木の実・果物の成果
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そして夕方。今日は何と3組が獲物を狩ることに成功したらしい。とりあえず、猪が4頭と、ドードー鳥が5匹だ。ドードー鳥は美味しくないとは聞いた事があったけど、そんな事は無かった。普通に鶏肉だったよ。まあ、前世とは違う鳥の可能性しか無い訳で。違う鳥なんだろうな。多分。
連日の肉に、顔が綻ぶ。嬉しいよ。食べ盛りには肉が欲しいんだ。どんどんと肉を調達できれば、保存食にも使えるしな。今日は猪が4頭も狩れたんだ。このまま行くと、本当に保存食を作らなければならなくなってくる。
特に狩りなんて慣れが重要だからな。慣れてきたら一気に効率が上がる可能性もあるんだよ。そうなった時に、保存食を作る技術がありませんってなったら困るだろう? だから、一気に色々と進めていかなければならないんだよ。
そして今日も夜に集まって報告会だ。向こうがどうなったのかが気になるからな。こっちも報告しなければならないことはあるが、基本的には話を進めてきただけだし。向こうの報告次第で、色々と出来る事が増えるんだよ。それが今日の楽しみだったんだ。
「それで、コンラート兄さん。そっちはどうだったんですか?」
「木の実と果物だね。まあ、エルフの人たちが普通に知っていたから、念のためにゴブリン種に確認をしてもらっていただけなんだそうだ。同じように見えて違うものかもしれないしね」
「そうね。色々とあったけど、全部食べられるものだったわ」
「名前で言うと、レッドベリー、ブルーベリー、イエローベリー、オレンジベリー、ブラックベリー、タックルベリー、クイーンベリー、オリーブ、オレンジ、レモンって感じだったよ。まだあるかもしれないとは言われているけど、見つけたのはそれくらいだそうだ」
「私も食べてみたけど、美味しかったわよ。ちょっとレモンは酸っぱかったけど」
「でも、水にレモンの汁を入れるとさわやかな感じになるのが良かったね。そういう使い方をする果物だそうだ」
「そうなんですね。と言う事は、ジャムも作れるんですか?」
「オリーブとレモンでは、ジャムは厳しいかなって思うけど、他なら大丈夫だよ。しっかりと甘味もあったしね。ちょっと酸味の強いものもあったけど、レモンほどでは無かったよ」
ジャムが作れるなら問題ないな。ただ、問題はジャムを何処に入れるのかだよな。砂糖を追加しないから、消費期限が心配だ。……何か案はあるんだろうか。
「それで、ジャムはどうするんですか? 売るのは良いとは思うんですけど、どうやって保管するんですか?」
「それなんだけど、塩を入れている瓶に詰めようと思っているんだ。熱湯で洗えば、日持ちはするらしい」
「塩は水が苦手なのよ。だから瓶に入って持ってこられるのよ。だから、空の瓶を返していたのだけど、ジャムを入れるのはどうだろうって案が出たのよね」
「空の荷物を持って帰って貰うのもなんだしね。何か詰まっていた方が商人としては良いだろうからね。じゃあジャムを詰めようかってなったんだよ」
「ああ、それは良いですね。お金にもなりますし」
「そうだね。流石に塩よりは安いだろうけど、ちょっとはお金が手に入るかな」
「問題はそれで何を買うのかよね。塩を買うのは当たり前としても、何を買うのがいいかしら?」
「僕は鉄かなって思うんだよ。鉄も不足していくだろうし、早めに買っておくのも手なんじゃないかって思うんだよね。何かと鉄は必要になるだろうし、早いに越したことはないと思うんだけど」
「鉄ですか。良いですね。鍛冶師さんの仕事も楽になりますし」
「そうね。鉄なら余っていても良いものだもの。歓迎した方がいいわね」
うんうん。鉄は使い勝手が良いからな。置いておくだけでもいいし。何かあった時の為にも鉄は確保しておきたいな。そうなると、今度は大量の瓶が必要になってくると思うんだけど……。
「コンラート兄さん、大量の瓶が必要になると思うんですけど、それはどうするんですか?」
「うーん。そうだね……。こっちが必要なもので、安いものが良いよね。瓶を空にして持ってきてもらうのはちょっと勿体ないだろうし、こっちも何かを買わないといけないとは思うんだよ。鉄は良いにしても、何かしらを買わないといけないんだよね」
「そうよね……。毎回空の瓶を持ってきてもらうのもなんだもの。こちらも必要な物を空の瓶で入れてきてもらう必要があるわね」
「うーん。1回だけなら欲しいものはあるんですけど、それ以外はちょっと思い付かないですね」
「1回だけなら? 何が欲しいんだい?」
「薬草があれば良いなとは思ったんですよ。薬草の見本が欲しかったんです。そうすれば、こっちでも薬草採取が出来るじゃないですか。乾燥させても良いものを選んでもらえれば、この森で薬草採取が出来ると思うんですよね」
「なるほどね。薬草か。それもいいんじゃないかな。1つはそれも欲しいって言ってみようか」
「というか、エルフの人たちが知らないのかしら? ある程度は知っていそうよね」
「あ、そういえば、ドワーフの人も初期メンバーの人たちがまだ生きているらしいですよ? エルフの人もそうなんじゃないですか?」
「そうだね。エルフの人たちも初期メンバーの人が殆どだよ。知っているなら、今のままでもいいのかもしれないね」
「後は、欲しいのって薬くらいですか? 常備薬として欲しくないですか?」
「そうね。切り傷や打撲に効く薬は欲しいかもしれないわね」
「冒険者の真似事をしてもらっているんだしね。それは次に来てもらったときにでも頼もうかな」
「後は、コンラート兄さん。オリーブって貰う事が出来ますか?」
「オリーブ? またなんで?」
「ジャムに出来ないなら、油を絞ろうかと思って」
「ああ、それなら頼んできたよ。でも、使うときに油を絞った方が良いらしいから、実のままで保存はしておくんだけど」
「あ、そうなんですか。それじゃあその油を貰う事って出来ますか?」
「出来ると思うよ。明日にでも貰って来るかい?」
「はい。貰ってきたいです」
油と言えば、テンプレだよな。石鹸作りだ。……鹸化させるのは厳しいとは思うけど、それについても何とか方法はある。まあ、そっちは時間がかかるんだけど。鉄を入手してから、水車の改造をしないといけないだろうからな。水力なら、簡単に鹸化させられる。馬鹿でかい水車の活用方法が見つかったな。石鹸作りに使おう。
そうなってくると、また樵の所と、鍛冶屋にいかないといけなくなってしまった。昨日の今日でまた来たのかとは言われそうだが。案があるならどんどんと活用していかなければならない。とりあえず、発展できるところまで発展させないといけない。それが最低条件になるだろうからな。
とにかく行動しないと。出来ることは何でもやるくらいの事をしないといけないとは思っている。やるなら徹底的にだ。発展を拒んではいけない。どんどんと発展させてやるんだよ。石鹸も良い売り物になるんじゃないかな。多分だけど。貴族に売れるなら、結構な値段で売れるんじゃないだろうか。
高級路線で売り出すのかどうかは決めないといけないだろうけど、何としてでも石鹸は普及させたい。そうしたら、一気に清潔になるからな。今の状態が清潔だとは言えない。こんな状態で清潔だとは言いにくい。
清潔にしないと、出産だって怖いんだ。子供は病気にも弱いし、免疫力がな。妊婦も免疫力が下がるし、石鹸はあっても良いとは思う。まあ、高級路線に行くのであれば、何かしらの香料は必要になってくるだろうけどな。




