第2話 軽いオシャレではダメらしい
今日は、昨日琴葉と約束した通りお出かけに行きます!
普段から友達と出かけたりするけど、親友とのお出かけは楽しいよね〜!(昨日顔を褒められたのを引きずっている)
「よぉー! 弱気! まった?」
「!?」
そこにはナイスバディをお持ちの、私の親友、琴葉がいた。
「あ、あんた胸見せすぎじゃない!????」
「え? これ〜? 彼氏が選んでくれたんだよ笑」
「その彼氏、本当に大丈夫!?」
えぇ?笑 大丈夫だって〜?笑 と笑い話をしながら、目的地へと足を進めた。
「ふぅー! やっと着いたね!」
「そうだね、ここまで割と距離あったね」
私は汗を拭いながら、琴葉との会話を続けた。
「時間もいい時間だしお昼から食べよっか!」
「そういえば? 琴葉はフードコートとかで、彼氏と来た時、どういうの食べるの?」
「あぁ〜私たちは、気が合うからその日の気分でも会うんだよね〜」
「え? どういうこと…???」
「だから〜笑、私と彼氏は気が合うからぁ笑」
「じゃあ、もし私に彼氏ができたら、琴葉達と同じように、同じ料理選んだりするのかな…?」
単純な疑問だ。私と接点がある人は少ないと言えども、人生において運命の人とは、必ず出会うということは知っている。どうしても、もし、付き合ったら、、、ってことを考えてしまう。
「そーなんじゃない?笑 でも、あんたが弱気になって相手の意見押し付けられるだけかもしれないけどねー笑笑笑」
「、、、///」
私に彼氏ができたら、運命の人と会えたら、ということが私の創造力を掻き立てた。
「お前、何照れてんだよっ!笑」
「彼氏が出来た時のイメージトレーニングしてて笑」
「そんなことやんなら早く作れよ!笑」
そういった琴葉は次の瞬間目を細めて、私の体を上から下までじっくり見た。
「何見てんのっ!?」
「いや、弱気さぁ〜、オシャレじゃないね、、、」
その言葉を聞き私は膝を着いた。
「ということでフニ黒でもいこっか!」
「うん!」
そうして、私たちはフニ黒へと向かう。
「うわぁー!ここのフニ黒、広いね!」
「すご、、、」
ここのショッピングモールにあるフニ黒はでかいと聞いていたが、想像を遥かに超えた広さで、空いた口が塞がらなくなってしまっていた。
「!」
何かを見つけた琴葉は、そこ目当てに一目散に走っていく。もちろん私も直ぐに追いかけた。
「はぁ…はぁ…琴葉どうしたの?」
「この服、めちゃくちゃ弱気に似合うと思ったんだよね、、、」
そう言って琴葉は、グレーのパーカーを私に渡してきた。
「これ着れば似合うこと間違いなしだよ!」
「ほんとに?」
「ほんとに!」
疑いの目を向けながら、試着室に行く。鏡の前に行くと、そこには知らない人がたっていた。
「これって私!?」
「お! 弱気可愛ーじゃん! やっぱり似合うと思ってたんだよねーん♪」
「自分で言うのもあれだけどめちゃくちゃ可愛い、、、」
「でしょー! さっすが私! センスの塊!」
今日わかったことがある。それは、友達と買い物に来る楽しさと、オシャレをすることでとてもオシャレにかわれるということだ。
なので、私は今日選んだ服に合う服を探すことを決意した。
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