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星
永遠に
ひかりかがやく
星の、りんかくは
きみの心臓のかたちである
不完全で、とじられた
とろける未熟な観念のなかに
はりぼての世界を
抱きしめるいとなみのなかに
そしてかがやく、ひかりが
きみを照らしてやまないこと
きみが忘れてしまうほどに
とうぜんのひかりであること
永遠にほろびぬ
祈り
永遠のまえに
とぎれる
夢や歩みといったもの
しかし
すべてが
きみへの祝福であってほしい
おわりすらも
かけがえのなさであってほしい
それだけが永遠であれば
よいのに