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うさぎさん、コロアと連絡

 桃瀬との連絡が終わった。

 正直あんなに想われていたと思うとやるせないというか罪悪感が酷いと言うか。

 だって、欲望のままに襲いまくってたんだもん。向こうは一途に死んだ俺を思ってくれてたのに、やべぇ、これは純愛に生きるしかないのか……


 うん、無理だ。

 もう俺は穢れちまったのさ。

 状態も常時発情してるし。

 というか、発情中だから、そう、仕方ないじゃないか!

 そうだよ、仕方ないんだよ。

 俺が女性を襲うのは状態が常時発情だからなんだよ。だから俺は悪くないんだよ。


 よし、罪悪感は吹っ飛んだ。全部神のせいだ。

 桃瀬とは話し合いをしよう。俺の身の上話を聞いてくれればきっと分かってくれるさ。

 その後のことはその後考えよう。


 今は、とりあえず次の連絡先だな。

 天音、コロアでいいんだよな?

 えーっと連絡付けばいいんだけど……


 コロアの方にも連絡が行くように伝えてあるので魔道具を作動させる。

 ギルド長の私室にこの水晶のちっこいやつがあるらしく、ギルド長同士はそいつで連絡取ってるらしいのだ。

 なので、コロアギルド長に話が行ってる筈なので、そろそろここに来ててもおかしくない筈なのである。


 果たして、コロアと繋がった水晶玉には誰かの人影が映る。

 お、誰だ誰だ?

 ……誰だっ!?


 現れたのは厳ついはげ頭のおっさんだった。

 めっちゃ筋肉質で厳つい顔。

 斧持った野人といった体つきのヤバそうなおっさんだった。

 たぶん体臭がキツいんだろうって想像が付く。


『よぉ嬢ちゃん、連絡付いたってことぁ無事みてぇだな』


「ガロワさん? 皆は?」


 なんだよ知り合いか。

 まぁ、この連絡部屋に入ってる時点で信頼出来るおっさんだったな。

 


『街中をお前ら捜索に向かってる。俺だけギルドに探しに来てた、運良くお前らから連絡が来たって話を聞いたからここで待機してたんだ』


「そっか」


『で、何があった? 聞いた話じゃ隣の国いるんだって? なんでそんなことになっちまったんだ?』


「それは……」


 それは俺から説明すっぜ。天音だと庇いそうだしな。


『うお!? 誰だ? ……まさか、アーボ、なのか!?』


 なんでじゃぁっ!?

 あ、そうか、このおっさんから見えるのはアーボを抱えて俺を頭に乗せた天音の姿だ。

 つまり、真正面に来てるのがアーボになるんだろう。

 こっちだよこっち!


「あ。今の声はこっちのうさしゃんさんです」


『うさしゃん? おお、上にウサギが乗っかってたのかよ』


 よっすおっさん。とりあえず説明すっぞ。


『ウサギがしゃべるとか驚きだが、そう、だな。自己紹介など詳しい話は合流してからにすっか』


 と、言う訳で、ガロワっていうおっさんに天音が隷属されて美与に連れられて隣の国に来ていたこと、俺がそこへやって来て美与から隷属を解かせたことを簡単に説明。

 さすがに美与がそんなことをしたのか!? って驚いたな。

 ガロワさん曰く、甲斐甲斐しく世話してるだけの優しい女の子だと思っていたらしい。

 ただのストーカーだったんだよ。残念だったな。


『とりあえず、こっちはこっちで適当に説明しとく、帰ってくるのは問題ねぇんだな?』


「うん。ウサギさんと一緒に、結構な大人数で戻るね」


『了解した』


 よし、これで連絡も終了だな。

 連絡部屋を出て皆のいる受付まで戻る。

 まだ向こうは試験中らしい。

 大した試験じゃないから問題は無いだろう。


 相手の冒険者もそれなりに高ランクで人物評価もいい人らしいので王族相手でもちゃんと怪我無く倒してくれるだろう。

 美与が見てるはずなのでヤバいことにはならないと思うけど、美与だからなぁ。エペは多分止めきれないだろうし。

 カルセット君に頑張ってもらおう。

 あとチェルロは邪神崇拝者だけど常識はそれなりだからリベラローズが暴走しても止めてくれるはずだ。


 彼らが戻ってくる間に俺と天音は情報扱い所で勇者たちの動向を調べる。

 中井出勧と瀬尾祷はロードモスに居るらしい。ついさっき冒険者ギルドに顔を出したそうだ。

 折角なのでコロアにいるから良かったら顔だせ。とだけメッセージを頼んでおく。

 ところでロードモス国ってどの辺り? あれ、カラザンの上じゃん。結構近いな。あ、でもコロアには結構遠い。


 ちなみにコロアからロードモスには、まずミリキアに来て、そこから北に二国でミトランゼ国。それからミトランゼで左、というか西に向かえばロードモス。

 カラザンからだと数国抜けないとだから面倒なんだよね。


 あと真壁たちはラパト辺りに居たらしい。多分レッセン共和国向けて移動してんだろうな。ディアリオさんに気が向いたら歓迎してやってくれ。と伝えとこう。

 本来なら六班に分かれて移動していたらしいけど、なんやかんやあって可動しているのはこの面子。

 あと、二班の女性陣がシャコタン王国に居るらしいんだけど、城にいるだけなのでギルドにはまず来ないらしい。連絡も現状も分からないんじゃどうにもならないな。ディアリオさんに監視頼んでみるか?


 一班は壊滅してるし、坂上、相田、鏡音は死んだし、福田はコロアに居るらしい。

 二班に居た木下はライゼンじいちゃんと一緒にコーライだし、六班は一班の暴走でちりぢりに別の班にいるそうだ。

 ふむ、別に合流する必要はないとはいえ、皆が安全かどうかはちょっと気になるな。あと転生したと思しき三人の動向も調べておきたいところだな。

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