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光を守護する影の物語 旧題:異世界転移物語  作者: 転移待人
0章 -プロローグ-
3/29

邂逅

文章書くのって難しいね。

地球で巻き込まれる部分までの話はいつか書く。

 「⋯⋯」


──声が聞こえる。


 「⋯⋯さい」


──聞こえるけど、上手く理解出来ない。


 「⋯⋯を開け⋯⋯さい」


──俺は、今、何をしてるんだっけ。


 【いい加減に目を開けなさい。】


 「っ!?」


 突然脳内に響いた音に驚き、反射的に目を開く。


 「ようやく目を開きましたね」

 

 脳内に響いた音と、同様の音を発する物がそこに有った。⋯⋯いや、居た。が正しいのか?

 それは、恐らく人⋯⋯か?

 全体がモザイクのようにぼやけており、何も特徴が見えない。

 ⋯⋯視界がぼやける程、長く目を閉じていたのか俺は。


 「私の姿が視認しづらいのは、貴方の目のせいではありませんよ」


 「⋯⋯それは、どういう事だ?」


 「私は神。それ故決まった姿を持ちません」


 神⋯⋯ね。

 素直に受け入れるわけではないが、自称神である事自体に突っ込みは入れるまい。

 こういう事を言いだす奴にそんな事を言ったところで、まともな返答が来るとは思えん。


 「ふむ。何が故なのかはわからんが、ぼやけて見える理由は把握した」


 そこまで話した俺は一息つき、一つ問うことにした。


 「⋯⋯で。この状況を簡潔かつ、理解しやすく説明願いたいわけだが?」


◆──────────◆


 「おめでとうございます。貴方は召喚術の対象に選ばれました」


 「⋯⋯はぁ」


 確かに理屈抜きで呑み込めば、これ以上理解しやすく簡潔な説明は無いだろう。

 加えて俺が自称“ヲタク未満パンピー以上な二次元好き”である、という誰得な情報を脳裏に浮かべておこう。


 「おめでとうございます。貴方は召k」


 「聞こえているし理解もしているから、もう言わんでいい」


 すると何か。

 このモザイクから色々恵んで頂き、恵んで頂いたモノを活用し、異世界を救う。という事か?


 「察しが良いですね。ですが貴方が思い浮かべているモノとは少々異なります」


 「ナチュラルに思考読んでくるんだな。モザイクにはプライバシー無いのか、モザイクの癖に」


 「私から一方的に恵む事はしません。取引です」


 ⋯⋯スルーだよ。って待て。


 「あ?世界救うって部分は否定せず、取引だって?そんなの何処の馬鹿だったら喜んで飛びつくんだよ」


 「貴方達地球人は異世界へ転移・転生できる機会があれば、どれ程のデメリットが有っても、尻尾を振って飛びつくと記憶してますが」


 コイツの中の地球人、チョロすぎるだろ。


 「⋯⋯その言い振りだと、既に何人かは飛びついたように聞こえるが?」


 「ええ、既に10人程。比率は10/10ですね」


  訂正。地球人チョロすぎ。


 「で?この流れからして分かるだろうが、俺の言いたい事は」


 「拒否する。地球に戻せ。この辺りでしょうか」


 「わかってるじゃないか。さっさとしろ」


 「ふむ。分かりました」


 存外物分かりが良いものだ。と思考した瞬間。


──では死んでください。


 「は?」


 俺の返答が届く前に、モザイクから鋭い光が放たれる。


 「っ!?」


 無駄だと考える間もなく、本能で両腕を交差させ身を守る。


  光は⋯⋯俺の半歩先に刺さり、地面を抉った。


 「なに⋯⋯を⋯⋯?」


 「貴方もご理解頂けましたか?拒否権は有りません。いえ、拒否は出来ますが、命を代償にして頂きます」


 コイツは⋯⋯本気か⋯⋯?

 ブラフの可能性もある。危険を突き付け道を塞ぎ誘導する、所謂恐喝だ。

 だが仮にブラフだとして、要望を突っ張り異世界行きを拒否しても、俺を戻せるのは現状このモザイクしかいない。

 簡単に恐喝紛いな事をする奴が、すんなり要望を聞いてくれるか。

 それに合わせて、突っ張るとしても、賭け金は自分の命。


 「して、どうなされますか?」


──俺の返答は⋯⋯。


 「⋯⋯わかった。異世界に転移しよう」


 「賢明な判断です。それでは⋯⋯」

 一息置いて、モザイクはこう言った。


──貴方の大切なモノと引き換えに

     異世界で役立つ能力を授けましょう──

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