転生悪役令嬢に愛されすぎて俺の貞操が危ない
まったく知らない乙女ゲームの主人公としてTSしてしまった可哀そうな男と、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢に転生してもう色々はっちゃけて、拗らせすぎて、1番好きな主人公への愛を叫びつつ、自分の部屋へ監禁してXXしようとする女の追いかけっこ
TS主人公、転生悪役令嬢からの逃走劇
主人公は自分の貞操を守りつつ卒業できるのか。
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「ふふふー、ほらほらお逃げなさいー」
「急がないと追い付いてしまいますわー」
「追い付いてしまったら・・・」
「それはそれは甘美な時間の始まりですわー」
「ふざけんな!!」
さて、後ろから猛然と追ってくる貴族令嬢から必死に逃げている私。
ええい、ヒラヒラしたドレスと底の高いハイヒールのせいで走りにくい。
ハイヒールを脱ぎ捨て、スカートの裾を破る
「ああ!もったいない。でもそんな姿も素敵ですわー♡」
艶やかな猫なで声に悪寒が全身を巡る。
いつもなら動きやすい伸縮性のあるズボンと緩いシャツだってのに・・・目が覚めたらまるでどこかのお嬢様のようなこの服装だ。
絶対あいつの趣味だろ!
「とりあえず、これでもくらっとけ!」
有り余る魔力を使って、後方に強い光を放つ。目くらましだ
「ああん♡」
くっ、攻撃したはずなのに気持ち悪い声で逆にダメージを付けなきゃならんのだ。
どうしてこうなってしまったのか・・・
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始まりは少し大きめの家の大きめの一室、大きめのベッドでの目覚めであった。
「なんてこったい・・・」
いつも通りの日常を過ごし、いつも通りに寝た前日。
目が覚めたら布団がベッドになり・・・というより全然知らない部屋になっていた。
そして何より一番の問題は・・・
女になっていた。
「ありえん・・・」
鏡を通してみる自分の姿は、どこからどう見ても美少女。それもゲームに出てくるようなかわいさをもつ少女である。
そして、今いる部屋の感じはどことなく貴族感が漂いつつ、でも所々補修跡が見える感じはどこかみすぼらしい感じがある。ということは貧乏貴族ということだろうか。
さらには・・・この体内を巡るポカポカとした謎の力。血液や肉体から発せられる熱とは違う言葉にできない何か。
まあ、うん、まだ確定は出来ないけど、ほぼあれだな。うん
異世界転生というやつだ。
このかわいさからして、ヒロインか、主人公か。
でも、このぱっとしない家の感じは主人公っぽいな。
ヒロインなら…良家か良い身分に付いてるはずだから、家ももっと豪華になると思う。
女で主人公で貴族(下の方)か…
乙女ゲーだろうな。
誰が好き好んで男に求愛されなきゃならんのじゃい!
こちとら前世で彼女さえ出来たことないんやぞ!
・・・帰りたい。
うがーっと怒りで振り上げた両手を下げて、頭を抱える。
大して取り柄もないオタクが謎に異世界TS転生させられたのだ。
恨むぞ。神
会ったこと無いけど
てか、転生ものでよく見る転生前の神との邂逅とか神の声(無責任)とか無かったな…
此度の神は無関心か鬼畜だな…
もう嫌な予感しかしない
さっきからステータスっぽいの出ないかなあと念じたり口に出したりしてるが、まったく出て来ないし…
やめよ。これ以上悩んでも仕方なし
そう思って、立ち上がり、外を見ようと、窓に目を向けると…
窓の外に逆さに張り付いた長髪の女がこちらを見ていた。それも食い入るように
「ぴ、^o^*,,#&_@+×§¥•¥}✓£%÷(!?!?!?!?」
なんかよくわからない悲鳴が口から出た。
怖い怖い怖い!?
なにあれ!?ホラーじゃないんだから!?
どうやって張り付いてるのあれ?!
そっち壁しかないよ!?
上下逆だよ!?
恐怖と混乱とその他諸々で状況を理解できない脳がよくわからないことを考え出す。
落ち着け…冷静になれ…
続かない




