1/7
1.味
解らなくなってくる
わたしが、何故、小説を書いているのか
解らなくなってくる
わたしの今の気持ちが
解らなくなってくる
上も下もぐちゃぐちゃになって交じり合って、兎に角気持ち悪い
今のわたしの状態を絵ではなく、味で表現するなら
きっと、わたしが体験したことも無いほどに奇妙で複雑で苦くて甘い、妙な味がするんだろう
ぐちゃぐちゃの思考に、眉がゆがんでも、唇を噛んでも、なにも、変わらない、なにも、見えてこない
ぐちゃぐちゃで、暴れる気持ちが、意味の解らない行動に走らせる
突拍子もない感情の動きに戸惑う
心は置いて行かれているのに思考は動いて、勝手に突飛なかたちでわたしにみせつける
もう感情なのか、心なのか、ぐちゃぐちゃで、暴れている
苛々で




