっている。まあ、補充がちゃんと出来るなら問題ないんだよ。でも、ちょっと酒蔵が小さいかもしれないんだよな。サトウキビが取れ過ぎていけないんだ。大量にあるから、追加で酒蔵を作るかもしれない。そんな事を飲兵衛どもにいえば、最優先で作られるので、まだ言わないんだけどな。
そして、今日はマチラセ村の疎水の工事が完了した。まあ、西側右岸の堤防工事に使うので、優先的に掘られていたんだけど、無事に疎水が行き渡ったと思う。色々と使うからな。水はちゃんと確保した方がいいんだよ。水が無ければ何も出来ないからな。生活には水は必須だ。……まあ、だからって、こんな河川沿いに作らなくてもいいんじゃないかとは思うけどな。井戸を掘れば、普通に出てくるとは思うし。それくらい、水が豊富な地域だとは思うんだよな。こんな森の中だし、河川がそこら中に張り巡らされているんだから。
それと、そろそろ村長の家が出来るという報告も受けている。遂にマチラセ村が正式名称になるんだな。中々に時間がかかったが、こんなものだよな。普通にやっていけば、この位の時間はかかるだろう。開拓ってそういうものだし。時間がかかって当然なんだよ。一瞬でチートで解決するって方法が、まずはおかしいと言う事を再認識した方がいい。無人の荒野を一気に緑豊かにする魔法も、大砂漠にオアシスを作る魔法も、山を吹き飛ばして高原を作る魔法も無いんだ。地道に作業して、何とか体裁を整えていかないといけないんだよ。まあ、これでも早い方だとは思うけどな。大半を樵に雇用して、それで一気に広げていっているから、ここまでの速度で開拓が出来ているんだ。これも普通では無いよな。社会主義がいい方向に働いているだけだ。
普通に発展するだけでも難しい土地だからな。そもそも木の生える速度が尋常ではないんだ。切り株を10日も放置すれば、新しい脇芽から、普通の木が育つ程度には異常な土地なんだから。そんな場所で、何とか木を伐り倒し、切り株を撤去して、広範囲に平地を作るだけでも大変な苦労なんだよ。それがこの短期間で終わるのも、ひとえに住民たちが頑張っているからだ。サボらないからだな。サボれば一気に遅くなる。皆がサボらないで、ひたすらに作業をするから、ここまでの状況になっているんだ。それはやはり異常でもある。問題の1つも起きないのは、はっきり言って異常だ。この村には、異常者しかいない。それはよく解る。普通の人間が居ないんだ。普通であれば、喧嘩もするし、サボりもする。それがないんだから、やっぱり異常なんだよ。
「そんな訳で、村長の家が出来たら、そこでコンラート兄さんに村の名前を宣言してもらって、ここがマチラセ村だと言う事を知らしめてほしいんですよね。まあ、見世物になってくれって事なんですよ。その方が良いとは思うので。この村が、どうやって出来たのかとか、どんなことをやって来たのかとか、そんな感じで演説をして欲しい訳です。長くなくていいんですよ。でも、自分の言葉で、思いを伝えて欲しいんですよね。その後に村長を紹介して、仕事に行ってもらうと。なので、朝早くにやってしまいましょう。朝食中くらいが良いとは思いますね。皆が聞くことではありますし」
「あら、良いわね。コンラートがこの村の領主だと解るようにすると言う事ですし、問題ないのではないかしら? 出来れば、今後の方針も語れるといいですが、それなりの準備は必要ですね。……反対は出ないでしょうし、皆が納得してくれるとは思います。それでも、やる意味はありますわね。皆がいる前で、しっかりと演説をなさいな」
「ちょっと恥ずかしいけど、何とかするよ。でも、村が出来たら、その度にやるんだよね? 定型文じゃあ駄目なんだよね? 多分だけど、紙に書いて持っていくのも無しでしょ? 自分の頭の中に用意しておかないといけないんだよね?」
「当然よね。紙を読むなんて論外だわ。演説をするのに、紙を見る馬鹿が何処にいますの? ちゃんと住民の方を見て、目と目を合わせる。最低限の事ですわよ? 紙を読むだけなんてあり得ないわ」
「それには俺も同意ですね。紙を読むだけでは、心は通じないと思いますし。出来れば、壮大な計画があって、今日ここにそれが成ったという風にストーリーを感じさせるものであれば、なおいいとは思いますね。ここからが始まりだぞって感じの演説で纏めて貰えると嬉しいです」
「あはは、善処するよ。とにかく、皆の前で話をしないといけないって事なんだよね。準備はしておくけど、大きな期待はしないでほしいかな。そこまで大きなことは言うつもりはないし」
まあ、コンラートの性格上、壮大なストーリーを感じさせるような演説は難しいか。こういうのは作家が居ればいいんだけどな。演説を考える人っているんだよ。そういう人を育てないといけないかな。今後の事もあるし。演説が重要な場面は幾らでもあるからな。思っても居ないことを言わないといけない事もあるし、しても無い苦労をしたことにしないといけない時もある。
そういうのは、俺は苦手だな。大体、それらが得意なのは政治家の連中だし。その政治家でも、演説を作る専門家がいるくらいだからな。しかも、政治家の人には悪いが、暗記も出来ないで、碌に喋れない連中もいる。そのくらいは暗記しろよとは思うんだよなあ。カンペをちらちらと見る様な演説では心に響かない。前を向いで、民衆の方向を向いて、それでもって自信満々に言わなければならない。演説とは、そういうものだ。
個人的には、某少佐の演説なんて素晴らしいと思う。傑物とは、そういうものなんだって思うからな。心が踊るような演説を期待したい所ではあるが、まあ、それは今後の課題だな。まだ必要になる場面は来ないだろうし。一番しないといけない演説は、戦意高揚の為の演説なんだ。……あれ? 出立の時はそれで良いけど、戦場を前にしたら、俺がやらないといけないんじゃないか? 戦場に行くのは、コンラートではなく、代理の俺になる可能性が高いんだし。
そうなると、演説も俺がしないといけないんじゃないか? 戦地で演説をぶちかませってのか? それはちょっと厳しいってものじゃないんだけど。出来ない訳ではないとは思うけどさ。戦意高揚の演説なんて難しいなんてものじゃないんだけど。その内やらないといけないんだろうな。考えておくか。




