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300文字小説

神様のお仕事

作者: 林 秀明

「じゃあまず前に10歩歩いて」

裸足で真っ直ぐ歩く。目隠しをしているので前が分からない。

「次に右に3歩」

「左斜め前に7歩」

「うーん、あと半歩後ろに下がって」


どこからともなく声が聞こえてくる。いったい誰なのだろう?


「よし、そこだ。そこで指示があるまで待っておいて」


ゆっくりと座ると紙がカサカサと動いた。どこからともなく紙の上を歩く音が聞こえる。

それは近付いてきたかと思うと鳴り止んだ。


しばらくすると、上の方から誰かが言った。


「2016年11月29日21時15分。今君たちが座っている場所が生まれる故郷です。その座標を心の座標として、大切に生きてくださいね」


そして僕たちは世の中へ落とされた。

神様って意外に堅実的な仕事してるんですね。


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