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うさぎさん、勧誘開始

 と、言う訳で、やってきましたどっかの森。

 守護者たちに味方になってくれるようにお願いするのである。

 ただ、既に十数件回って成果ゼロ。


 既に回ってた狒狒爺共のせいで向こうに付いてる奴ばっかである。

 近隣の守護者は巨大な実力者を攻略しておけばソイツが勝手にヘンドリック側に誘い始める。

 御蔭で要点だけ抑えた狒狒爺の作戦勝ちである。


 クソ、今の所協力してくれるのはエリスエールとルアネの姐さんくらいだぞ。

 なんでこんな、戦争前から切羽詰まった状況になってんだよ!?

 意味不明過ぎるわ。


 どっかの三国志にいた司令官じゃねーんだぞ。

 戦争前から部下全部消えましたとかふざけんな。

 ええい、まだだ、こっち側が駄目なら南の守護者たちだ!


 北側は捨て置くことに決めて南の守護者の元へと向かう。

 ピスカに抱きしめられて一瞬である。

 これなら狒狒爺共より先に辿りつける筈。


 南の森にダイビングアタック。

 頼む、そこの守護者君、俺の陣営に来てくれぃ!

 湖畔でゆったり日向ぼっこしていたバイソンっぽい守護者にお願いする。


 ―― すまんの、タマという魔物からヘンドリック陣営に属するよう告げられて安請け合いした後じゃ ――


 クソ、タマァッ!!

 あいつら狒狒爺が北に、タマが南に分かれて全守護者に総当りしやがった!?

 ええい、こうなったら総辺りするっきゃねー。ピスカ、時間短縮で行くぞ!


「了解であります」


 それから何十、何百の森へと突撃した。

 数ヶ月前から動いている狒狒爺たちのせいで守護者は軒並みヘンドリック組。

 クソ、俺の評判を吹聴されてるせいでこっちに引き抜きすらできねぇ。


 何か方法は……

 方法は……

 方、法はっ。


「はぁ、ウサギ陣営? おとといきやが、きゃぁーっ!!」


 ふはははは、そうだ。遠慮などするものか、どうせ敵に回るってなら強制的に俺の陣営に引き抜けばええんじゃーいっ。

 女性型守護者は皆俺のもんじゃーっ!


「エマージェンシー、マスターが暴走したであります」


 ―― 予想はしてた ――


 ―― いつか、やると思ってました ――


 ええい、ボルバーノスとゲスター煩い。

 というかなんでお前らの居た森が向こう陣営に属してんだよ! ふざけんなよ。


 ―― 代替わりしたからねー ――


 ―― ピエロ君、狒狒爺に屈したらしいよ。実力が違い過ぎて頷くしか出来なかったって ――


 あの野郎、完全に負け犬化してんじゃねーか。

 最初の、テメーの森奪い取ってやるくらいの性格は何処行ったんだ。

 完全に寄らば大樹、長いモノに巻かれるタイプになっちまってんじゃん。


 それから俺たちは、無数の守護者を勧誘して回ったのだが、開始時期が遅かったようで、守護者は全てと言っていいほどヘンドリック側に回っていることが判明した。

 ゆえに戦争中は全守護者が森からでて戦争に参加するんだと。

 守護者はかなり強いからなぁ。

 俺相手に過剰戦力じゃね?


 ま、それはもはやどうでもいい。

 俺は地道に引き抜きだ。そう、女性型守護者さんを徹底的に勧誘してくれるぁ。

 エロス的になぁ!


「しかし、横のつながりがある以上あまり多用されるのは……」


 ―― ひゃっはー、酒ぇ、金ぇ、女ァッハッハー、全て俺のもんじゃーい!! ――


 で、あります。と言う前に言葉を切ってやったぜ。ピスカが呆れてやがる。

 しかし、ピスカの心配はすぐに現実化した。

 何度か襲いかかったら俺達が着た瞬間から森の魔物たちが殺気迸らせ始めたので泣く泣くそういう森は放置で、というかそこから先ほとんどだった。


 守護者同士で情報共有されてるらしく、俺らが着た瞬間出てけコールの嵐である。

 これでは他の守護者をこちらに引き込むのは不可能だろう。

 クソ、多分だが、遠距離で念話使える守護者が殆どの守護者にパス繋げて一気にヘンドリック側に向かいやがったな。


「自業自得であります」


 何をおっしゃる。俺が一体何したってのさ。

 いいかいピスカ。俺という存在に対してどう対応するかは人それぞれなのさ。

 こちらに付いてくれる奴だっている筈だし。


「今の所マスターが襲った女性魔物位しか味方にならないでありますが?」


 世の中理不尽だ。

 ええい、次だ。次に行くぞ!


「回ってない森は残り二つとなるであります」


 え? もうそんなに?


「いえ、回ってない森はまだあるでありますが、私の索敵に反応しているので、もはや敵対していない森が二つだけであります」


 つまり、二人の守護者以外は既にヘンドリック側になっちまってる、と。


「急いで向かいましょう、であります。誠心誠意頼むでありますよ?」


 合点承知之助だぜぇ。俺のお願いスキルで自分から味方にしてぇって言いに来るぜ?


「先行き不安であります。それと合点しょうなんとかというのはなんでしょう? であります」


 うん、そっちは忘れておくれ。ただのジェネレーションギャップって奴さ。フッ……

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