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うさぎさん、ヤり逃げ

 ……

 …………

 ……………………


  ―― 状態異常:発情期・狂兎化バーサーク が解除されました ――


 ……え?

 はっと我に返る。

 気付いた時には身体がだるい。

 目の前にはベッドの上で荒い息を吐く一人の少女。


 その姿どう見ても事後です。

 どう見てもレイプ目です。

 相手の男、どこですかね?

 まさか兎さんとか、違いますよね? よね?


 でも、男が居る気配はないし、入って来たのなら俺が気付かない訳がない。

 いや、でもさっきまでなんか理性失ってたし、何があったか自分でも覚えてないのがちょっと怖い。発情期・狂兎化バーサークやっべぇわ。

 定期的に性欲を処理するか耐えきって耐性を手に入れるしかなさそうだ。


「おーい、リルハ。さっきからなんか凄い声聞こえてたけど、何してたんだ?」


 誰かの声が聞こえた。

 気配が近づいてくる。

 マズい。いろんな意味でマズい。どうしよう? 


 咄嗟に周囲に視線を走らせる。

 こうなればもう逃げるしかない。ヤり逃げになるがこれは仕方ない。

 俺は命を優先する。リルハには嫌われただろうし、ここに残れば兎鍋にされかねない。

 というか、人を性的に襲う兎とか人にとったら脅威以外の何者でもないだろう。ラビットハンターが出現しかねない。やべぇ、急いで逃げないと……


 脱出路は二つ。

 一つは入口。今から一度だけ開かれるチャンスがある。

 もう一つは窓。この世界にはガラスが無いみたいなので吹きさらしだ。木枠で蓋をするようになっているみたいだが、今はつっかえ棒一つで開かれている。隙間からなら充分抜けだせる。ただし、ここが何階かによっては骨折の危険もある大ジャンプだ。


 あるいはスキル中の人消えまーすを使ってランダム移動するか。三つに一つか。あ、待てよ。あのスキル使えばもしかしたら。

 行くぜ!

 選択したのは窓。

 ドアが開く瞬間俺は窓から身を躍らせる。


「……ぁ。ダメッ待って兎さ……」


 リルハが我に返ったのか何かを告げようとしたが、俺は窓から空へ、そしてスキル使用、空飛ぶウサさん!

 よし、身体が浮遊してるぜ。浮遊……自由落下だこれーっ!?

 うおおっ助け、自殺になってしまうっ、誰か助けて――――……ん?


 くるりと三回転して俺は見事に着地を決めた。

 おおぅ、今になって兎さん浮いてますよ。

 どうやら空飛ぶウサさんは接地状態からじゃないと使えないらしい。

 しかも一センチくらいしか浮いてない。歩きにくい。死にスキルだこれ。


 どうやらスキルの一つ着地上手の御蔭で事なきを得たらしい。

 滅茶苦茶心臓に悪かったわっ。もう二度とダイブはしねぇ。

 今回は通行人のおっちゃんも居なかったから落下ダメージで即死かと焦ったし。


 とりあえず、脱走っ。

 リルハが人を呼ぶより早く、俺は森へと逃げ込んだ。

 ふぅ、取り合えず穴倉に戻れば安全だろう。待っててくれ我が姉よ、今、行くぞ――――っ! 


 ……

 …………

 ………………


 ……と、言う訳で帰って参りました。

 おなつかしいマイハウス。否、家というより穴倉です。

 洞窟の中は薄暗く、赤い目が一対、暗がりから覗いている。

 うん、いるね。オネエサマいらっしゃいますね。

 俺が居なくなってからもずっとここから動いてないね。

 この姉大丈夫か?


 洞窟内に入ると、ひんやりとして気持ちいい。

 なんかもう我が家に帰ってきたという謎の安心感があるな。

 穴の最奥地点辺りに陣取ったマイシスターはもっきゅもっきゅと口を動かしていた。

 未だに食事中かな? それ、何日間もっきゅってんの? 口の中で発行してアルコール出てません?


 そんな事を思いながら姉の横に戻ってくると、そのまま眼を閉じる。

 さっきまで眠ってたけど激しい運動をしたようで疲れが酷い。

 お腹の減り具合はそこまでない。何しろ戻ってくるまでに道草食べて来たからね。


 文字通り生えてた薬草やら毒消し草をもっきゅもっきゅしてきたよ。

 そう言う理由でお腹はあまり空いてない。

 状態が普通じゃなく発情状態になってるけど、おそらくこれは一生モノなんだろう。


 さっき初の発情が来たんだ、だからこの先はずっと発情状態と付き合って行かないとならないんだろう。

 そして放置しているとバーサーカー状態になって勝手に身体が動き出す、と。

 ウサギ、マジ生き辛い。

 なので泥のように眠ることにした。

 いや、理由との関連はあんまりないけどとにかく疲れたから。


 後のことは起きてから。

 俺はもうとにかく寝たいんだ。

 姐さん、お隣お借りしま……くっさ。やっぱ離れて寝よう。

 何十日と微動だにしていないせいで恐ろしいことになっていた姉から距離を取って眠る。

 もしかして母兎たちが消えた理由って、姉さんが臭すぎたからなんじゃ……


 ----------------------------------------


 種族:サイキックラビット・シロウサギ

 二つ名:雑草ハンター・ハイエナ・ヤリ逃げ犯/状態:発情

 Lv:6  HP:183/183 MP:62/62 TP:60/60

 所持ストロ:3962000

 経験値ストック:5

 技スキル:咆哮/連打/シュート/飛び蹴り/ドロップキック/回し蹴り/掌返し/疾風怒涛/魔素取り込み

 マジックスキル:親指消えまーす/中の人消えまーす!/ステッキから花/貫通しまーす/隠すと増えます/何処からでも出ます/連なって出ます/人体切断マジック/ボックスマジック/浮き上がる杖/空飛ぶウサさん/脱出/カードスラッシュ

 魔法スキル:魔力弾/魔力盾

 盗技スキル:盗む/強奪/魔法で盗む/マジックスティール/乱れ盗む/連続盗み/HPを盗む/MPを盗む/TPを盗む/心を盗む/パンツ盗む/ブラを盗む/知能を盗む/視界を盗む/気力を盗む/状態異常を盗む/スキルを盗む/お金を盗む/

 常用スキル:ステータス表示(Lv2)/変身/索敵(Lv1)/根性/身代わり/不退転/勝利の雄たけび/魔力視/魔力吸収/魔力変換/身体強化/拉致(Lv2)/経験値手動割り振り

 耐性スキル:毒耐性(Lv2)/麻痺耐性(Lv1)/腐食耐性(Lv1)/魔力耐性(Lv1)

 常時スキル:危険察知(Lv2)/忍びの一撃/雑草魂(Lv1)/死者への誓い/くいしばり/魔力回復・極小/水泳/浮上/木登り(Lv1)/壁昇り(Lv1)/着地上手/テクニシャン/絶倫/異種間性交・可/生殖器最適化

 種族スキル:粗食耐性/脱兎/病気弱点/ぷにぽよん

 加護:麒麟の加護/系統樹確認

 不要:カードスラッシュ/スプーン曲げ・微/カードを切る/飛び跳ねる/百面相/予告状/破壊音波


所持品

 薬草×29、薬草(毒)×8、薬草(麻痺)×9、薬草(沈黙)×34、薬草(腐食)×3

 毒消草×8、麻痺取草×8、雑草×3、即死草×20

 蛇肉(毒)、ポイズンスネークの尾、ミニチュアハウス

 緑の小さな鎌×8、虫肉×8、虫の羽×8

 ゴブリンの肉×18 棍棒×16

 臭い腰布×12 ホーンディアの角 鹿肉 ホーンディアの毛皮

 熊の手、グリズリーの毛皮、熊肉、熊耳カチューシャ

 豹肉、豹の毛皮、豹柄Tシャツ、魔石×2、魔石・極大

 犬肉、コボルトの毛皮、ブラックコボルトの毛皮、獣臭い腰布×2

 タキシード、蝶ネクタイ、シルクハット、ステッキ、赤いハンカチ

 進化の種、退化の種×999、擬態の心得

 オークの肉 青銅の槍 豚頭 ???からの手紙

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― 新着の感想 ―
[一言] 元々犯罪者思考の輩は犯罪者になるのは必然か(笑)マジこういう輩は死ねばいい
2020/01/01 08:08 退会済み
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