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なろう劇場 戻ってこいと言われてももう遅い編

作者: 他界

 冒険者をしている俺は、今、人生で一番のピンチに見舞われていた。

 パーティメンバーに追い出されてしまったのだ。さっさと出ていけ。そんな薄情な仲間達の言葉が思い出させる。

 でもまあ、しょうがない。俺は俺なりに頑張ってたつもりだったけど、何の役にも立ってないダメな奴だった。ろくな準備もさせてもらえぬまま突き飛ばされ、放り出されるのも当然だ。


 プロポーズするつもりの恋人を、一時間も待たせてるんだから。


 花束とか準備したけど、今までそんなもの用意したこともない冴えない俺が突然持って行っても間の抜けた絵にしかならない。一張羅だとタキシードも用意したけど似合ってなかったし。馬鹿な事して遅刻するくらいならとにかく迎えに行くべき、そんなこと俺もわかってるけどやっぱり断られたら怖いじゃん。

 物理的に思いきり背中を押されて、ようやく待ち合わせ場所に向かってるけど、やっぱり怒ってるだろうなぁ。せめて遅刻してなきゃちょっとは成功率上がったかもしれないのに。今更言っても遅いか。


「ああくそー! 頼むから時計の針よ戻ってこーい!!」


「時計に戻ってこいと言われても……もう! おっそーい! いつまで待たせるの!」


 そりゃお冠だよねぇ。

 でもいいんだ。この後ちゃんと謝って、プロポーズして、成功したから。ヘタレな俺の尻を叩いて送り出してくれた仲間にも感謝しないとな。

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― 新着の感想 ―
[一言] 誰も不幸になっていない珍しい回。
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