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ウサギさん、既に敵意はないって信じるの? 皆信じちゃうんだ……なんでさ?

「おい、嘘だろ!? 俺の奴隷契約を無くした!?」


 落ち付いたハーピーちゃんに奴隷契約の代わりに死に戻りスキルが手に入ってる事を告げると、なぜか俺に食ってかかるハーピーちゃん。

 いや、俺に言われても。俺が奪った訳じゃないし? 神様に文句言ってよ。


「しかし、あの鏡音がなぁ、姿形変わっただけでなんっつーか……」


「Oh、私もなんかこう、許してしまいたくなりマース」


 福田とジョージはハーピーちゃんの身体付きに夢中だ。

 何しろ上半身裸だから。

 さすがにこのままだとアレか。男性陣が目のやり場に困ってる。

 ほいよハーピーちゃん。使っておくれ。


「なんだそりゃ? ブラジャー!? いや、お前、俺は男……」


「今は女じゃない。他の男に変な視線向けられたくなければ装着しときなさいよ」


 と、ぶつくさ言いつつ楓夏がハーピーちゃんに近づき、糸の合間からブラジャーを装着させてしまう。


「お、おい、止めろっ!? うぅ、なんか慣れねぇ……」


「下は……羽毛で隠れてるから問題ないわよね? 一応穿いとく?」


 下着もあるよー。まぁ……使用済みではあるけれど。

 これ、実は経験値おじさんからドロップした使用済み、というか装着済みブラと女性物下着なんだけど……言わなきゃ、わからないよな?


「クソ、着たくなかったのに……」


「というか磁石寺、なんであんなの持ってたんだよ?」


 ドロップアイテムですが何か?


「え? ドロップでブラジャー出るの! どんな魔物!?」


 女性陣がなぜか眼を輝かす。

 ここで真相告げたらなんか恐ろしいことになりそうなので俺はエペに助けを求めるような視線を向けた。

 一瞬意味が分からなかったエペだったが、ある瞬間ハッと気づいてハーピーちゃんが身に着けていたモノを見る。

 見る見るうちに青醒めた。

 なんてもの身につけさせてるんですか!? と眼が言っていた。

 だって、丁度いいアイテムボックスの肥やしだったからつい……


「どうしたのエペ?」


「え? いえ、なんでも、はい、なんでもありません」


 なんか、怪しい。

 皆そう思ったようだが、エペが凄く気まずそうな顔をしていたので碌なことじゃないと聞かないことにしてくれたようだ。

 よかったねエペ。そして問い詰める相手を変更したことで逃れたようだ。俺も真相を告げる事が無くてよかったよかった。


「それで、鏡音どうすんだ?」


「え? あー……さすがに見付けた以上キャッチ&リリースはすべきじゃないわね。どこで何されるかわからないよりは近くで拘束しといたほうがいいし。奴隷契約スキルは無くなったんでしょ? どうやったか知らないけど。なら、手元に連れ歩く方がいいんじゃない?」


 まぁ、男の時に女性に対して酷いことしてるもんなー、隷属とか……

 え? セレスティ―ア? なんのことかわかりませんなー。


「んー。赤穂さん、それなんだけど、こいつ、うさしゃんに襲われたよね?」


「え? あー、まぁ、そうね」


「んじゃ問題無いでしょ。ボルバーノスさん、拘束も解いていいと思うわ」


 どうしたね美与? お前だったら一番に天音にとって危険になる可能性もあるからここで殺してしまいましょう。とか言うと思ったのに。


「さすがに拘束解くのはどうかと思うが? 危険人物なのだろう?」


「良く聞いて皆。こいつは既に、うさしゃんのテクニシャン攻撃、受けたのよ。すでに敵意はないわ」


 いや、敵意はないわって美与。そんなことで……ってボルバーノスさんなんで拘束解いちゃうの!?


「え? い、いいのかお前ら?」


「鏡音君、いえ、ハーピーちゃん、あのね……」


 拘束を解かれて自由になったハーピーちゃんに歩み寄る美与。

 何をするかと思えば、耳元で何かを囁く。

 あの、ウサギさんイヤーで聞こえちゃってるんですが。


 って、なんでハーピーちゃんも満更でもない顔で頷いてんだよ!?

 いや、別にいいけども。おまえさんがそれでいいならいいけどもっ!?

 とりあえず、ウサギさんのハーレム候補が一人増えたってことでいいのかね?

 それ、本当に信じていい奴か!?


「ん。美与が大丈夫っていうなら大丈夫」


 いや、天音も大概だな。美与はお前のストーカーだぞ。あんまし信じちゃダメな人だと思うのだが。


「ま、ウサギにオトされてるなら問題はないか。ウサギにオトされるってこと自体が大問題だけど」


「あ、はは。磁石寺君ホント節操無いな。……私には近づかないでね」


 ひどっ!?

 嫌がっても葉桐には近づいちゃうもんねー。うりうり。


「きゃぁーっ!? ちょ、近づくなって言った途端に近づいてくんなエロウサギっ」


「はいはい、アホな事やってないでそろそろ行こうぜ」


「ここの探索、本格的に始めるんだろ?」


 そうだな。さっきみたいに天音に先頭行かせるのはちょっと危なそうだな。


 ―― なら、ワタシが前に出る ――


 なるほど、スラ子が前にでるなら余程の事が無い限り俺が間に合わなくても致命的な事にはならないか。

 よし、じゃあそれで。レパーナはボルバーノスさんに乗せとこう。糸でぐるぐる巻き……え? そのままスラ子に突き刺しとくの? え? 俺も?

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