いきなり現れたのは俺の方!?魔王が召還したのは落ちこぼれの俺でした!
カーテンの合間から日が見える…
残業中に寝てしまい途方に暮れていた俺は、
「このままずっと俺一人しかいないこの糞みたいなオフィスで仕事のために仕事しなくちゃいけないのか」
と、独りごとを呟く。
現実逃避に入り、一体俺の人生なにが悪かったのかと、一旦このオフィスぶち壊したいな、とか両手を重力のとうりにブラブラ動かして、
なにやってんだろうなって思う。
パソコンの光が眩しかった。
気分転換にネットサーフィンして、自分よりも馬鹿なのに幸せそうな馬鹿に頭が痛くなって。
うざったい広告も何のためにいきてんだろうとか。
「異世界転生」
この単語に目がついて、自分にはなんで転生トラックなるものが俺の体を仕事出来ないほどめっためたにしてくれないのだろうか。適当なトラックにあたって転生できたら、魔法使って空飛ぶんだけどなぁ…
カタカタカタカタカタカタカタカタ………………
ブツン
突然として音が聴こえなくなる、それどころか目も右手も頭も、
自分が死んだと気付くのは意外と簡単だった。
「あぁ………死んだのかぁ…………」
涙なんて大層なものは流れなかった。流れてるのかもわからない。まぁいいや。死んだし。
…
……
…………
………………ん?
暗い。
暗いのが分かる。
手のひらの感覚、石を触っている。、
体もある、無いときは違和感なかったのに、あると違和感しかない。
目がだんだん慣れてきた。
へたりこんでいる体勢の俺はスーツを着ていた。
手にはマウスを持っていた。
その他には…………
人だ…………
いや、人なんかには見えないがもっとでかい人、座っている巨人か。
巨人はこちらをみているのか、みていないのか。わからない
青白い光がてんてんと付いていく。
奇妙キテレツな空間に俺はいた。
昔、ゲームでみたことのあるような。
青白い光に照らされ、巨人の姿が見える。
黒、金色、赤色、色々な色でできた服、そして………………
鬼とも、化け物とも呼べる顔がはっきりとこちらを向いているのにきづき、背筋が凍る。俺は動けなかった………
蛇に睨まれたカエルのようにというのが初めて分かった気がした。
「………………おい……気が付いたか……………?」
「………我が名は……魔王…………この世界の半分以上は持っている……どうだすごいだろう。……………」
「ヘ?」
すっとんきょうな声を出した俺を咎めないでほしい。
「…………そうだ本題に入ろう……………君はなんと最強魔王の魔法によって…………異世界転生したのだ!!!!!………おめでとう!!」
なんだこの状況は………??
理解が及ばなすぎて、おめでとうと言われても全くうれしくない。というか、実は異世界語で話しているけど別の意味で通じてるとか、あ、あと今異世界転生って
「そうだ!!! 君は異世界転生して、今、魔王の目の前にいるんだ!」
えっ!?なんか思考も読まれている気がするし、最強とかって言ってたし……………
「………………混乱しているなら、1から説明しよう。………
そう、説明は一番大切だからな、……………ではいくぞ!!」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
意味がわからない、自分はそう死んだはずだ……死んで…どうなったんだ…………?
「…………混乱しているな…………やはり、時間が必要か……………良いだろう……しかし……この多忙極まりない魔王は………残念ながら次のシフトがあるので………次の魔王にじっくりと説明してもらえ……………ではっ…………………」
次の瞬間にはもう魔王は居なくなってた………
あるのは、魔王の座っていた椅子だけ…………
一体どういうことなんだ!?
そして、魔王に召還されたって…………
俺はどうなるんだ!?
感想くれると張り切ります。
ポイントくれても張り切ります。
なんかしてくれたら張り切ります。