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うさぎさん、S級冒険者会議再開

 事後処理を終え、俺たちはコロアへと戻ってきた。

 なんかもう最後は皆面倒臭がったせいでディアリオさんの転移でぱぱっと戻って来たぜ。

 S級冒険者共から帰り送って? と懇願されたからな。お前らそれでいいのかよ?


 ただ、まぁ、S級としての矜持っつか、まぁ、なんかいろいろと理解はできたかな。後始末の段取りとかどこまでやればいいのかとかはよくわかった。

 とくにリクゥーが懇切丁寧に教えてくれたので覚えやすかったよ。男共から嫉妬の視線が突き刺さって来たけどな。


 で、コロアに戻ってきた俺たちは会議室へと直転移したのでそのまま会議の再会をおこなうことにしたのだ。

 クロウ君がガドウィンさんを呼びに行く。

 まさかガドウィンさんもこんな短期間で帰ってくるとは思っていなかったようなので普通に執務中らしい。


 ところで、ディアリオさんや、なんで泥団子がそこにいるのかな?


 ―― いや、なんか森はギョギョンに任せてこっち遊びに来たいと言って来たから ――


 行動理由がボルバーノスさんと丸被りじゃねーか!?


 ―― なんかウサギ君についてった方が楽しそうだし? ――


 ―― それは思った ――


 いえーっとハイタッチするボルバーノスとゲスター。

 ダメだ。守護者ってこういう思考回路の人多いのかな?


「もう戻ってきたのか皆。随分早かったな」


 クロウに連れられてやってきたガドウィン。

 よっす、と手を上げて挨拶するボルバーノスさんとゲスターを見て一言。


「ボルバーノス君が二人に増えたのかい?」


 だよなーっ。そう思っちゃうよなー?


「ガドウィンさんも二人の声が一緒に聞こえるんですか?」


「え? ええ、それが何か?」


「成る程、第一印象次第なんですかね?」


「ウサギと同じ感性か」


 ―― 失敬な。こんな泥団子と一緒にしないでくれません ――

 ―― 失敬な。こんな化け蜘蛛といっしょにしないでくれません ――


 やっぱり一緒だよこいつらーっ!

 だよなーガドウィン。


「え? ええ、確かに同じ声には聞こえるが……」


「まぁ、それはどうでもいいんだ。さっさと席に付けうさ公」


 俺の席ねーじゃんか!?

 畜生、楓夏、もふるが良い。


「なんで私!? あ、ちょっ……うぅ、無駄にもふもふで抗いがたい……」


 まだ襲っていないクラスメイトたちは正直襲いかかると他のクラスメイト達が敵になりかねないからな。合意の上状態にしなければなるまいよ。

 そう、少しずつ、少しずつ俺を受け入れさせるのさ。


「そして安心した所を襲う訳ね」


 ああ、そう……って、なぜ分かったぁ!?

 おま、ジョゼ、俺のひそかな企みをなにぶっちゃけてくれてんの!?

 お前俺に絶対服従誓ったんじゃねーのかよ!?

 この前からちょいちょい反骨心むき出しにしやがって。


「それじゃー、クロウ君、結果から聞こうか」


「ああ、三人ともな、充分合格圏内だ。正直実力については申し分ない。後は経験とスキル構成だな。その辺りは俺らでおいおい教えて行けば一週間もあればモノになるだろ。ウサギに関してはあまり言いたくはねぇが、充分過ぎる働きだな。っつかディアリオだっけ、お前もS級冒険者登録しちまっていいんじゃねぇか?」


「いや、クロウ君、ディアリオ君ってそこの赤ちゃんだろう? さすがに前例が……」


「だぁう」


 ―― 私もあまり縛られるのは好きではないのだが? 基本自宅にいるし ―― 


 赤ちゃんですもんね。ってか最近は一緒に居ますけど向こう大丈夫っすか?


 ―― 今両親は結婚周年記念旅行の真っ最中でな、家に居ても暇なので遊びに来た。執事に伝えてあるから問題は無い ――


 それ、どういう状況?

 絶対メイドさんとか探しまくってるっしょ。お子様がいらっしゃらないっ!? とか大混乱起きてない?


 ―― そんな訳……少し戻ってくる ――


 あ、起こってたんだ……


「折角だしSランクのギルド証一つ用意しといてくれや。ディアリオ登録しとこうぜ。あいつは絶対登録しといたほうが良い。出来るだけ早いうちに、今すぐにでも、だ」


「なぜそれ程彼を引き込みたいんだねクロウ君?」


「ウサギの飼い主みたいなもんだぞ、あいつが居るだけでウサ公大人しくなるんだから同じS級冒険者にしとけば抑止力として依頼できるだろーが!」


「なるほどっ! 良い判断だ」


 ちょっと待てぇっ!?

 俺の抑止力ってどういうこったよ!?

 確かにディアリオさんと一緒だとエロ方面はちょっと遠慮しちゃうけどもっ!?

 頭上がらないし、ディアリオさんの命令は絶対、だけれども……あれ? これ普通に抑止力だ!?


「なるほど、ウサギ君にも自覚があるというのなら確かに彼は必要か。では直ぐに用意して来よう、また戻って来るんだろうね?」


「戻って来なかったとしても私が渡して登録を済ませておきましょう」


 アトエルトが率先して告げる。

 うん、お前が本気出してディアリオさん登録させようとするなら何処に逃げても追っかけてきそうだな。

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