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ウサギさん、真名を手に入れる

「では次は儂らの方か」


 リルハとエフィカの話を聞いたライゼンはふむ。と顎に手をやると、何処から話そうかと小首を傾げる。

 丁度マールちゃんがお茶を持って入ってきた。

 なんか、独特なコップだな。いや、コップというか、紅茶用のカップ?

 この世界の技術って結構ありそうだな。装飾品も普通の宿屋にしては結構綺麗じゃね?


「皆さんどうぞ。長い話になりそうですから」


「わ、ありがとうございます」


「ここのお茶美味しいですよね。何のお茶ですか?」


「神様が異世界から取り寄せたと言われているアシク茶です」


「へー。そんな貴重なものを?」


「いえ、貴重というか。近くで栽培してる農家があるので毎年分けて貰ってるんですよ。実質0ストロです」


 というか、神様が異世界から取り寄せたって一般人が告げることじゃなくね?

 ここの世界と神様の関係ってどうなってんの? 神様よ、あんたもしかして定期的に下界に降りていろいろな異世界グッズ売り込んでる?

 思わず天を仰ぐ俺。その近くにお茶入りのカップが置かれる。


「ふむ。ではお茶でも飲みながら、マールの出会いから話すべきかの」


 カップが置かれた席に座ったマールにライゼンからの無茶振り。

 話を聞いていなかったマールは「へ?」と目を白黒させる。


「えっと? 誰との出会い?」


「ダーリンとのですよ!」


「ダーリン? あ、ウサギさんのことか」


 ダーリンじゃわからんだろ。一瞬はてっと小首を傾げながら別の部屋に視線を向けていたぞ。多分レット君の寝ている場所を反射的に見たと思われる。


「ウサギさんとはね、レットと二人で森に出ていた時に出会ったんです」


 あの時はゴブリンだっけ? 追われてたんだよね。トレイン行為でレット君達になすりつけて逃げ切ったと思ったら空を飛んでたんだ。


「……で、ウサギさんが空を飛んで行って。なんだろうって思ってたらキルベアが現れてレットが一撃で沈んじゃって」


「ダーリンが空を!?」


「状況からしてキルベアに叩かれたのね。よく生きていたわね」


 本当にな。くいしばりがあって本当に良かった。


「私に迫ってきたキルベアにもうダメだって思った瞬間でした。クマにゴブリンの腰布を投げてウサギさんが助けてくれたんです」


 そこからはマールちゃんが見たウサギさんの英雄譚。なんか恥ずかしい。

 思わず両手で顔を覆う俺を放置して、キルベアを倒すウサギさんの話が語られて行く。

 なんか傍から聞いたらマジ凄いよな。ウサギがクマ倒したんだし。


 さらにその後はライゼンさんによるブラックコボルト討伐を行うウサギさんの話に移行する。

 エフィカも驚いてはいるが、リルハの感動した表情は酷い。もはや神様の話を聞く狂信者みたいな顔になっている。

 ヤバい、リルハさんちょっと怖いです。まさか、まさかヤンデレストーカーみたいになったりしませんよね?


「す、すごいよダーリン。ダーリンはやっぱり凄いウサギだったんですね!」


 そして抱きしめられて頬ずりされるウサギさん。

 もやはされるがままである。

 まぁリルハに頬ずりされてるだけだしむしろ俺としても嬉しいので逃げる必要がないだけなのだけどな。


「あー、ほんとにいたーっ」


 ……なんだ?


「うさしゃんだーっ」


 部屋に無遠慮に入って来たのはとても小さな女の子だったのだ。

 とてとてやってきた少女は、俺に頬ずりしていたリルハから俺を強引に奪い取る。

 まさか奪われるとは思っていなかったリルハは呆然とした顔をしていた。


「うさしゃんおかえりーっ」


 少女、確かリアっていったか? は俺の胴を持って天高く掲げると、その場でくるくる回りながら笑いだした。

 楽しげに笑う少女は場の雰囲気を吹き飛ばすかのように割り込んで、俺を抱えて喜ぶ。


「ちょ、あの、そのウサギさんは……」


「うさしゃん!」


「へ?」


「うさしゃんはうさしゃんなの!!」


「え? えーっと、うん? うん、そうだねー」


 リアの勢いに気押されリルハが頷いたその瞬間、俺の身体が光り輝く。


「ひゃわぁ!?」


 あ、こら急に放すな!

 リアが急に手を離したのでくるりと身体を入れ替え着地。

 着地上手が仕事しました。

 光は一瞬だったようで、地面に足付いた時には光が収まっていた。

 しかし、今のはなんだったん……


 ―― サイキックラビット・シロウサギ がネームドモンスターに進化しました! ――


 はい?


 ―― サイキックラビット・シロウサギの名称はうさしゃんになりました! ――


 ちょっと待てぇ!?

 まさか、とステータスを確認する。


 名前:うさしゃん

 種族:サイキックラビット・シロウサギ

 二つ名:雑草ハンター・ハイエナ・ヤリ逃げ犯・暗殺兎

 状態:発情

 Lv:6

 HP:183/183

 MP:62/62

 TP:60/60

 状態:普通

 所持ストロ:3962000

 経験値ストック:5


 うわああああああああああああああああ!?

 俺の名前は、うさしゃんになったらしい。グレるぞ畜生ッ。

 ----------------------------------------


 名前:うさしゃん

 種族:サイキックラビット・シロウサギ

 二つ名:雑草ハンター・ハイエナ・ヤリ逃げ犯・アホの子・人生の迷い子・暗殺兎/状態:発情

 Lv:6  HP:183/283 MP:62/72 TP:60/70

 所持ストロ:3962000

 経験値ストック:5

 技スキル:咆哮/連打/シュート/飛び蹴り/ドロップキック/回し蹴り/掌返し/疾風怒涛/魔素取り込み

 マジックスキル:親指消えまーす/中の人消えまーす!/ステッキから花/貫通しまーす/隠すと増えます/何処からでも出ます/連なって出ます/人体切断マジック/ボックスマジック/浮き上がる杖/空飛ぶウサさん/脱出

 魔法スキル:魔力弾/魔力盾

 盗技スキル:盗む/強奪/魔法で盗む/マジックスティール/乱れ盗む/連続盗み/HPを盗む/MPを盗む/TPを盗む/心を盗む/パンツ盗む/ブラを盗む/知能を盗む/視界を盗む/気力を盗む/状態異常を盗む/スキルを盗む/お金を盗む/

 常用スキル:ステータス表示(Lv2)/変身/索敵(Lv1)/根性/身代わり/不退転/勝利の雄たけび/魔力視/魔力吸収/魔力変換/身体強化/拉致(Lv2)/経験値手動割り振り

 耐性スキル:毒耐性(Lv2)/麻痺耐性(Lv1)/腐食耐性(Lv1)/魔力耐性(Lv1)

 常時スキル:危険察知(Lv2)/忍びの一撃/雑草魂(Lv1)/死者への誓い/くいしばり/魔力回復・極小/水泳/浮上/木登り(Lv1)/壁昇り(Lv1)/着地上手/テクニシャン/絶倫/異種間性交・可/生殖器最適化

 種族スキル:粗食耐性/脱兎/病気弱点/ぷにぽよん/擬態

 加護:麒麟の加護/系統樹確認

 不要:カードスラッシュ/スプーン曲げ・微/カードを切る/飛び跳ねる/百面相/予告状/破壊音波


所持品

草類

 薬草×74、薬草(毒)×58、薬草(麻痺)×59、薬草(沈黙)×77、薬草(腐食)×23、薬草(狂化)×47

 毒消草×85、麻痺取草×84、雑草×208、即死草×51、たんぽぽ×20、ヘンルーダ×30、宝石草×5、虫下し草×17、エリ草ぁ×142

 マキノコ×104、サルノコツカケ×76、笑い茸×66、パラライマッシュルーム×27、マジックマッシュ×5、梅茸×2、ドクササコ×41、カエンタケ×3

肉類

 蛇肉(毒)、虫肉×8、ゴブリンの肉×27、鹿肉

 オークの肉、豚頭、犬肉、豹肉、熊の手、熊肉

毛皮類

 ホーンディアの毛皮、グリズリーの毛皮、豹の毛皮、コボルトの毛皮、ブラックコボルトの毛皮、

 臭い腰布×21、綺麗な腰布×2

武具類

 緑の小さな鎌×8、棍棒×25、ホーンディアの角、青銅の槍

装飾品

 熊耳カチューシャ、豹柄Tシャツ、タキシード、蝶ネクタイ、シルクハット、ステッキ、赤いハンカチ

その他

 魔石×2、魔石・極大、ポイズンスネークの尾、進化の種、退化の種×999、ミニチュアハウス

ゴミ

 虫の羽×8、???からの手紙

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