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漫画プルートウで考えたこと

ネットフリックスで浦沢直樹の漫画「プルートウ」のアニメが始まった。

エピソード3迄見たが、その中でロボットの人権反対運動が描かれていた。

「ロボットに人権はない。殺していいんだ」と叫ぶロボット反対運動の人々。

デビルマンという漫画で扇動されて虐殺を繰り返す人間たちが描かれていたが、これも似ているように思えた。


ふと現実を思い返したとき、先日読んだ新聞記事を思い出していた。

オーストラリアの女性が米軍横須賀基地の米兵にレイプされた事件の顛末を書いた記事だった。

日米地位協定あるいは密約によって日本の国内に駐留している米軍は治外法権になっている。

極端に言えば駐留している米兵に殺されようとレイプされようと訴えられないし罪にも問えない。

記事によれば及び腰の日本の警察や司法に絶望しながらもこの女性は米国まで犯人を追いかけ、米国の裁判で勝訴を勝ち取ったと書いてあった。

そして日本の在日米軍の在り方と日本の関係の見直しを訴える・・云々。

これはかなり稀有な例だと思う。

沖縄をはじめこの問題に苦しんでいる人はもっとたくさんいるだろう。


先のロボットは人間じゃない、だから何をしてもいいという発想に立ち返る。

人間には感情があるからすべてがそうではないだろう。

だからこそ今現在、虐殺等の大きな事件は起きていない。

あるいはもみ消されているだけで、本当は起きているのかもしれないが。


駐留している米兵から見たら日本人はどう見えているのだろうか。

「あれは人間じゃない。だから殺そうが犯そうが許される」

それは極端な話に思える。

でも事実としては罪に問えないのだからそう考えられても対処できない。

人間は感情の生き物だ。

動物が虐殺されていたら守ろうとする人間もいる。

日本が有事に見舞われたとしたとき、米兵はどう考えるのだろう。

「サルは後回しだ。日本の領土もどうなろうと知ったこっちゃない。敵が俺たちの領土まで来なくさせることだけ考えろ」

そう考えるのだろうか。

あるいは考えないと表面的に言いながらも根底にはそう考えるのだろうか。


殺伐としてきた今の日本では善意を信じることが難しくなってきた。

その典型がもうすぐ訪れるハロウィンだと思う。

同型だと成人式や花火大会他各種イベントの数々。

でもやはりハロウィンと成人式での傍若無人なふるまいは目をひく。

目を引くためにやっているのかもしれないが、その結果がどうなるかは顧みられていない。

独りよがりで自分勝手。

日本人に限らないだろうがひどくなっていく様は加速している気がする。

今年は渋谷を封鎖するらしいがそれでも事件が起きる気がして仕方ない。

それほどに人を信じられなくなってきている。


ネットの記事にこんなのもでていた。

アメリカ人ユーチューバーが友人たちと日本国内をただで旅行する方法を競った動画を投稿していた。

ユーチューバーは車掌が点検に来る際はトイレに隠れていたと書かれていた。

旅客会社は対応を検討中とあった。

回転すしの騒ぎと似ている気もする。


今年はハロウィン後にジョーカーを気取って電車内で火をつける人がでないことを願っている。

人が信じられないと警備も厳重にしなければいけなくなって費用も嵩む。


信用をかちとるのは時間がかかる。

しかし信用を失うのは一瞬。

この重要性を今生きている人たちは忘れてしまったのだろうか。


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