表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/981

桃瀬、クラスメイト会議を行う6

「……と、こんなかんじかな」


「なるほど。確かにこれからの僕たちには充分過ぎるほど重大な情報だった。知っていると知らないとでは雲泥の差が付くほどにな」


「スキルは自分の行動で手に入るのか」


「魔法覚えられるんだよな! 方法は!?」


「福田聞いてなかったのか? 魔法書を読んで実践して試行錯誤して自分に合った魔法が覚えられるんだ」


「……魔法、魔法か……クク、闇魔法がついに我が手に……」


 黒い笑みを浮かべるロア。彼女はすでに魔法を覚えることしか頭に無くなったようだ。


「まずは王様に交渉してみよう。魔法を覚えて、出来ればレベリングにも付き合って貰おう。パーティー分けもした方がいいな。28に……先生入れて29人だし、5人ずつの6班に別れよう。1班だけ4人になるが問題はないだろ?」


 中井出君の言葉に皆が頷く。パーティー分けしてどうすんのってことは二の次らしい。


「じゃあパーティー決めだが、とりあえず魔王討伐を見据えて闘える者が固まって貰うことにしよう。他のメンバーも闘いは行って貰うが、情報集めや武器防具を揃える内政役をやって貰おうと思っている。出来れば前衛後衛がしっかりとしたメンバー構成を作りたいのだが……」


「中井出君。それなんだけど、私は転生したらしい磁石寺君を探すから私のパーティーに入ってくれる人は探索を手伝って貰いたいかな。無理なら私は単独行動でもいいよ」


「流石にそれはマズいだろう。誰か一緒に行ってやれる奴は……」


「わ、私、一緒に行きます」


 九重さんがいの一番に立候補。


「まぁ、友人の恋路アル。ワタシも一緒してやるネ」


「ふ、友の窮地とあれば否応なし。我も手伝ってやろう」


「ありゃりゃ。出遅れちゃった。私とイルラちゃんが入ると六人になっちゃうなぁ」


「私一緒確定カ郁乃?」


「もっちのろっんでありますよ~。そんでねそんでね。私達はサトリを開いて皆を助けるのだっ」


「あー、天竺とイルラさんは一緒の班な。後は……」


「わた「私も手伝うわ高藤さん」」


 兎月ちゃんが仕方ないから磁石寺探し手伝ってやるわ。という雰囲気で声を出そうとした直後、河井さんが立候補した。

 立ち上がりかけた兎月ちゃんが思わずがたんと座り直す。


「河井さんが、か? 彼女達とはあまり親しくないだろう?」


「それでも、磁石寺君が死んだ一件は私も関わりがあるのよ。直接殺した訳じゃないけど、私達の問題に巻き込まれて死んだ訳だし手伝わせてくれない。ほら、私の個別スキルは至高回復ナオセヌモノナシだから役に立つわよ」


「あ、そういえば。でも、いいの? 河井さんなら引く手数多だと思うけど?」


「別に私が所属したい人はいないし、手伝わせてほしい。ダメ、かな?」


「ううん。むしろ嬉しい。こちらからお願いしますっ」


 私と河井さんは席を立ち、対面に来ると、にこやかに握手を交わした。

 これで5人。私のパーティーはキワモノっぽいけど出来あがった。後はレベリングとやらでレベルを上げるだけだ。

 その辺りの方法はゲーム好きの九重さんがいるから大丈夫だろう。回復の術も河井さんが来てくれたことで問題無くなったし、確か涙亞さんが武術を習得してるって言ってたから近接戦闘もなんとかなるだろう。ロアさんが本当に魔法覚えたら……遠近に対応できるオーソドックスパーティーができるかもしれない。ちょっと期待しとこう。


「じゃあ他のメンバーを……」


「あら、私天音ちゃんとしか組む気ないわよ」


「桜坂と夜霧は一緒だな。ふむ。俺としても検証班は必要だな。瀬尾、悪いが一緒の班になってくれるか? 書記も頼みたいジョセフィーヌ構わんか?」


「うん。大丈夫だよ」


「オケー。書記引きうけました」


「ちょ、ジョゼがその班に行くならわたくしも行きますわ」


「木下もか、調整役が欲しいな……戸塚、手伝ってくれ」


「私? まぁいいけど」


 戸塚さんが御指名されて驚き、自分を指差しながらま、いっか。と自己納得していた。


「坂上~、組もうぜ」


「相田、またお前とか。俺は女と組みたいんだが」


「いや無理だろ。お前つい先日二股バレて河井によってクラス中にクソ野郎って知られたばっかじゃん。ヤンデレ以外付いてくる奴いねぇって」


「チッ。しゃーねぇ。おい、そこで暇してる男共、俺のチームに入れてやる」


 坂上君の言葉は有無を言わさず、鏡音君、福田君、田代君が強制加入させられた。

 多分だけどあの面子が夜霧さんの空いた三人のスペースを狙っていたので腹いせに女性から遠ざけたようだ。


「夜霧さん、悪いんだが一緒の班に入れて貰えるかい? 君のゲーム知識を教えてほしい」


「ん。ヘンドリック君たちならオケ」


「えー。二人きりがよかったのにぃ」


「ソーリーミス桜坂。ミーとヘンリーをよろしくネー」


 どさくさにまぎれてジョージも桜坂さんの班に入ってしまった。


「あー、なんだ。折角だし残った面子でスポーツマンチームでも作るか?」


「え? そ、そうね。だったら私とら、莱人……と、元道さんと上田君は確定かな」


「私もか? まぁいいが」


「スポーツチームかぁ。真廣さんと一緒か、野球やってて良かった……」


「オゥ! スポーツならサンバも入るデショ。私もその班入るヨー」


 ルルジョパが入ったことでこちらも定員になった。

 残ったのは桜坂さんの班に1人、天竺さんの班に3人だ。でもどっちかは四人組みになる。

 残ってる人は兎月ちゃんと先生。そして精神異常の中浦さんだ。


「中浦はできるだけ外に出ない方が良いだろう。天竺、お前の班に入れてやってくれ」


「いいよー。ね、イルラちゃん」


「気落ちしているようですし、共にサトリを開きましょう。きっと悩みも解決しますよ?」


「だったら気落ちしてる先生も一緒で良いんじゃね?」


「ふむ。ではそうしよう。となると、残りは雲浦か。桜坂たちか天竺か。お前は確か正義の味方なんだったか。外に出た方が良いだろ。桜坂チームに入れておくぞ」


 そして最後に兎月ちゃんが強制加入することでメンバーが決定した。


 -----------------------------------


メンバー表


1班

 坂上博樹、相田勇作、鏡音孝作、福田孝明、田代康弘

2班

 中井出勧、瀬尾祷、ジョセフィーヌ・ラングウッド、木下麗佳、戸塚葉桐

3班

 高藤桃瀬、九重西瓜、二階堂ロア、戒涙亞、河井稲葉

4班

 桜坂美与、夜霧天音、雲浦兎月、ヘンドリック・ワイズマン、ジョージ=W=ロビンソン

5班

 元道真廣、赤穂楓夏、真壁莱人、上田幸次、ルルジョパ

6班

 天竺郁乃、イルラ、東雲咲耶、中浦沙希


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ