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第5話:バトルロイヤルの激闘


佐藤ハルトは、StreamStarの公式イベント「ライバーバトルロイヤル」の当日、アパートの部屋で緊張していた。ノートパソコンには配信画面が映り、視聴者数はすでに100人を超えている。ハルトの登録者数は220人、対するライバルKAIは1万人。圧倒的な差だが、ハルトには視聴者と新たな味方ユナ、そしてミナミの応援がある。KAIのXポスト「雑魚は黙ってろよ」が頭をよぎるが、彼は深呼吸して気合を入れた。


「よし、絶対勝つ!みんなと一緒なら、KAIだって倒せる!」


バトルロイヤルは「バトルクロニクル」のチーム戦形式。4人1組のグループが戦い、ゲーム内のスコアと視聴者投票で勝敗が決まる。ハルトはユナ(登録者3000人)と、初心者ライバーの「タク」(登録者50人)、無名だがゲーム上手な「リョウ」(登録者200人)とチームを組んだ。対するKAIのチームは、彼のファンクラブから選ばれた実力者揃い。ハルトのチームは「弱者連合」とネットで揶揄されたが、視聴者は「ハルトのダメさが逆に熱い!」と応援ムードだ。


前回の配信「バトルロイヤル直前!ユナと作戦会議&視聴者特訓!」では、視聴者とユナの助けで「ハルトストーム:連続攻撃で敵を圧倒」を必殺技に決め、KAIの弱点「焦るとミスが増える」を突く作戦を立てた。ハルトはノートに書いた目標「KAIに勝つ。登録者1000人」を握り潰すように見つめ、配信を始めた。


夜7時、StreamStarの公式チャンネルでバトルロイヤルがスタート。ハルトは個人配信も同時進行し、視聴者とリアルタイムで連携。カメラに向かって叫んだ。


ハルト「よお、みんな!史上最低ライバーの佐藤ハルトだ!いよいよバトルロイヤル本番!KAIのチームとガチで戦うぜ!ユナ、タク、リョウと一緒に、みんなの応援で勝つ!コメントで指示、めっちゃ頼むな!」


視聴者数は開始5分で150人。コメント欄は「ハルト、KAIぶっ倒せ!」「ユナ、頼れる!」「ハルトストーム見せろ!」と熱狂。公式チャンネルの視聴者は10万人を超え、ハルトの配信にも注目が集まった。


試合開始。ゲーム内では、4チームが広大なアリーナでスコアを競う。ハルトのチームはユナの指示で守りを固めつつ、敵の隙を突く戦術。ハルトは視聴者のコメント「右に移動!」「アイテム取れ!」に従い、キャラを動かす。だが、案の定ミス連発。「うわ、死にそう!w」と叫ぶと、コメントが「ハルト、らしいw」「でも頑張れ!」と盛り上がる。


KAIのチームは圧倒的だった。KAIの「秘密兵器」は新キャラの高速コンボ技で、敵を次々撃破。公式チャンネルのコメント欄は「KAI、強すぎ!」「ハルト、雑魚すぎw」とKAI優勢。ハルトは焦りを感じたが、ユナのボイスチャットが冷静に響く。


ユナ「ハルト、KAIを挑発して乱せ。視聴者と一緒に騒げば、KAIのペースが崩れる」


ハルトは頷き、配信で煽った。


ハルト「よお、KAI!お前の秘密兵器、かっこいいけどさ、俺のハルトストームも負けねえぞ!みんな、KAIをビビらせろ!コメントで応援だ!」


視聴者数が170人に跳ね上がり、コメントは「KAI、負けろ!」「ハルト、突っ込め!」と加速。ハルトは視聴者の指示でKAIのキャラに突進し、ハルトストームを繰り出す。失敗も多かったが、KAIの動きにわずかな乱れが生じた。


中盤、ユナの戦略が光る。タクとリョウが囮になり、ハルトがスコアアイテムを確保。視聴者の「ハルト、左の宝箱!」「敵避けろ!」という指示で、ハルトは奇跡的に高スコアを獲得。コメント欄は「ハルト、すげえ!」「チームワーク最高!」と大盛り上がり。公式チャンネルの視聴者も「ハルトのチーム、意外とやるじゃん」と反応し始めた。


終盤、KAIのチームが猛反撃。KAIはハルトを直接狙い、高速コンボで追い詰める。


「雑魚、終わりだ!」とKAIのボイスチャットが響く。ハルトはピンチだったが、視聴者の「ハルト、諦めんな!」「ストームで逆転!」というコメントに背中を押され、最後のハルトストームを放つ。KAIのミスを誘い、ギリギリで反撃成功。試合終了時、ハルトのチームはスコア2位、KAIのチームは1位だった。


視聴者投票の時間が来た。公式チャンネルの投票で、ゲームスコアと視聴者の支持率を合算して優勝が決まる。ハルトは配信で視聴者に呼びかけた。「みんな、俺たちの戦い、どうだった?KAIにはスコアで負けたけど、俺たちの熱さ、絶対負けてねえ!投票、頼むぞ!」


視聴者数は200人に達し、コメントは「ハルト、最高だった!」「投票した!」「KAIよりハルトのチームの方が熱い!」と熱狂。公式チャンネルのコメント欄にも「ハルトのダメさがクセになる」「ユナの戦略、すごい」と好意的な声が増えた。投票結果は接戦だったが、KAIのチームが僅差で優勝。ハルトのチームは2位に終わった。


ハルトは配信で頭を下げた。


ハルト「みんな、ありがとう!KAIには負けたけど、2位って、俺には信じられないよ!ユナ、タク、リョウ、視聴者のみんな、ほんと感謝!次は絶対1位取るぜ!」


配信後、登録者は一気に400人増え、620人に。StreamStarのトレンドに「ハルトのバトルロイヤル」がランクインし、Xでは「#ハルトストーム」が話題に。KAIはXで「@HaltStream 2位?まあ、雑魚にしては頑張ったな」とポストしたが、ファンからは「ハルト、意外と強かった」「次はガチでヤバそう」とハルトを認める声も上がった。


翌日、コンビニのバイト中、ミナミが興奮気味に話しかけてきた。


ミナミ「ハルト、2位ってめっちゃすごくない!?Xでめっちゃバズってるよ!ほら、見て!」ミナミがスマホを見せると、ハルトの配信クリップが数千リポストされていた。


「でも、KAIには勝てなかった…」ハルトは悔しそうにつぶやいた。


ミナミ「バカ!KAIの1万人に対して、220人で2位だよ!?ハルトの視聴者、めっちゃ熱いじゃん!次は絶対勝てる!」


そこへ、ユナが店に現れた。


ユナ「ハルト、昨日はお疲れ。2位、悪くなかったよ。KAI、結構焦ってたみたいだし」


クールな口調だが、彼女の目には笑みが浮かんでいた。


ハルト「ユナ、ほんとありがとな!次は一緒に1位狙おうぜ!」


ユナは頷き、去り際に言った。


ユナ「次はもっと視聴者を巻き込め。あなたの強みは、視聴者との絆だから」


その夜、ハルトは新たな配信を始めた。

タイトルは「バトルロイヤル反省会&次への一歩!」。視聴者と試合を振り返り、KAIに勝つための新企画を考える。視聴者数は250人、コメントは「ハルト、2位おめでとう!」「次はKAI倒そう!」と熱い。ハルトは視聴者の提案で「ファン感謝イベント」を企画。視聴者と一緒にゲームやトークを楽しむ配信を定期開催し、登録者1000人を目指す。


配信後、ハルトはノートに新たな目標を書き加えた。「KAIを倒す。登録者1000人。視聴者と一緒に世界一へ」


史上最低ライバーの戦いは、仲間と視聴者の支えで、さらに大きな舞台へ進もうとしていた。

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