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第6話 初戦闘

 固い地面に投げ捨てられる感覚。

 僅かに光の漏れ入る袋の中で、カレンは必死に四肢を暴れさせていたが、拉致される一瞬の間に、手足は縛られてしまっていた。

 それに、猿ぐつわをはめられたため、大声を出す事もできなかった。


 初めは肩に担がれているような感覚だったのだが、途中からは箱のようなものに詰められて、がたがたと運ばれていたように思う。

 たぶん乗り物に乗せられていたのだろう。

 時間的にはそうでもないと思いたいが、結構遠くまで運ばれてしまったのかもしれない。


 今は箱から投げ出されて冷たい地面に袋つめにされて寝転がっている状態だ。

 どうにかして、脱出しようかと頭を巡らせるが、さっきから何も思いつかない。

 そんな事を考えていると、袋に大きな切れ目が現れた。


「ひひっ、見てみろよ! 本当にヴィノーラント家の娘だぜこいつぁ」

「だからさっきから言ってるだろうが、あの占い師には感謝しねぇとな!」


 

 ナイフで切り裂かれた袋の口からのカレンを覗き込む二人の男。

 筋肉質で体格の良い男と、狡猾な笑みを浮かべる痩せた男。

 どちらも一目見て悪人と分かる風貌をしているが、威圧感のようなものは感じられなかった。


 なんだこのモブっぽい二人組みは!?


 カレンの初見の感想はそんな感じだ。

 なんというか、全然強そうじゃない。こんな奴らに誘拐されてしまうとは、なんという失態!


「うぅぅぅ! むぅぅぅ!!」

「おい暴れんじゃねぇ! ぶっ殺すぞ!」


 暴れるカレンに、大柄な男がナイフを突きつける。

 そんな脅しには屈さずに、くそう! この野郎! 放せよ! と言葉にならない叫び声を上げるが、やはり拘束はびくともしなかったので、諦めたようにぐったりと横たわった。


 こういう時はどうすれば良いのか?

 カレンはとりあえず情報を整理することにした。

 広場でいきなり誘拐されて、恐らく三十分から一時間くらいの運ばれていた。

 

 そして運ばれてきたこの場所は、たぶん教会だ。それも今はもう使われていないものだろう。

 天井の一部は朽ち果てて崩れているし、かつては綺麗だっただろうステンドグラスも無残に割れている。

 

 さらにさっき痩せた男が発した「ヴィノーラント家」という言葉。

 これらから推測するに、カレンはたぶん身代金目的で誘拐され、さらに街の外に連れ出された可能性が非常に高い。

 綺麗に整備されていたハーリンツの街に、ここまでボロボロの建物があるとは到底思えない。


(まずいまずいまずいまずい!

誘拐なんてされたのがお父様にバレたら、私はあの屋敷から一生外に出られなくなるぞ!)


 空既にオレンジ色に染まりかけている。

 カレンが勝手に外出していることがバレてしまう。誘拐犯が家に脅迫状を送りつけてしまうかもしれない。

 どちらにせよ時間的猶予はあまり残されていないだろう。


 焦りで額に汗が滲む。

 手の縄だけでも解けないかと、もぞもぞ動いていると、かろうじて形を保っている教会の扉が勢いよく開かれた。

 

 入ってきたのは十人ほどの男達。

 その先頭に立つ赤髪の男とカレンの目が合った。


「上手くやったみてぇじゃねぇか、よくやった。お前達には後で褒美をやるよ」


 後ろの男二人が、歓喜している。

 上半身は半裸で鋼のような肉体を晒したライオンのように赤髪を立てた男がにやりと笑い。カレンの眼前でしゃがみ込んだ。


「せっかくいいとこの家に生まれたのに家出とは、お嬢様の考えることはわからねぇぜ。ま、せいぜい俺達に利用されてくれや」

「うぅぅぅぅ! んんんんんん!!」


(息臭いんだよ! 近づくんじゃねぇこの露出狂!)


 カレンの罵倒はもちろん敵には届かない。

 たぶんこの男がこいつらのリーダーなのだろう。

 

 怒りで、脳の血管が切れそうだ。

 せっかくのカレンの自由な異世界ライフを邪魔するような奴は絶対に許さない。

 カレンは口に血がに滲むほど歯を食いしばり、精一杯の怒りを相手にぶつけようと叫ぶ。


「うぅぅぅ、あぁぁぁぁ――!!」


 しかしそれは、扉から飛び込んできた人物の声によって遮られた。

 

「カレンちゃんを放せ!!」


 視線の先にいるのは目尻に涙を溜めて、震える手で剣を構えるシャロンだった。


「なんだお前は? おい、お前ら! つけられたんじゃねぇだろうな!?」

「ひっ……!?」


 眉間に皺を寄せた赤髪の男が怒声を響かせた。

 痩せた男と大柄な男が小さく悲鳴を上げる。


「まぁいい。くくっ一人で来るとは、いい友達を持ったじゃねぇか」

「ううう!!」


「は、はやくカレンちゃんを放せ! さもないと……」

「さもないと何だって?」

「……!?」


 ギラリと睨みつけられたシャロンが、一歩後ずさり泣きそうな顔をさらに歪めた。

 知り合って時間はそう経っていないが、シャロンがこういう事が苦手なのはよく分かる。

 たぶん今にも逃げ出したい気持ちでいっぱいだろう。

 

 それでもシャロンは命を懸けて敵に立ち向かっている。

 それも、さっき友達になったばかりのカレンのために。

 つまり、シャロンはとんでもない御人好しであり、とても優しい女の子なのだ。

 

 カレンは生前にもそんな女の子に一人だけ出会った事がある。

 最期に告白したあの女の子だ。何故か前世の記憶で、あの女の子の名前だけは靄がかかったように思い出すことはできないが、カレンはあの子が大好きだった。

 

 シャロンとあの子の姿が重なる。

 絶対に守らなければならないという使命感がカレンの胸を埋め尽くす。


「うう!! ううう!!」


シャロンに逃げろと呼びかける。

カレンの切羽詰った様子に、意図は伝わったようだったが、シャロンは首を横に振った。


「ボクのお父さんとお母さんは、悪い人たちに殺されたんだ。もうあんな思いはしたくない。だからボクはカレンちゃんを見捨てることはできないよ……」


 シャロンの家庭は貧しいと聞いていたが、そんな過去があったとは知らなかった。

 カレンが思っているよりもずっとシャロンの決心は固そうだ。


 ならどうすればいい。

 この人数差だ。たぶん戦闘になれば、シャロンに万に一つも勝ち目は無いだろう。

 

 このまともに身動きも取れない状態で、どうやってシャロンを救えばいい?

 カレンは必死に思考を巡らせる。

 すると、脳の隙間に滑り込むようにある発想が声となってカレンに届いた。


『魔法を使いなさい』


 美しく透き通った声がカレンの頭の中に反響する。

 きっと焦りのせいで聞こえた幻聴だろうが、カレンはその提案を真剣に検討した。


 カレンの使える魔法はいくつかあるが、この状況で役に立ちそうなものはそう多くない。

 攻撃として使えそう魔法は最下級の〈ファイア〉と〈アイス〉のみ。

 どう考えても勝算は薄いだろう。

 敵の中には、魔法に使うと思われる杖を持った者も数人存在する。

 

 魔法の杖は、魔法の威力や精度を底上げする為に使う道具だ。

 彼らがまだ数年しか生きていないカレンと同等の魔法しか使えないという可能性はほぼ無いはず。


 それに、カレンには手を拘束された状態で魔法を放てる確証は無かった。

 実践した事がないのと、魔法にはある程度の集中や自分なりのルーティーンのようなものが合わさって初めて発動できるものなのだ。

 

 カレンの場合、〈アイス〉と〈ファイア〉を使う時は、手を前にかざして掌から魔力を放出するイメージで魔法を放っている。

 だからこの状態ではいつものように上手くできるかわからない。

 できると確証があったのなら、とっくに逃げ出せていただろう。

 そうしなかったのは、魔法が不発に終わり、状況が悪化するのを回避したかったからだ。


 でも……やるしかないよね。


 限られた最弱の魔法で敵を倒し、シャロンを連れてこの場から逃げる。

 街に入ってしまえばこちらの勝利。


「〈ファイア〉」


 カレンは小声で魔法を唱えた。

 掌から熱い感覚が伝わってくる。

 どうやら火の自体は出せたようだ。

 カレンはその火を手首に縛られた縄に移動させ、炙っていく。

 同時に皮膚も焼けるが、カレンはその痛みを奥歯をかみ締めて耐えた。


「解けた」


 上手く縄が焼き切れたようで、手首の圧迫感がなくなり、両手が自由になる。

 しかしまだ完全に身体が自由になったわけではない。

 カレンは周囲にいる男達にバレないようにゆっくりと火を火を足首に移動させようとしたその時――。


「おい! お前何やってる!?」


 カレンの近くに立っていた痩せた男の声が教会に響いた。

 周囲の敵も一斉にカレンに視線を注ぐ。


やばい!

早く焼き切らないと!


「このガキ、魔法なんて使えたのか!? さっさと止めろ!」

「へい!」


 赤髪の男に命令された痩せた男がカレンに手をの伸ばす。


早く早く早く早く早く早く!!

……よっしゃ――――――!!


「触るなこの野郎!」


 眼前に迫る痩せた男の顔面に掌を向ける。

 それに合わせて火の玉が高速で、男の顔に襲い掛かった。


「なっ――ガァァァァァァ!! アツイアツイアツイアツイアツイ!! ゴフッ!?」


 頭が火達磨になり、痛みで男が暴れまわったが、大きく開けた口から空気を吸い込んだ瞬間に意識が飛んだかのように床に崩れ落ちた。

 吸い込んだ火が内臓を焼いたのだろう。

 痙攣する男のから生き物の焼ける嫌な匂いが漂ってきた。


『Lvが12に上昇しました』


 脳内にLvアップのアナウンスが流れる。

 今までに六回聞いたことがあるものだ。

 どうやら一気に5も上昇したらしい。

 経験地がこのタイミングで入ったということは、あの男は絶命したのだろう。

 人を殺しても経験地が入るとは知らなかったが、好都合だ。


「コイツッやりやがった!」


 次に襲い掛かってきたのは、大柄な男だった。

 カレンは火の玉を大柄な男にぶつけようと考えたが、さっきの〈ファイア〉は消失してしまっていた。

ならば――。


「〈アイス〉!」


 即座に握り拳くらいのギザギザした氷の玉が生成され、男に向かって飛び掛る。

 しかし高速で発射された氷の玉を、男は間一髪でかわす。


 こいつ、意外にすばしっこい!

 でもこれならどうだ!


 カレンは向こうに飛んでいった氷の玉をこちら側に引き寄せる。

 男もこれは全く警戒していなかったようで、グシャッという音と共に男がうつ伏せに倒れた。

 その後頭部は大きく陥没していて、辺りには赤黒い脳漿が散らばっていた。


「うぇっ……」


 初めて人を殺したという実感が湧く。

 あまりのグロさに嘔吐しかけるが、いまは耐えないといけない。

 カレンは立ち上がる。


「〈アイス〉〈アイス〉〈アイス〉〈アイス〉!」


 今までは最大で同時に二つまでしか使えなかったが、Lvアップのおかげか倍の数使えるようになっていた。



「なっ! このガキ、同時に魔法を五つも!?」

「動揺するな! 全部最下級のLv1の魔法だ!」

「でもさっきの見ただろ! あんな動きする魔法見たことねぇよ!」


「うろたえるな! ガキ一人になさけねぇ! この際だ、生死はとわねぇ。そいつを大人しくさせろ!」


 カレンは五つの氷の玉を自身を中心にして円を書くように浮遊させる。

 そのスピードは凄まじく、当たり所が悪ければさっきの男と同じ運命を辿る事になるだろう。

 男達もどうやってカレンを止めるか、手をこまねいている様子だった。


「魔法だ! こっちも魔法を使え!」


 敵の一人が発した言葉に、はっとしたように杖を持った男達が口々に呪文を唱えた。


「〈ファイアボール〉!」

「〈ツインサンダー〉!」

「〈ウィンドカッター〉!」

「やばっ!?」


 放たれたのは、火炎の玉と紫色の螺旋状に飛ぶ電気と見えない刃。

 恐らくあれは三つともLv2の魔法のはずだ。

 

 殺傷能力は低いが、直撃すれば行動不能になるのは目に見えている。

 カレンは咄嗟に〈ファイアボール〉に〈アイス〉の一つをぶつけた。

 爆発音と共に二つの魔法が水蒸気となって消滅する。


 残りの二つは手持ちの魔法では対処のしようがないため、カレンは大きく横に跳んでその二つをやりすごす。

 壁に激突した魔法が石の壁に大きな傷跡の残す光景を目にして、カレンは身震いした。

 だが、敵の魔術師はカレンとは違って、魔法を曲げたりはしないようだ。

 それを最も警戒していたので、カレンは同時に安堵した。


 二発目を唱えようと、杖を構える三人の魔術師を目の端に捕らえる。


「させないっ!」


 カレンは四つの氷の玉を操り、魔術師を襲う。


「ひぃ!」


 魔力を練っていた魔術師の一人が小さな悲鳴を上げて後ろを向いて逃走を図る。

 カレンはその背中目がけて〈アイス〉の一つを直進させた。


バキィ!


 魔術師が逆くの字になり床に倒れた。

 たぶん背骨が折れているのだろう。


『Lvが16に上昇しました』


 残りの二人はまだ魔法を唱える準備をしているが、その顔面に魔法を叩きつけた。

 顔の中心が陥没し、眼球が飛び出した二人が身体を仰け反らせて倒れた。


『Lvが22に上昇しました』


 血まみれになった三つの〈アイス〉はまだ消えていない。

 心なしか、前よりも強度が増しているようだ。

 今なら〈ファイア〉を使って攻撃しても、一撃で魔法が消滅することもないだろう。


「〈ファイア〉〈ファイア〉〈ファイア〉〈ファイア〉〈ファイア〉!」


 Lvが上昇し、単純にカレンの魔力量が増えたのだろう。

 合計10個の魔法をぐるぐると円を書くように操る。


「一瞬で三人も殺られただと!? コイツは何者だ!? ただのガキじゃなかったのか!」

「しらねぇよ! なんなんだよこの魔法は、Lv1じゃなかったのか!?」

「魔法を同時に3つ以上使える魔術師なんて、魔法国のネームドでも一部しかいないはずだぞ!?」


 剣をやナイフを構えた男達がうろたえだす。

 何か口々に叫んでいるが、どうやらカレンの魔法に驚いているようだ。

 自分も同時に10個の魔法が出せたのには正直驚いたが、Lv1の魔法だし、こんなものだろうと思っていた。

 

 しかし、彼らの様子を見た感じではそうではないらしい。

 ビビッてくれるのなら好都合。

 ちょっとだけ自信が付いてきたカレンは、渦を巻く複数の魔法を手当たり次第に敵にぶつける。


 グチャ

 ベチャ

 ボキッ


「ギャアア!」

「腕がぁぁ!」

「助けて、許してくれ、ガァッ……」


 かなり凄惨な状況になっているがすべての元凶はこいつらだ。

 自業自得。

 カレンの崇高な目的――異世界フリーダムライフを邪魔する者には死あるのみ。

 一人残らず倒してやる。


『レベルが25に上昇しました』


 気づけばこの場に立っているのは残り数人になっていた。

 カレンとシャロン、そして赤髪の男とその部下三名。

 部下は全員腕や腹を抑えていて良くて重症だろう。


 こうなったら、あの一番強そうなやつから先にやっちゃおう。

 この調子ならたぶん大丈夫だ。きっとなんとかなる。

 カレンは赤髪の男と対峙すると、10個の魔法をすべて赤髪の男に放った。


「はぁッ!!」

「ちょうしに……調子に乗るなよこのガキが!!」


 額に青筋を浮かべた赤髪の男は腰の剣を抜き去ると。


「〈旋風斬〉!!」


 斬り払われた剣から爆風が巻き起こる。

 カレンは知る由も無いが、放たれたのはLv4の剣技。

 高速で襲い掛かった10個の魔法が一瞬で消滅させられた。


「なっ!?」

「〈盗賊の抜き足〉」

「え?」


 男が踏み出した一歩でカレンとの距離をゼロになった。

 次に赤髪の男が使ったのは、Lv2の盗賊の技だ。


「オラァ!!」

「ガフッ……」


 腹部に猛烈な痛みが走り、カレンがニメートルほど吹き飛んだ。

 赤髪の男が放ったのは、ただの回し蹴りだ。

 いくらカレンが男達を屠ってきたといっても、肉体はただの五歳の幼女。

 攻撃が当たってしまっては脆い。


「痛い……痛いよぉ……」


 気を抜いたら意識を失いそうな痛みがカレンに襲い掛かる。

 ナイフで刺されるのとはまた違った種類の痛みに、手足を動かすのもままならない。


「カレンちゃん!?」

「きちゃだめ……」


 さっきまでカレンのもう攻撃を唖然として傍観していたシャロンが、カレンの危機に駆け寄ってこようとするのを制する。

 だが、シャロンは聞く耳を持たずに、カレンの傍までくると、涙でくしゃくしゃになった顔で覗き込んできた。


「カレン、カレンちゃん! しっかりして!」

「うん……」


 ぐったりしていたカレンにシャロンは必死に声をかける。

 返事を確認して少し安堵したような表情がとても可愛らしかった。

 だが、その顔の後ろに大きな影が迫っているのに気づいたカレンは息を呑み、そして叫ぶ。


「シャロン! 逃げっ――」

「え?」


 疑問の色を浮かべたままのシャロンの首が、無慈悲な音を立てて床に転がった。

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