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ウサギさん、次の目的地へ

 円卓の間へとやってくる。

 円卓だよ円卓。クソジジイが商談などは丸テーブルのほうが決まりやすいんじゃ。とかいう理由で拵えたらしい巨大円卓。

 謁見の間近くにあった会議室を改造したらしい。


 俺はジョゼが起き上がって問題無くなれば来るように、と言われていたので葉桐とジョゼと共にやってきたのである。

 道中、ジョゼに抱きしめられる俺を見て葉桐がジト目を向けて来た居たが、いいだろ別に、ジョゼが安全になったってことを皆に見せつけるためだよ。

 だからそれ以外の理由は一つも無いんだよ? 本当だよ?


 円卓の間にはこの城に存在する全員が待っていた。

 上座から時計回りに、ボルバーノスさんとその頭の上に座ってるディアリオさん。

 天音、美与、真廣、中浦、楓夏が座り、その横の席が空いていたので葉桐が座る。

 イルラ、ルルジョバ、一つ開いて雲浦、咲耶。

 ヘンドリック、福田、ジョージ、上田、真壁、中井出、瀬尾。

 カルセット、ペルセア、イリアーネ、セレスティ―ア、リベラローズ、エペ、グレース。

 レパーナ、スラ子、アーボ、ハーピーちゃん、ルアネ、ユーリンデとその背後にチェルロ。

 そしてボルバーノスさんとユーリンデの間に座るチョコミント。

 なんでアーボまで一席持ってんだ?

 しかも開いてる席ってどう見てもジョゼ用だよね?


「ジョセフィーヌさん、あんたはまだ疑惑しかないから私の隣よ。下手な動き見せたら正義の名の元にぶっ倒すわ」


 また出たよ正義厨。中浦に挑発されたばっかじゃん。こりないね。

 ルルジョバがハローとジョゼに挨拶。戸惑いつつも冷静に返すジョゼ。

 あの、ところでさ、ウサギさんの座る場所って、どこかいな?


「ああ、M・Cはちょこまか動くと聞いたから円卓全体が椅子扱いじゃ。真ん中辺りで大人しくしとれ」


 それって360度全員から見られてろってことじゃないですか、やだー。

 真ん中にやって来ると、はずかしーっと顔を覆ってくねくねしてみる。

 皆の白いジト目が突き刺さった。

 ぐふっ、いつも以上に精神的ダメージが!?


「さて、ようやく落ち着いて決められるわい」


「えーっと今後の方針、ですよね?」


「うむ。まずはこの城、秘密結社新生インセクトワールドの正式名称を決めねばの。あとこれからの行動方針、人も多いので簡単なルール作りもいるじゃろ。殺しは学級裁判、とかの」


「なるほど。俺達としてはそこまでする必要はないとは思うが、この城にまだまだ入って来る誰かには明確なルールが与えられているほうが過ごしやすいか。殺人はするな、強盗はするな、などの簡単なルールと罰則を決めておくのは確かに必要だな」


 ルールねぇ。

 俺の女に手を出すな、くらいかなぁ。

 出した男が居た場合罰則は……ジョージと添い寝とか?


「Noーッ!? ミーまで罰則じゃないかい!?」


 むしろジョージへの罰の方が多そうだな。


「その辺りはおいおい考えるとして、最初の議題は?」


「そうじゃの、とりあえずこれからどこか向かうところがあれば、城を移動させておいた方がよかろ?」


 あー。それじゃコロアに向かってくださいな。


「ちょっと待ってくれ。あたい、下の森の守護者なんで戻りたいんだけど?」


 あ、そう言えばそうだった。じゃあルアネの姐さん。ちょっとオイラが送って行くぜ。


「止めろエロウサギっ。テメェこれ以上女性を襲うなら俺は断固抗議すっぞ!」


「そのとおりデース。ウサギ反対ーっ!」


 うるせぇモテないブラザーズ!

 テメェーらは酒場のおっさんたちとおっさんずラヴってりゃいいんだよ。

 アゴクイされて俺の酒を飲ませてやるぜぇって言われて来やがれ。


「意味わかんねーよ!?」


「さえずるなヒヨッコども、話が進まんわい。そこの嬢ちゃんだけ降ろせばよいのかの?」


 ―― それについては問題はない。この会合とやらが済めば我が転移で送っておこう ――


 さすがディアリオさん。話がわかるっ!

 ルアネの姐さん、どうっすか、ウサギ同士今夜一緒に寝ませんか?


「え? えー、そうだなー。あたいとしてもウサギとしちゃぁイケメンの部類に入るあんたとは吝かでもないんだが、あたい、結構おばさんだよ? 千年くらい生きてるし?」


 容姿良ければすべてよし! ロリババァ最高ーっ。


「このウサギ、本気で救いの無い変態ね」


「でしょう? 災難だったわねジョゼ。私達を監禁しようとした罪は……まぁあまりにも可哀想だったから許しておくわ。イルラはどうする?」


「右の頬をぶたれればぁ、左の頬を差し出せばよい。つまり、気にしない」


 うん、その例えを出した意味がわからん。

 でもイルラ様の言うことは絶対じゃー。

 ああ、今日も神々しいっすイルラ神様。


「……ねぇ戸塚さん、あのウサギ、イルラを拝んでるんだけど……」


「……慣れて」


 呆れるジョゼに、既に諦めモードの葉桐は一言で締めくくった。

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